流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

妄想劇場・番外編

妄想劇場・番外編

信じれば真実、疑えば妄想……


昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー、

落語の原型とも言われている
江戸小咄は、 江戸時代の
庶民の楽しみとして広く伝わって
おおらかに性を笑いに取り入れて
現代にまで至っています。 
お色気小咄は日本だけではなく、
外国にもあります、西洋小咄です
公平無私
さる町の僧正さま、おいぼれ馬にのって

教区巡視に出かけました。
山間の村をおとずれ、意外のご馳走になった僧正さま、
寝るときに、「わしの馬は、おいぼれじゃが、
長年かわいがっている。どうぞ大切にしてやってくだされ、
わしと同じようにな」

村の坊さん、僧正さまに寝床をゆずって、
じぶんは隣家に泊まったが、
馬が気になり、夜中、住まいに帰ってみると、
何とご機嫌になった僧正さま、
女中のマリーを引きいれて寝てござる。
ふんがいした坊さん、さっそくうまやへ行き、
僧正さまのおいぼれ馬に、じぶんの牝馬をあてがった。
おいぼれ馬は大よろこび。

さて、翌朝、僧正さまが、馬にのって帰ろうとすると、
昨夜がたたって、馬がふらふら、
十メートル行っては、足がガタガタ、
二十メートル歩いては、足がヨロヨロ。

僧正さま、おどろき、
「わしの馬をどうなされた?」
「大切にしてやりました。僧正さまと同じように・・・」

おあとは、よろしいようで…

 

三角関係
えー、三人てえなァ、いくら友達でも、
気の揃わないことはあるもので、
これが男一人に女二人だの、女一人に男二人・・・
なんてえことになりますと、
三角関係てんでややこしい問題も起こりがちで・・・。
女房と妾が、男ォ中にはさんで、
「おまえなんざ、殺してやる!」
「殺してやりたいなァ、こっちのほうだ」
「あら、つねったわねえ」「キャーッ!」

なんて、髪をつかみ、爪を立てての大喧嘩。
いわゆる悋気喧嘩(りんきげんか)てえ奴で、
亭主ァ自分のまいたタネでございますが、
もう取り鎮めようにも、尋常の手段じゃァどうしようもない。
 

床の間の刀ァとるってえと、
ギラッと引っこぬいて、妾のほうに、
「やい、てめえが悪い。かくし女の分際で、
なんだって家までのり込んで来るんだ。
許さぬ、殺してやるから来いッ!」

てんで、片手で襟首をつかんで、
奥の部屋へ引きずり込みます。
むろん、こりゃァお芝居で、男ァ本当は、
女房より二号さんのほうが好きなんですから、
そこへ押し倒すと、早くも口を吸ったり、
さわったりで、始めちゃった。

かみさんのほうは、やれ、
これで厄介者がいなくなるとよろこんで、
しばらくたって、悲鳴もきこえなくなったから、
もしかすると息が絶えたかもしれないと思って、
おそるおそるふすまァ細くあけて、
のぞいてみると、中で妾があられもないかっこうで、
「あー、似ぬ、死ぬ・・・」
女房、びっくり仰天して、眉毛逆立て、
ガラッとあけて、
「このような殺しようなら、わたしを先に殺しておくれ」


おあとは、よろしいようで…


誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴になるから……


歌は心の走馬灯、
花に例えた古い歌
 今さら聞いても仕方がないが
 何処に置いても飾っても
  歌も花も、枯れてゆく……
  人生、絵模様、万華鏡…


18禁 「別れの夜明け」


時は絶えず流れ、
    今、微笑む花も、明日には枯れる




みつお













P R
きれいなお風呂・宣言

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