流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

妄想劇場・特別編

信じれば真実、疑えば妄想……


Mituo

 昨日という日は
歴史、
今日という日は
プレゼント
明日という日は
ミステリー

 
 
  
 
誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、言えば…



東芝解体へのカウントダウン』
~ついに東京地検特捜部が粉飾事件の捜査に動き出す!

内部告発が相次ぎ、特捜が動いた』

日本が世界に誇った電機業界が崩壊している。
東芝は、2016年3月期決算で7100億円の赤字を計上、
1万人のリストラに踏み切る。
シャープは、台湾の15兆円企業「鴻海精密工業」への身売りを決めた。
そんな惨状に追い打ちをかけるように、東京地検特捜部
証券取引等監視委員会による東芝粉飾決算事件の捜査が始まる。

特捜部は、2月29日、東北地方の高速道路復旧工事談合に絡んだ
舗装10社11人を在宅起訴。次のターゲットは東芝粉飾事件となる。
売上高6兆円の大企業だけに、当初、証券監視委は慎重な姿勢だった。
2000億円の利益水増しだが、「赤字」を「黒字」とする
赤黒転換の悪質さはない。従って、当初は、行政処分が適当だとして
課徴金処分に踏み切り、約73億円の納付命令を出した。
本来ならこれで終結だが、東芝からの内部告発が相次ぎ、
証券監視委の独自調査のなかでも、歴代経営陣が
不正につながることを承知で利益のかさ上げをしていたことが判明した。

これを検察への告発を前提とした「特別調査課案件」としたのは、
昨年7月、証券監視委事務局長に就任した佐々木清隆氏。
特別調査課の課長時代、カネボウライブドアの大型粉飾事件を
特捜部とともに積極的に摘発。
上場企業に色濃く残る「粉飾の土壌」に、改めて切り込む
覚悟を固めたという。
それを後押ししたのが佐渡賢一委員長だ。年内に3期9年の
任期を終える佐渡氏は、「課徴金処分でスピーディな処理」は
確立したものの、その分、告発案件が減って、
証券監視委は「市場の番人の迫力が薄れた」と批判されることが増えた。
佐渡氏は、“汚名”を挽回するように、東芝事件の経過を聞き、
「やれる」と、自ら判断を下したという。

『個人株主も決起』

東芝経営陣に対する逆風は、捜査・調査機関だけではない。
身から出たさびとはいえ、後始末を求める外部からの
波状攻撃が止まない。
粉飾決算で株価が下がり損害を受けたとして、関西地方の
個人株主45人が東芝と歴代3社長を含む旧経営陣5人に
計約1億7300万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が
2月19日、大阪地裁であった。

東芝と旧経営陣は責任を否定し、請求の棄却を求めたが、
同様の訴訟は東京、福岡両地裁でも個人株主計56人が
計約3億3500万円の損害賠償を求めて始まっており、
訴訟の長期化と泥沼化は避けられない。

500円台を維持していた東芝株は、粉飾決算発覚後に急落、
昨年11月には300円台に下がり、その後も、
膿は出し切っていない」とみた投資家は、安定株と言われた
同社株を売り続け、今年2月には155円まで下落。その後、
174円(3月1日終値)まで持ち直したが、それでも回復にほど遠い。

捜査着手は、株価や再生に悪影響を与えよう。だが、
特捜部や証券監視委が、そうした日本経済や産業界に及ぼす
影響を考えず、官邸や経産省などへの根回しなしに
捜査を行うとは思えない。

検察関係者が説明する。「東芝にはエネルギー政策に深く関与する
原子力部門があり、日本経済の根幹でもある半導体部門があり、
これからの成長分野である医療機器部門がある。
それらを、どう処理するかの道筋がついたところで着手が決まった」

東芝が、最初に処理を決めたのは医療機器部門だった。
画像診断装置などを手がける100%子会社の
東芝メディカルシステムズの売却を決断した。
1月29日締め切りの同社の入札には、キヤノンなど複数
大手が名乗りを上げ、激しい争奪戦を繰り広げている。
最終的な売却額は5千億円とも試算され、市場からの
高評価がうかがえる。

東芝のアキレス腱のひとつに、子会社の原子力大手
「ウエスチングハウス(WH)」の「のれん代償却」がある。
原発事故以降、WHの資産価値が急落、WH自体が1600億円の
減損処理をしていたのに、親会社の東芝がそうしなかったのは、
資金手当てのメドがつかなかったためだ。
東芝メディカルの売却でWHの価値を見直し、東芝は柱の
原子力部門を維持できる。

『本格着手は近い』

捜査着手の背景に、原子力部門の見通しが立ったことが
あげられており、であれば、この部門の粉飾を問う可能性は薄いだろう。
それは同時に、もうひとつの柱である半導体での立件をうかがわせる。
歴代経営陣は、パソコン事業などでの不正の仕組みを認識したうえで、
利益のかさ上げを求めていたのではないか。
既に、第三者委員会の報告書には、西田厚聰佐々木則夫
田中久雄の3元社長が、「チャレンジ」の名のもと、部下に強く迫った様子が
描かれている。「3日で120億円の利益をなんとかしろ」
事業を死守したいなら最低、100億円は(利益を)出せ」

「会社が苦しい時に、(不正会計を)ノーマルにするのは良くない」
こうした恫喝が無理な益出しにつながったとしても、問題は
それをチェックする体制がなかったことだろう。
社外取締役監査役監査法人も同罪だ。なかでも指摘されているのは、
オリンパス事件に関与し、批判された新日本監査法人東芝でも監査を
担当していたこと。課徴金命令に加えて、新規契約停止の
行政処分を受けた。だが、東芝同様、それだけでは終わらず、
「粉飾の土壌」を企業とともに築いた責任を問われる。

「粉飾の土壌」が、東芝に固有のものだと思っている人はいない。
商社、鉄鋼、金融、流通の著名な大企業で、
不良債権の飛ばしや益出しのための利益の水増しを行っている」と、
指摘されている企業は少なくない。その状況を、
内部告発などを通じて知悉しているのが証券監視委で、
東芝は、一罰百戒のまたとないケースであり、証券監視委はいま、
人と時を得た。既に、任意での東芝関係者からの事情聴取は
始まっており、特捜部と証券監視委が一体となった本格着手も近そうだ。


Author :伊藤博敏「ニュースの深層




長渕剛 順子 』





君は吉野の千本桜、色香よけれど、
気(木)が多い



時は絶えず流れ、
今、微笑む花も、明日には枯れる

 
 
 

P R
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入れてもらえば気持ちは良いが、
  どこか気兼ねなもらい風呂
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妄想劇場一考編

妄想劇場一考編

信じれば真実、疑えば妄想……

Mituo
時は絶えず流れ、
今、微笑む花も、
明日には枯れる

 
 
 
 
 
冥談「日常や社会に存在する神秘的な話」

『虹の橋』
~神話か伝承か? ペットロス症候群のための不思議な世界~

『死んだペットたちの集う楽園』

Author :ミステリーウェブリング
 
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明日という日はミステリー

 

 

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Mousou2 日本最大の組織
(山口組)

創設100周年を迎えた
山口組。 
その知名度とは裏腹に
内情はあまり
知られていない。
  
 
その組織はいつどのように誕生し、
過去から現在までどのように膨張し、
巨大化してきたのか・・・
そしてなぜ今衰退傾向にあるのか・・・

今なお日本最大組織であり続ける
山口組とはどういう組織なのか。…



『山口組VS神戸山口組の小競り合いがついに始まった 』

銃撃、車突入、流血沙汰…交渉を許さない「ヤクザの掟」とは
捜査関係者は「当初は暴力の伴わないにらみ合いが続いてきたが、
最近になって急激に衝突が増え始めた」と分析する。

国内最大の指定暴力団「山口組」が分裂してから半年が過ぎ、
全国各地で暴力団事務所が銃撃されたり車が突っ込んだりするなど、
トラブルが顕在化し始めた。河野太郎国家公安委員長
「抗争と言わざるをえない」として情報収集や警戒強化を指示。
警察当局は、一般人が巻き込まれる本格抗争に発展する
最悪の事態に備え、両組織をより活動の制限される
「特定抗争指定団体」への指定も可能性に置いて
情報収集を進める。

全国10カ所以上で衝突発生27日午後9時20分ごろ、
埼玉県八潮市にある一軒家に複数の銃声が響いた。
ここは東京を拠点とする神戸山口組系組幹部の自宅。
その2時間半後には東京都足立区内の路上で
この組の組員が何者かに刃物で刺され、重傷を負った。

捜査関係者によると、2月下旬、この組幹部の自宅を
六代目山口組最大の2次団体「弘道会」の関係者数十人以上が包囲。
さらに27日午前、包囲に参加したとみられる弘道会系組の事務所に
トラックが突っ込んでいる。
捜査関係者は「神戸山口組と山口組の間で応酬が続いた」とみている。

関東だけではない。2月23日には福井県にある神戸山口組最高幹部の
事務所を六代目山口組3次団体の組員が銃撃して逮捕。
今年に入ってからは、北海道から福岡県まで全国で
10以上の都道府県の暴力団事務所や関係先に車が突入したり、
火炎瓶が投げ込まれるなどした。

「かけこみ暴発」?

なぜ分裂から半年を経てトラブルが顕在化し始めたのか。
捜査幹部は「指定暴力団への指定を前にした神戸山口組側の
『かけこみ暴発』の可能性がある」と指摘する。

戸山口組は現在、暴力団対策法上の指定暴力団に指定されていない。
警察当局は6月にも指定する方針だが、
それまでは対立抗争と認定される事態が発生しても、
事務所の使用制限など、抗争を抑止する有効な手立てが限られる。
「その前に山口組側にダメージを与えようとしているのではないか」と
捜査幹部は分析する。

一方、指定暴力団関係者が指摘するのは、暴力団特有の事情だ。
「山口組側は、神戸山口組側を『ヤクザ=暴力団』とは認めていない。
だが、交渉の席についてしまえば相手をヤクザと
認めることになってしまう」という。そのため、「小さなトラブルでも
“手打ち”のための交渉の席が設けられず、
トラブルが拡大することが多いのではないか」と分析する。

仁義なき戦い」に発展する可能性は?

今後、死傷者が出るような本格的な対立抗争に
発展する可能性はあるのか。
警察当局は一連のトラブルが暴対法上の「対立抗争」に
あたるかどうかについては慎重な見方を崩していないが、
戸山口組を指定暴力団に指定後に対立抗争が確認されれば、
さらに活動を制限する「特定抗争指定暴力団」に
指定することも検討している。

暴力団に詳しい捜査関係者は「暴対法や組織犯罪処罰法などの法整備で、
末端組員がうかつに本格的な襲撃すれば、
警察当局に組ごとつぶされるのを暴力団側は警戒している」と指摘する。
ただ、「お互いにキーマンを殺害して主導権を握ろうとするのが
暴力団の習性」であるとも指摘する。
「『犯人がばれなければ』と言って暗殺し合う可能性は十分ある。
目的達成のため一般人を巻き込むことを暴力団
躊躇(ちゅうちょ)しない」と不穏な見通しを口にしている。

6代目ボディ―ガード?逮捕 

組長自宅と出身母体・弘道会本部を捜索 愛知県警捜査4課は5日、
詐欺事件の関係先として、国内最大の指定暴力団山口組の
篠田建市(通称司忍)組長(73)の出身母体、弘道会本部
名古屋市中村区)と近くにある篠田組長の自宅を家宅捜索した。
8月下旬の山口組分裂騒動以降、弘道会本部や篠田組長の
自宅を捜索するのは初めて。

県警によると、弘道会は山口組の有力団体で、
昨年12月段階の構成員、準構成員は計約3千人。
分裂の背景には篠田組長や弘道会出身幹部への反発があるとされ、
県警は抗争への警戒を強めている。

県警捜査4課は1日、職業を偽ってクレジットカードの発行を受けたとして、
詐欺の疑いで弘道会系組幹部有馬直哉容疑者(45)を逮捕した。
有馬容疑者は篠田組長のボディーガードを務めていたとみられる。

愛知県警の捜査員約50人が午前10時ごろ、住宅街にある
弘道会本部に到着。インターホン越しにやりとりをした後、
玄関から次々と入っていった。
建物周辺は防弾チョッキなどに身を包んだ警察官が取り囲み、
物々しい雰囲気に包まれた。

じわり拡大する神戸山口組 「関ケ原」直前のような
多数派工作に飛び交う現金
「橋本の姿が見えないぞ」。
12月1日、国内最大の指定暴力団山口組(総本部・神戸市、6代目組長、
篠田建市=通称・司忍)の5代目組長、渡辺芳則の命日にあたるこの日、
同市内で行われた最高幹部たちの墓参りの様子を監視していた
警察当局は一瞬にして色めきだった。
8月下旬に国内最大の山口組が分裂し、離脱グループが
暴力団戸山口組(組長・井上邦雄)を結成して3カ月が経過した
この時期だけに、情報収集にあたっている警察当局には
極度の緊張感が走った。

山口組ナンバー3離脱騒動の内幕…ささやかれる求心力低下 


表向きは体調不良、実はトップ最右翼と“対立”?
全国最大の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)で12月上旬、
組織のナンバー3に当たる統括委員長が山口組を
離脱しようとする動きが表面化した。
先代組長の墓参り後に突然行方をくらませ、実際に引退や独立を
周囲に示唆したのだ。しかし3日後、一転して残留の意向を伝えて
「元の鞘」に収まったとみられる。

「神戸山口組」との分裂騒動で揺れる山口組は、離脱の動き自体を
「無かったこと」にしている模様だが、関係者は
「離脱の動きがあったのは間違いない」と口をそろえる。
幹部同士の確執、分裂の責任問題…。
背景について取材を進めると、現在の山口組を取り巻く
混沌とした内情が浮かび上がった。

予定外の事態

12月1日午前、神戸市内の霊園に、篠田建市(通称・司忍)6代目組長ら
山口組の最高幹部が勢ぞろいした。
この日は、3年前に死去した渡辺芳則5代目組長の命日。
篠田組長らは歴代組長の名が刻まれた組碑の前で頭を垂れた後、
車に乗り込み、法要が営まれる総本部へ向かった。

ここで予定外の事態が起きる。篠田組長、高山清司若頭に次ぐ
ナンバー3の統括委員長を務める直系団体「極心連合会」
大阪府東大阪市)の姜(きょう)弘文(通称・橋本弘文)会長が
乗った車だけが車列を外れ、総本部とは別の方向へ走り去ったのだ。

携帯電話もつながらず、「連絡がつかない」と総本部では
蜂の巣をつついたような騒ぎになった。
やがて姜会長が、拠点の東大阪市内に戻っていることが判明。
すぐさま複数の直系組長が駆けつけ、総本部へ戻るよう説得したという。
だが捜査関係者によると、姜会長は頑として首を縦に振らなかった。
そればかりか、統括委員長のポストを辞めることや、
山口組から抜けて独立組織として極心連合会を率いていくことなどを
示唆したという。

入れ替わり立ち替わり慰留

山口組は現在、高山若頭が恐喝事件で実刑判決を受けて服役中。
姜会長は実質的にナンバー2として、組織をとりまとめる立場だった。
そんな重要人物が万が一離脱するとなれば、他の直系団体や
傘下組員が雪崩を打って山口組を離れる可能性も考えられる。
内部崩壊を防ぐために、絶対に思いとどまらせなければならない。
幹部らは入れ替わり立ち替わり姜会長の元を訪れ、
翻意を促すと同時に断続的に会合を開くなど、必死の慰留工作を続けた。

再び事態が動いたのは3日後の4日。
捜査関係者によると、姜会長は午前中に名古屋市内で
篠田組長に面会し、その足で新幹線に乗って総本部での
最高幹部の会合に出席した。
墓参り後からの一連の出来事について「体調不良によるものだった」と説明し、
改めて残留を表明したという。

最高幹部の離脱情報

橋本とは、山口組ナンバー3の統括委員長、橋本弘文。
ナンバー2の山口組若頭、高山清司が恐喝事件で収監されて服役中で
不在の現在、実質的に篠田組長に次ぐ地位にあり、
まさに文字通り組織を統轄する地位にある。
橋本については、かねてから分裂の責任を取っての引退説などが
取りざたされていたが、11月に配布された機関誌の山口組新報で、
橋本は「盃をないがしろにするこということは任侠界自体を
冒涜するもの」などと執筆、離脱組を非難していた。
さらに、「新たな改革に取り組み、皆様の先頭に立ち、
今日までの反省と決意と覚悟を新たにしております」と
決意を表明していた。

芸能界などに人脈

一躍「渦中の人」となった姜会長とは、一体どんな人物なのか。
山口組の名門組織で、現在は神戸山口組の中核団体・山健組の出身。
山健組傘下だった極心連合会を率いて同組の幹部を務めた後、
平成17年に内部昇格する形で山口組の直参(直系組長)となり、
24年からは新設された統括委員長のポストに就任した。

その名が一般に広く知られるようになったのは約4年前、
テレビ番組の司会などで活躍していた有名男性タレントが
暴力団関係者との親密交際を理由に芸能界を引退した騒動だ。
この暴力団関係者が姜会長で、芸能界やスポーツ関係に
太い人脈を持っていることなども取りざたされた。

今年8月下旬、山健組の井上邦雄組長ら複数の有力直系組長が
山口組を離脱し、神戸山口組を結成すると、
姜会長は分裂後に初めて発行された山口組の機関紙
「山口組新報」(11月1日号)に巻頭文を寄せた。
離脱組への憤りや山口組に残った組員への激励とともに、
こうつづっていた。

Author :産経WEST





『夢は夜ひらく/一青窈三上寛




人の為(ため)と書いていつわり(偽)と読むんだねぇ
誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、言えば、…… 

 
 

 
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  どこか気兼ねなもらい風呂


Moto3
 

チャンネル・掲示板

チャンネル・掲示板

幸せがつづいても、不幸になるとは言えない
 不幸がつづいても、幸せが来るとは限らない


Mousou2 昨日という日は
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明日という日は
ミステリー 

  
 

 
子を持つも持たぬも人の宿命(さだめ)なり 
日に日に努めて行かむ
あなたの人生なんだから好きなように
お行きなさい(生きなさい)


『子猫のリボン』

「ねぇ、ねぇ、お母さ~ん」
杉田良子が洗濯物をたたんでいると、 玄関から
娘の葵の声がした。
「なに、なに?」 「来て来て、お母さん」
今度は、弟の翼の声。小学3年と2年だ。
二人とも、 ちょっと甘えた声がする。
(こういうときは、何かねだろうとしているに違いない)

そう思いつつ、良子は玄関へ行った。(やっぱり)
葵と翼の両手には、子猫が抱かれていた。
「ねえねえ、かわいいでしょ」
葵の腕の中には、茶色のトボケ顔と、真っ黒な二匹の子猫。
翼は、茶色だが鼻に黒の大きな点々がある、
ちょっと不細工な子猫を抱いていた。
「だめよ、うちは飼わないからね」
「ええ~」子猫を拾ってきたのは、これが初めてではない。
「うちでは飼わない」と言い聞かせてあるのに、まただ。
こういうことは、最初が肝心と、良子はビシャリと言った。

「さあ、行くわよ。拾った場所を案内しないさい!」
「ええ~いやだよぉ」そう言う二人を置いて、
サンダルに履き替えて表に出た。
二人は、子猫を抱えて渋々付いてくる。
そこは、角のマンションのゴミ置き場だった。
(やだ、こんな所に)良子は少し腹が立った。
猫を捨てるにしても、 ゴミ扱いとはどういうことだ。

しかし、子猫が入っていた段ボールの箱を見て、
その憤りも和んだ。
テープで、はがきサイズのこんな張り紙がしてあった。
「すみません。どうしても飼えない事情があり、
どなたか育てていただけないでしょうか。
保健所に持っていくわけにもいかず困っております」

「ねえねえ、お母さん。これなんて読むの?」と翼が聞く。
「あっ、私読める。ホケンジョだよね」
「ねえねえ、ホケンジョがどうしたの?」
そう訊く翼に、良子は言葉が詰まった。
まさか、殺処分されるとは言えない。それを無視して言う。
「ここに戻しておきなさい。きっと、誰かが拾ってくれるわ」
葵がすがるように訊く。「どうしてうちでは飼っちゃいけないの?」
「お父さんが猫は苦手なのよ!いいからそこに置いておきなさい」
二人は、三匹の子猫を段ボールに戻した。
中には、捨てた人のやむをえない気持ちを表してか、
真新しいフリースが敷いてあった。

本当のことを言うと、良子も猫が好きだった。
しかし、子供の頃の体験が、心に辛く残ったていた。
葵と翼と同じくらいの頃、近所の公園に捨てられていた
子猫を拾って帰った。 真っ白な猫だった。
母親は反対したが、 父親の「ちゃんと世話できるか」の一言で
飼うことが決まった。

真っ白だから、シロと名前を付けた。
喜んで、風呂場で体を洗ってやった。
ミルクを飲ませる。ところが、一口も飲もうとしない。
晩秋のことで、体が衰弱していたのだ。
拾った箱の中には、 最初は何匹もいたに違いない。
残された一匹。 ほんの1日、いや数時間のことが
子猫たちの運命を変えたのだった。

何も口にしないまま、翌朝には冷たくなっていた。
良子は泣いた。どこからこんなに涙が出てくるのか、
不思議なくらいに泣いた。庭の片隅にお墓を作った。
父親が穴を掘り、丁寧に埋めてくれた。
良子は以来、一度も生き物を飼ったことがない。

夕方、子供たちの部屋を覗くと、二人でなにやら作っている。
「何してるの?」 「あのね、子猫のね、リボンを作ってるの」
「それ、大事にしてたやつじゃないの?」
葵が手にしているのは、この前、 お誕生会で友達からもらった
プレゼントに結んであったピンクのリボンだった。

「お姉ちゃん、これ結んだら拾ってくれるの?」
「きっと誰か拾ってくれるわ」 「ほんと?」
「うん。でも、鈴があるともっといいんだけどな

良子は、二人がしようとしていることを察して胸が痛くなった。
子猫の首にリボンを巻こうというのだ。 そうすれば、
より可愛くなって、誰かが拾ってくれるに違いないと。
「よし、できた。つばさ、行こう!」 「うん」
「お母さんも付いていくわ」

3人は、先ほどのマンションの前まで駆けた。
ところが・・・。子猫の姿も、あの段ボールも無くなっていた。
(え!? まさか保健所?)
そう思うと背筋がゾクッとした。

(おや?)ゴミ置き場の壁に、新聞の折込チラシの裏面を使って、
走り書きが貼り付けてあった。
「この近くの家の者です。ここにいた子猫ちゃんたちは、  
わが家で育てることにしました。どうぞ、ご安心ください」
良子は、思わず、「よかったね~」と屈んで
二人の子を両の腕に抱きしめた。

Author:志賀内泰弘



『もう二度と行かない! 』

浅倉セツコは、夫の忠臣がトイレに行っている間に、
ボソッと呟いた。「もう二度と行かない!」
こうなることは予期していた。でも、夫の方から、
久し振りに「旅行に行こう」と言われて、ついつい
、「いいわね、私も腰が痛いから温泉にでも
入りたいと思っていたのよ」と答えてしまったのだった。

忠臣は昨年、自動車部品メーカーを退職した。
二人の息子も結婚して家を出て行った。
セツコ自身は、子育ての手が離れた頃から始めた
地域のボランティア活動で毎日が忙しい。
しかし、仕事が無くなって暇になった夫は、一日中、家にいる。
どこか寂しそうだ。その同情が間違いの元だった。

とにかく、忠臣は愚痴っぽい。何を見ても
人の批判・非難ばかりするのだ。
今回の旅行は、そのオンパレードだった。
タクシーに乗ると、「運転手の態度がなっとらん!」と怒る。
行き先を告げると、 「チェッ、そんな近いところ・・・」と…
それに忠臣がムカッとして、「何だって!」と口にする。

慌ててセツコが、「すみませんね~、近くて。
荷物を持つと膝が痛くてねえ」と取り成す。
レストランに入っても大変だった。 注文したものが、
なかなか出てこない。と
「お~い、あっちのお客さんより先に注文したじゃないか」と
店員に大きな声で言う。
セツコはその度に、 顔から火が出そうな思いをする。

それだけではない。店を出た後も、ずっと、
「さっきのレストランの経営者は、いったいどんな
教育をしてるんだ!」
「ウエイトレスが茶髪とは何事だ!」
「よっぽど言ってやろうかと思ってたが、
置いてあった雑誌が1年も前のもんだった」などと、
ブツブツ批判ばかりするのだ。

駅のホームで電車を待っていれば、「にタバコの吸殻が落ちてる。
駅員は掃除してるのか!」ベンチの脇に空缶が
転がっているのを見ると、「どうせ学生が捨てたんだろう」と、
ずっと愚痴ばかり。
セツコは、それを耳にするだけで、ぐったり疲れ果てていた。

特急がホームに入って来た。 指定席に二人並んで座り、
駅で買った弁当を広げた。カニがびっしりと乗っている。
セツコには、見本よりも美味しそうに見えた。
また忠臣が何かケチでも付けるといけない。先手を取って
、「まあ、美味しそう。いただきます」と言い、口に運んだ。

忠臣は、何か言いたそうな素振りだったが、
お腹が空いているせいか、黙々と食べ始めた。
食事を終えて、ふと、通路をはさんだ横の席を見ると、
出張らしき二人の中年サラリーマンも、
セツコたちと同じ弁当を食べ終えたところだった。
椅子の中に格納できる小さなテーブルの上には、
それぞれ二本ずつの缶ビールが置かれてあった。
きっと、商談が上手くいったか。乾杯したい気分だったに違いない。

「あとは納入時期だけですね・・・」などと、上機嫌な声が
漏れ聞こえてくる。 しばらくして、その二人のサラリーマンは、
酔いが回ったのかウトウトし始めた。
つられたわけではないが、セツコも眠ってしまった。

車掌の「まもなく到着します。乗り換えのお客様は、
早めにお支度ください」 というアナウンスの声で目が覚めた
。二人のサラリーマンのうちの一人が、「いけない、
部長!もうすぐ着きます」と言って、まだ眠っていた
窓側の男性に声を掛けた。
「いかん、いかん」二人は慌てて、荷物棚から
大きなカバンを降ろし始めた。 列車がホームに滑り込む。
まだ停車していないが、慌しくデッキへ走って言った。

「私たちも行きましょうか」と忠臣に声を掛けたとたん、
「なっとらん!」と眉をひそめて怒り出した。
セツコにはまったく何のことかわからなかった。
首を傾げると、「あれを見て見ろ!あいつら、弁当のカラと
空缶をそのままにして行っちまった!  
その上、座席のリクライニングも倒したままだ。  
降りたらホームで捕まえて言ってやる」
セツコは、「困ったことになった」と思った。

以前にも似たようなことがあったのだ。
電車の中で床に車座になって座って騒いでいた
高校生のカバンを、 これ見よがしにわざと踏みつけて
大騒ぎになったのだった。

「あなた・・・せっかくの旅行なんだから・・・」と言いかけた、
その時だった。セツコたちの斜め前に座っていた青年が、
二人のサラリーマンが座っていた席に入り込んだ。
そして、座席の前の網ポケットに突っ込んであった
カラの弁当と空缶をサッと取った。
そして、手にしていたスーパーの大きなレジ袋に詰め込んだのだった。
さらに、リクライニングを元の位置に戻した。
背中にはリュックを背負っており、 どうやら一人旅をしているらしい。
あまりにも自然で、あまりにもさりげない動作だったので、
セツコはあっけに取られてしまった。

人の批判や非難ばかりする夫と、雲泥の差である。
「あなた、見ましたか?」と振り向いて忠臣を見た。
ついさっき「ホームで捕まえてやる」などと叫んでいた怒りが、
その顔から消えていた。
いつも腹を立てるばかりで、何もしない夫。
それに比べて・・・。青年の姿がキラキラと眩しく見えた。
セツコが、「立派ですね」と忠臣に言うと、ポツリ。
「ああ、そうだな」セツコは、心の中で呟いた。
(あなたも、少しは反省しなさい!)

Author:志賀内泰弘




 『置き忘れた喜び』




時は絶えず流れ、
 今、微笑む花も、明日には枯れる


添うて苦労は覚悟だけれど、添わぬ先から、この苦労

 
P R
    カビの生えない・きれいなお風呂
    
お風呂物語 
  入れてもらえば気持ちは良いが、
  どこか気兼ねなもらい風呂

 Moto3

歴史・履歴への許可証

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー


夢はでっかく、根はふかく。
花を支える枝 枝を支える幹 
幹を支える根 根はみえないんだなあ


Kobanasi_3


『狩人とネコまた』 百物語

むかしむかし、あるところに、とても腕のいい狩人
(かりゅうど)がいました。
狩人は毎日、犬をつれては山に入って、えものをとっていました。
ところが、ある日のこと。「おかしいな。きょうは、
ちっともえものがおらん」

狩人はえものをもとめて、いつしか山奥に入りこんでいきました。
すると、日がくれてしまいました。
「これは困ったぞ。どこぞに、とめてもらえる家がないだろうか」と、
思っていると、むこうにあかりが見えました。
「よし。あそこにいって、とめてもらうか」

狩人が、あかりをたよりにいくと、そこには小さなあばら家があって、
一人のおばあさんが住んでいました。
「すみません、日がくれて困っています。どうか、
一晩とめてもらえませんか?」
狩人が犬をつれてあばら家のしきいをまたぐと、
おばあさんが犬をにらんで、
「食う物もねえが、それでいいならとまれや。
ただし、犬は外につないでおいてくれ。
でないと、おらの家のネコに食われてしまうでな。いっひひひひ」と、
不気味な笑いを浮かべました。

狩人が家の中を見まわすと、かまどのそばに一匹のネコがいて、
うつらうつらと、いねむりをしています。
「ネコが犬を食う? なにをばかな。だいたいおらの犬は、
相手がクマでもイノシシでも倒すほどだ。ネコごときに
食われるはずがなかろう」
「いいや、おらとこのネコは、なみの強さでねえ。
うそと思うなら、けんかさせてみるか?」
おばあさんがいうと、かまどのそばのネコがのびをして、
ピカピカした金色の目を開きました。

なにやら強そうですが、しょせんはネコです。
「おおっ、のぞむところだ」
狩人は犬をけしかけてネコとたたかわせましたが、
驚いたことに犬はたちまち殺されてしまいました。
「・・・そっ、そんなばかな」狩人はくやしくて、
夜があけると同時に村へとんでかえりました。

そして、もっと強い犬をつれてきました。ところがまたも、
おばあさんのネコに殺されてしまったのです。
「あのネコに勝つには、よほど強い犬でないとだめだ」
狩人がとぼとぼあるいていくと、村はずれのお墓に、
のら犬がたむろしています。

強い犬はいないものかと、狩人が木のかげからながめていると、
そこに旅のアメ売りが笛をふきながら通りかかって、
犬たちに近づいていきました。

「はて? 不思議なことをするわい」
狩人が見ていると、アメ売りはくるっとトンボ返りをして、
大きな犬の姿になりました。
のら犬たちはその姿にしっぽをまいて、逃げてしまいました。
「おおっ、この犬なら大丈夫だ。ばあさまのネコに勝てるぞ。
この犬にたのんで、おらの二匹の犬のかたきをうとう」
狩人はアメ売りのあとをつけていくと、アメ売りが
一件の宿屋にとまりました。

そこで狩人がアメ売りに、これまでのわけをはなして、
かたきうちをたのむと、
「なるほど。お前さんの犬を二匹も殺したそのネコは、
ふつうのネコではあるまい。
おそらく、『ネコまた』に間違いなかろう。
ネコまたはしっぽの先が、ふたまたにわかれている化け物ネコだ。
犬が負けても不思議はない。だが、わしなら勝てるぞ」
アメ売りは、たのもしくいいました。

「しかしネコを負かしても、ばあさまがおこっておそってくる。
ばあさまの正体は、年をとったサルじゃ。化け物のサルだから、
たやすくは退治できん。わしがすきをみて、ばあさまの手をあげる。
そこをのがさず、お前さんが鉄砲でわきの下をうってくれ。
ほかをうっても、きかんからな」
「よし、わかった」

狩人はアメ売りが化けた大きな犬と、おばあさんの家に
乗り込んでいって、犬とネコをたたかわせました。
犬がネコをうちまかすと、さあ、おばあさんの怒ったのなんの。
「ウキーッ! よくもネコまたを殺してくれたな!」
おばあさんはサルの正体をあらわして、猟師に
おそいかかってきました。

「くらえ、化け物め!」ズドーン!
猟師が化け物ザルを鉄砲でうちましたが、鉄砲の玉は
化け物ザルには通用しません。
(そうだ、わきの下をうたねば)
その時、アメ売りの化けた犬がかみついて、化け物ザルの
手をあげさせました。(いまだ!)
ズドーン!狩人のうった鉄砲の玉は、見事に化け物ザルの
わきの下に命中して、化け物ザルを退治することができたのです。

おしまい



弟切草』 山形県の民話

むかしむかし、あるところに、とても仲の良い
二人の兄弟がいました。
この兄弟は、顔も性格も食べ物の好みもそっくりです。
ある日の事、二人は一人の女の人を同時に好きになってしまい、
その女の人と結婚したいと思いました。

食べ物なら二人で分ける事も出来ますが、
女の人ではそうはいきません。
その為に二人の仲はこの日から悪くなり、
ある日とうとう、女の人をめぐって殺し合いを始めたのです。

殺し合いの結果、わずかに力が勝っていた兄が弟を
刀で斬り殺したのですが、兄は血を流して倒れている弟を見て、
自分がとんでもない間違いを犯した事に気がつきました。

ああ、なんて事を。おれは女にうつつをぬかして、
弟を殺してしまった
兄は弟の為に立派なお墓を建てると、あれほど好きだった
女の人と結婚する事もなく、毎日弟の墓参りをして暮らしていました。

ある日の事、弟のお墓に、見た事がない
黄色い花の咲く草が生えて来たのです。
その草の葉を日に透かしてみると、
まるで血をたらしたような黒い点が付いていました。
「黄色は、弟が好きだった色、そしてこの黒い点は、
弟の血を吸ったのだな。弟は、まだおれを恨んでいるのか」
この話を知った人々は、この草を弟切草(おとぎりそう)と
名付けたそうです。

さて、この悲しい名前の弟切草ですが、
この弟切草は傷の妙薬で、この草を煎じて傷を洗えば、
傷はたちどころに治ると言われています。
これは仏さまが悲しい出来事をあわれんで、
この草に霊力を授けたのだという事です。

おしまい



「3びきのこぶた」




誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば、言い訳になるから……。


Mituo 人の為 と
書いて、
いつわり(偽) と
読むんだねぇ 

 
  
 
 
時は絶えず流れ、 
  今、微笑む花も、明日には枯れる  



鬼が餅つきゃ、閻魔が捏ねる、
  そばで地蔵が食べたがる 
 



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入れてもらえば気持ちは良いが、
  どこか気兼ねなもらい風呂


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