流れ雲

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塔の上のラプンツェル』(原題: Tangled )は、
アメリカ合衆国のアニメ映画。
ウォルトディズニーアニメーションスタジオ
長編作品であり、初の
「3Dで描かれるプリンセスストーリー」。
原作はグリム童話の『ラプンツェル(髪長姫)


ラプンツェル
第1章/全4章



ラプンツェルは「ちしゃ」と訳されることがあるが、
本来はキク科のレタス(ちしゃ)ではない。
ラプンツェルと呼ばれる野菜は,
妊婦が食べるのによいとされる植物である。


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 むかしむかし、ひとりの少年がいました。
かわいそうなことに、お父さんもお母さんも
死んでしまったので、
あるお金持ちの百姓の家で育てられることになりました。
ところがこの百姓夫婦は、たいヘんなお金持ちなのに、
けちんぼでいじわるでした。
ですから、その少年はどんなにいっしょうけんめいはたらいても、
ごはんを少ししか食ベさせてもらえません。
ある日、少年はメンドリとヒヨコたちの番をするようにいわれました。
ところがハヤブサがメンドリにおそいかかって、
メンドリをするどいツメでつかむと、
そのままどこかへ飛んでいってしまいました。
少年は、ありったけの声をだしてどなりました。
「だめだよー! メンドリをかえしてくれー!
 かえしてくれないと、おこられてしまうよー!」
しかしハヤブサは、メンドリをかえしにきませんでした。
百姓はそのさわぎをききつけて、とびだしてきました。
そしてメンドリがさらわれたときくと、
ひどくおこって少年をなぐりつけました。
かわいそうに少年は、ひどくなぐられたので、
三日間もおきあがることができませんでした。
今度は、少年はヒヨコたちの番をすることになりました。
ハヤブサがこないように、ずっと見張っていなくっちゃ」
はじめのうちはうまくいっていたのですが、
二、三日あとのことです。
少年はおなかがペコペコだったので、
つい、いねむりをしてしまいました。
するとそのすきに、ハヤブサがまいおりてきて、
ヒヨコたちを全部食べてしまったのです。
少年はまた百姓にひどくなぐられたので、
いく日もおきあがることができませんでした。
しばらくたって、少年がまた立って歩けるようになったとき、
百姓がいいました。「おまえは、なんてバカな子なんだ。
もう番人をさせてもだめだから、
そのかわりに使いにいくんだ」百姓はこういって、
ブドウをたくさんいれたカゴと手紙を少年にもたせて、
裁判官(さいばんかん)のところヘ使いにやりました。
「ああ、おいしそうなブドウだな。
ああ、おなかがすいたなー。・・・これだけあるんだ、
すこしぐらい食べても大丈夫だろう」
おなかがすいてたまらない少年は、
途中でブドウをふたつぶ食ベてしまいました。
少年は裁判官にブドウのカゴをわたしましたが、
裁判官は手紙をよんでブドウの数をかぞえおえるといいました。
「ふたつぶ、たりんぞ」少年は、
おなかがすいてブドウを食ベましたと、正直にわけを話しました。
裁判官は、百姓に手紙を書きました。
そしてもういちど、ブドウをおなじだけ、
おくってくれるようにとたのみました。こんどもまた、
百姓はブドウと手紙を少年にわたして使いにだしました。
すると少年は、こんどもまたおなかがすいて、
ブドウをふたつぶ食ベてしまいました。
けれどもこんどは食ベるまえに、
カゴから手紙をとりだして石の下にかくし、
その上にすわりこみました。
じぶんがブドウを食ベるのを見て、
手紙が裁判官にいいつけるといけないと思ったからです。
ところが裁判官は、なぜブドウを食べたのかと
少年をしかりました。少年はおどろいて、
「裁判官のおじさん。なぜわかったの? 
手紙は知らないはずだよ。だってぼく、
食べるまえに手紙を石の下に隠したんだもの」と、いいました。
裁判官は思わずわらいだしてしまい、
百姓に手紙を書いて、
『少年にもっと食ベものをやって、
だいじに世話をしなさい』と、たしなめました。
またその手紙で、『正しいことと、
正しくないことの区別ができるように、
少年によくおしえてやりなさい』と、たのみました。
「よし、裁判官のいうとおりにしてやろう」
百姓は、こわい顔でいいました。
「だがな、食ベものがほしいんなら、
はたらかなければならんぞ。
もし、おまえが正しくないことをしたらうんとなぐって、
正しいことがなんだかおしえてやろう」
こういって百姓は、そのあくる日から、
少年につらいしごとをいいつけました。
ウマのかいば(→エサのこと)にするために、
ワラをこまかく切るしごとです。
「よいか。五時間たったらわしはかえってくる。
そのときまでに、ワラをぜんぶ切っとかなければ、
手も足もうごけなくなるまでぶんなぐってやるからな!」
百姓は町にでかけました。
少年のしごとは、とってもおなかがすくしごとですが、
百姓は、たったひときれのパンしかくれませんでした。
少年はワラ切り台のまえにすわって、
いっしょうけんめいはたらきました。
「はあ、あついな。上着をぬいでおこう。・・・
それにしても、おなかがすいたなー」
少年はおなかがすいてフラフラだったので、
ワラといっしょに上着を切っていることに気がつきません。
「あんまり時間がないぞ。いそがないと。
仕事が終わっていないと、またなぐられるからなあ。・・・
ああっ! しまった!」
少年が上着を切っていることに気がついたときには、
上着はバラバラになっていました。
「ぼくはもうだめだ。だんながかえってきてこれを見たら、
ぼくをなぐって殺すだろう。
ああ、ひどくなぐられて死ぬなら、
いっそじぶんで死んでしまおう」
少年はおかみさんが、『ベッドの下に、
毒(どく)のツボをかくしておいた』と、
いつも言っているのを思いだしました。
ほんとうはそれはハチミツで、
おかみさんは、ぬすみぐいをされるといけないと思い、
うそをついていたのです。
「よし、毒を食べて死のう」
少年はベッドの下にもぐりこんでツボをとりだすと、
中身を食ベはじめました。
「おや? こいつは、おどろいたなあ。
毒って、にがいもんだとおもっていたけど、
これはあまいや。おかみさんがよく、
死にたい、死にたいっていうのはあたりまえだよ」
全部食べ終えた少年は、
小さなイスにすわって、死ぬのを待ちました。
けれども、栄養(えいよう)のあるハチミツを食べたので、
死ぬどころかはんたいに、
元気になってくるのに気がつきました。
「こいつはきっと、毒じゃあなかったんだ」
次に少年は、洋服ダンスにかくしてある
ビンを取り出しました。
「だんなが、ハエとりの毒を
洋服ダンスにいれたといっていたけど、
これがそうだな。よし、これを飲んで死のう」
でもそれは、ハエとりの毒ではなくて
ブドウ酒だったのです。
少年はビンをとりだして、グイッとのみほしました。
「ヘーえ。この毒もあまいや」
けれども、ブドウ酒によっぱらってきて、
頭がボンヤリしはじめると、
少年は毒がきいてきたのだと思いました。
「こんどこそ、死ぬような気がするぞ。
墓地(ぼち)へいって、お墓の穴をさがすとしよう」
少年はフラフラしながら、墓地ヘいきました。
そして、ほったばかりの穴を見つけると、
なかに入って横になりました。
ブドウ酒がどんどんまわってきて、
少年はだんだん気がとおくなっていきました。
墓地の近くには料理屋があって、
ちょうどそこで結婚式をあげていました。
少年はその音楽をきくと、
「ああ、もう天国にきたんだ」と、思いこみ、
そして気をうしなってしまいました。
かわいそうに少年は、
そのまま目をさましませんでした。
子どもなのにたくさんのブドウ酒をのんだためと、
夜のさむさにこごえたため、
少年は死んでしまったのです。
百姓は少年が死んだときいて、ビックリしました。
少年がかわいそうだったわけではなく、
裁判官におこられるのではないかと思ったからです。
そして、どういいわけしたらよいか、
だんなとおかみさんが話し合っていると、
台所の火がもえあがって、
あっというまに百姓の家を灰にしてしまいました。
百姓夫婦は何とか逃げだして無事でしたが、
その日以来、少年には悪いことをしたと 
ひどく後悔しながら、貧乏にみじめにくらしました。

おしまい


ラプンツェル 
第2章/4章




誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴にとられるから……。 
 
 
幸せがつづいても、不幸になるとは言えない
 不幸がつづいても、幸せが来るとは限らない

 
 
 
 
P R
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