流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

「私の主張 (幸せ)」より

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幸せがつづいても、不幸になるとは言えない
 不幸がつづいても、幸せが来るとは限らない


昨日という日は歴史、
明日という日はミステリー、
今日という日はプレゼント
(贈り物)



「私の主張 静岡県大会・最優秀賞(幸せ)」より
あなたは、自分が幸せだと思いますか。
すぐに「幸せだ」と答えられる人はいないかもしれません。
「禍福はあざなえる縄のごとし」で、
すべてにおいて満足できないのが人間なのかもしれません。
また、幸せそうな人が案外寂しい生活をしていたり、
不幸のどん底にいるように見える人が、
実はとても豊かな幸せの中にいるということもあるでしょう。

私はどうかというと、私自身は幸せだと思っていますが、
人から見ればある意味では不幸せだろうと思います。
私が生まれて20日後に母が病気で突然他界し、
6年後には父も病気で亡くなり両親ともいないからです。
また、私自身、先天性の心臓病で、
生まれてから1年間は入退院をくり返し、
ありとあらゆる病気を経験してきたからです。
でも半年か一年の命と言われた私が、
こうして元気に過ごしていることができるのは、
私を育ててくれた祖父母の愛と
多くの方々の支えがあったからで、
私は恵まれていると思っています。

もちろん、祖父母の苦労は並ではなかったことと思います。
小学1年生の時、私は県内の病院で心臓の手術をし、
手術の成功でホッとしたのもつかの間、
今度は私がおたふくかぜにかかってしまい、
他の入院患者に迷惑がかかると言われ、
強制退院させられたときは、
泣けてしかたがなかったと祖母は言います。
まだ手術の糸もぬいていない
高熱の私を抱きながら祖母は、
なぜ自分や孫の私にばかり不幸がおそってくるのだろうと
考えたのではないかと思います。

でも今の私は年3回ほどの検査に行くも、
まったく皆と同じ生活ができています。
両親がそろっている幸せの中にいて、
「親がうるさい」などという人の言葉に
両親のいない自分の寂しさを全く感じないと言ったら
嘘になりますが、祖父母や叔母のいっぱいの
愛を受けている自分を幸せだと思うことの方が多い毎日です。
友達が「部活が大変」と愚痴を言うのも
健康だから部活に参加できるのにと思います。
当たり前のことを当たり前に出来るのは、
大変な幸せなのだということを私は知っているからです。

私が小学2年生の時に知り合った
二歳上の友人は筋ジストロフィー
車椅子の生活でした。
プールが好きで浮き輪に入りお
父さんに背中を押してもらって、
楽しそうに笑っていました。
私も一緒になって遊びました。
筋力が徐々に衰える病気ですから、
今は大分病状が進んで寝返りさえも出来ないそうです。  
でも明るく生きています。
その人が友達の不平不満を聞いたら
「自由に動ける体を持っていて、
それ以上の幸せがあるか」と
言うに違いないでしょう。
幸せの中にいるとその幸せに
気付かないのかも知れません。

先日国語の先生から野崎耕二さんという方の
本を貸して頂きました。
それは筋ジストロフィーの著者が
「一日一絵」、つまり一日に一枚の絵を
描くことを目標に生きている命の著書でした。  
「一本の絵筆から・車椅子の四季」と題された
この本から改めて本当に生きることの
素晴らしさが伝わって来ました。
日に日に衰えていく筋力と闘いながら
自分の生きた証を残されているこの方の日々は、
やることも見つからず何となく生きている人のそれより、
はるかに充実したものであるだろうと思います。
そう考えると目標を持って精一杯生きている人は
五体満足であるないにかかわらず
 幸せだと言えるでしょう。

こうしたことから幸せ、不幸せは
人の心のあり方で違ってくるものであることが分かります。
仙台の大学病院に医師として勤めていた父が、
私を母方の祖父母に預けて仙台に戻り、
無理がたたって病に倒れて逝ったとき、
6歳なりに私は死というものを
「もう二度と会えないこと」なのだと思いました。

しかし、命を傾けられる仕事を持てた父は
幸せな人だったのではないかと、
今は思うようになりました。
母と父の命を貰い、
あの世から母と父が見守ってくれているからこそ、
私は今を生きていられるのだと思うと、
とても温かい幸せな気持ちになります。
祖母の干してくれたお日様の
においのする布団に包まれて眠るとき、
習い事で遅くなると必ず迎えに来てくれる
叔母の笑顔を見るとき、
宮城の父方の祖母が私の成長に涙して
喜んで呉れるとき、
私は一日一日の一歩一歩の歩みが出来ることを
感謝して、私の命を精一杯生きようと思います。
そして、今の自分の幸せを、
これからの皆への幸せに少しでも
役立てる生き方をしたいと思います。
またそれが新しい幸せの発見にもつながると
信じています。

静岡県富士宮市岩松中学校 2年  
高橋 由美香



守るための手 (消防士)





時は絶えず流れ、
 今、微笑む花も、明日には枯れる



誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴になるから。






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