流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

歴史・履歴への許可証

 

歴史・履歴への許可証

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー

夢はでっかく、根はふかく。
花を支える枝 枝を支える幹 幹を支える根 
根はみえないんだなあ



Kobanasi_3


『寿命』(グリム童話

むかしむかし、生き物をつくった神さまが、
その生き物たちの寿命(じゅみょう)を
何年にするか考えていました。
(うーん、三十年ぐらいでいいかな?)

するとそこへロバがやってきて、
神さまに言いました。
「神さま、わたくしの寿命は、
何年にしていただけましょうか?」
「そうだな。三十年ではどうかね?」
神さまの言葉に、ロバは悲しそうに言いました。
「三十年は、長すぎます。
わたくしは朝から晩まで、重い荷物を
運ばなければならないのです。
そんな暮らしが三十年も続くなんて、ひどすぎます。
どうか寿命を、もう少しおへらしください」
「なるほど」
そこで神さまは、ロバの寿命を十八年にしました。

ロバが立ち去るとイヌがやってきたので、
神さまが聞きました。
「今、生き物の寿命を考えているのだが、
お前はどのくらい生きたいのかね?
ロバは三十年では長すぎると言ったが、
お前はそれでよかろう」
するとイヌは、こう答えました。
「わたくしの足は、三十年も走れるほど
じょうぶではございません。
それに歯も、十年やそこらで抜けてしまいます。
走る事も出来ず、かみつく事も出来ない体では、
長生きしても仕方がありません」
「なるほど」
そこで神さまは、イヌの寿命を十二年にしました。

イヌが帰ると、次にサルがやってきました。
「今、生き物の寿命を考えているのだが、
お前はどのくらい生きたいのかね?
ロバやイヌは三十年は長すぎると言ったが、
お前は三十年にしても大丈夫だね」
「いいえ、神さま」
サルはつらそうに、神さまに言いました。
「わたくしの人生は、いつも人を笑わすために
おかしなイタズラをしたり、
変な顔をしたりすることです。
そんなはずかしい人生が三十年も続くなんて、
とてもがまん出来ません」
「なるほど」
そこで神さまは、サルの寿命を十年にしました。

最後に、人間がやって来ました。
「今、生き物の寿命を考えているのだが、
お前はどのくらい生きたいのかね?
ロバもイヌもサルも三十年は長すぎると言ったが、
お前は三十年でもかまわないね」

神さまが言うと、人間はがっかりして答えました。
「三十年とは、なんて短い寿命でしょう。
やっと自分の家をたてて、これから人生を
楽しもうという時に、なぜ死ななければ
ならないのですか?お願いです。
もっと寿命をおのばしください」

「なるほど、ではロバがいらないといった
十八年をたしてやろう」、
「十八年をたしても、たったの四十八年です。
それではたりません」
「ではイヌの分の十二年も、たしてやろう」
「さらに十二年をたしても、たったの六十年です。
まだまだ、少なすぎます」
「よし、それではサルの分の十年もたしてやろう。
これでもう、おしまいだよ」
神さまはそう言って、人間を帰らせました。

このようなわけで、人間の寿命は七十年となったのです。
はじめの三十年は、人間が元から持っている寿命です。
人間はその三十年間に、子どもをつくって家をたてます。

次に来るのが、ロバの十八年です。
この十八年間は、色々な重荷を背負わされます。
家族の為に、いっしょうけんめいに働かなくてはなりません。
そして次に、イヌの十二年がやってきます。

この頃になると足腰が弱くなり、歯も抜けていくのです。
そして最後に来るのが、サルの十年です。
だんだんと頭がにぶくなり、笑われるつもりはなくても、
おかしな事をして笑われる事があります。
これが人間の、一生なのです。


おしまい


『カンチールとバナナ』



『お百姓さんとワシ』

お百姓さんが、畑へ出かけていきました。
とちゅうで、ワナにかかった1羽のワシを見つけました。
「羽も姿もなんて美しいのだろう。
さすがは鳥の王さまだ」

お百姓さんは感心してながめるうちに、
ワシを逃がしてやりたくなりました。
ワナを外してやると、ワシはつばさを広げて、
大空高く飛び去っていきました。

何日かたって、お百姓さんがふるい
石かべの下に腰をおろし、
一休みしているときでした。
とつぜんあのときのワシがあらわれ、
その爪でお百姓さんの頭から帽子を奪い取りました。

「なっ、なにをする」 お百姓さんは立ち上がり、
後を追いました。
するとワシは、帽子を落としてどこかへ
いってしまいました。
お百姓さんがそれを拾って後ろを振り向くと、
さっきまで自分が座っていたところに、
石かべがこわれて、たおれているではありませんか。
ワシは、お百姓さんに助けられた恩返しをしたのでした。

人から親切にされた時は、
恩返しをしなければなりません。
そうすれば、あなたが人に親切にしたとき、
恩返しをしてもらえるかもしれません。


おしまい



『借金をしたアテネの男』





人の為(ため) と
書いて、
いつわり(偽) と
読むんだねぇ 
 
 

誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴と、言い訳になるから……。



時は絶えず流れ、
  今、微笑む花も、明日には枯れる  

 
 

 
 
 
 

P R

カビの生えない・きれいなお風呂

お風呂物語

Furo1