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流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

妄想劇場・特別編

妄想劇場・特別編

信じれば真実、疑えば妄想……


Mituo 
昨日という日は
歴史、
今日という日は
プレゼント
明日という日は
ミステリー

 
 
 
 

誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、言えば…



解明できない 世界のミステリー事件
『人体自然発火事件の謎』


世の中には信じられない出来事が起こることがある。
映画や小説のネタによく使われてきた「人体自然発火現象」。
そんなものが現実に存在するわけがないと、
誰しもが思っていることだろう。ところが、あろうことか
この現代のアイルランドで、マイケル・フェアティという
76歳の老人が焼死し、検視官はその死因を
自然発火現象だと断定した。

これには世界中が驚愕し、当然のごとく判定には
異論が続出した。 
それは2010年のクリスマスまであと数日という、
ある日の早朝のことだった。アイルランド西部にある
ゴールウェイ近郊の町、バリーバンで火災報知器が鳴り響いた。
目を覚ました住人がフェアティ家からもうもうと
煙が吹き出しているのを見て、すぐさま消防署に通報。

家の中に踏み込んだ消防隊がそこで目にしたのは、
悲惨な光景だった。 フェアティ氏が居間の床の上に倒れて
死んでおり、その体は黒こげになっていたのだ。

だが、消防隊員たちの顔には、痛ましさとともに
深い困惑の色が浮かんだ。
遺体が横たわっていた場所の床と天井以外には、
建物が燃えた形跡がどこにもなかったのだ。 
建物をくまなく現場検証しても、消防隊は火元となるような
物質を見つけることができず、
またフェアティの殺害を匂わせるものも発見されなかった。

遺体が横たわっていたのは暖炉のすぐ近くだったが、
調査の結果、暖炉の火はフェアティの死に繋がる
原因ではないと断定された。 

死因に関する審問が、ウェストゴールウェイの検視官、
キアラン・マクローリン医師のもと、
2011年9 月に行われた。専門家による鑑定と、
さまざまな専門書を詳細に検討した結果、
彼は驚くべき結論に達した。

「この火災を徹底的に調査した結果、私はこの事件が、
説明のできない人体自然発火現象の部類に
当てはまるという結論に至りました」。
マクローリンが25年間におよぶキャリアの中で、
このような判定を下したのは初めてのことだった。

人体自然発火現象の証拠写真は数少ない。
この背筋も凍るような画像は、1958年1月に
ロンドン西部で発見されたE.M.夫人(69歳)の
焼け残った遺体だ。


1kou


上半身は暖炉の中にあるが、通常の暖炉の炎では
温度が低すぎて、このように人体が燃え尽きて灰になることはない。
では、「人体自然発火現象」とは、いったいどういう
現象なのだろうか。
簡単に言えば、明らかに外部に火気がないにもかかわらず、
人が突然炎上する事象を指す。

記録に残るもっとも古い事例は1663年の
パリに遡る。一人の女性が燃え上がり、
跡形もなく消えてしまったが、
彼女が寝ていた藁のベッドは焼けた気配がまったくなかったという。 

被害者たちの身に起こったのは「人体ろうそく化現象」だという説がある。
この現象では、火元(暖炉の燃え差しやタバコの火)が
被害者の着衣に引火して燃え上がる。
それと同時に、なんともぞっとする話だが、
皮膚が裂けて脂肪層が露出すると、衣服がろうそくの芯、
脂肪はろうの役割を果たすようになり、燃焼する。
こうして燃料として供給される人体の脂肪が
燃やし尽くされると、やがて火は消え、周囲は延焼せずに残る。

人体自然発火は決してよくある現象とはいえないが、
前例はある。過去300年間に、世界中で
なんと200例もの事件が報告されているのだ。

Author :世界の未解決ファイル99




『珍しい21の気象現象 』




解明できない 世界のミステリー事件
『ボイニッチ手稿』


米イェール大学の図書館には、世界で最も興味深い
書物の一つが収蔵されている。
「ボイニッチ手稿」と呼ばれるこの古文書は20世紀の初めに、
稀少本を扱う古書商によって発見された。
その名称はその古書商の名にちなむ。 

文書には、いまだに未解読の暗号のような文字が記され、
不可解な秘密めいた多数の挿絵が描かれている。
でたらめな空想の産物だとする説もあれば、
何か偉大な知恵が隠されているかもしれないと期待する声もある。

手稿の大きさはA5サイズより少し小さく、厚さ5センチメートルほど。
ベラムという上質な羊皮紙で作られ、
240ページにわたって未知の言語と思われる手書きの文字で
ぎっしりと埋め尽くされている。大半のページには、
文章の間にたくさんの奇妙な絵や図形が描かれている。

放射性炭素年代測定によると、文書は1400~1440年の間に
作られたと見られる。
内容は、挿絵の特徴から推測して、生物学、占星術
薬学、薬草、処方の五つの分野に区分することができる。
その来歴をたどること自体が、まずは大仕事だ。

古書商ボイニッチが1912年にイタリアで手稿を見つけたとき、
ページの間に一通の書簡が挟まっており、
そこには神聖ローマ帝国の皇帝ルドルフ2世(1552~1612年)が
600ダカット(現在の価値で約10万ドル)で手稿を購入したと
書かれていた。

中世から近世にかけて、数多くの宗教家や学者、
収集家の手から手へと渡った手稿だったが、
いったん歴史上からその姿を消した後の1912年、
イタリアのコレジオ・ロマーノ(現在のグレゴリアン大学の前身)が
売却処分した大量の書物の中から、
古書商ボイニッチによって再発見される。

1930年のボイニッチの死後、手稿はさらに数人の手を経たのち、
1969年にイェール大学に寄贈され、現在に至っている。

手稿の文章はおよそ17万字もの文字から成るとされているが、
一部の文字が不鮮明なので正確な数は分からない。
言語学者によると、これらは20~30種ほどの記号、
つまりアルファベットで構成された“言語”だという。
この文書の解読には、二度の世界大戦時に活躍した
優れた暗号解読者を含む、世界中の暗号研究者たちが
挑んできたが、誰一人として成功した者はいない。

薬草学などの章ではないかと見られるボイニッチ手稿の一部。
解読できない文章と同様、描かれている植物(らしきもの)も、
実在するものではないと言われている。


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芳しい成果がまったく得られないことから、現在では、
そもそも暗号などではないと言い切る者もある。
誰かを引っ掛けようとした悪ふざけの類いだというのだ。
しかし、偽造品にしてはやけに出来映えが良い。
いったいなぜ、わざわざ手間と費用をかけて、
21世紀の現在に至るまで専門家たちの頭を悩ませ続ける
精巧な偽造品を作ったのだろうか。

数人の著名な言語学者は、統計学的な分析手法を使って、
手稿の記号が既知の言語に似たパターンをもつことを
発見している。
記号が表しているのはまったく新しい
言語なのかもしれないという。

こうして真実への探求は今後も続いていくだろうし、
それがまた、ボイニッチ手稿の魅力ともなっている。
少なくとも、手稿の作者(たち)が、謎を解くカギを
墓場まで持っていってしまったことは間違いない。

Author :世界の未解決ファイル99



君は吉野の千本桜、色香よけれど、
気(木)が多い



時は絶えず流れ、
今、微笑む花も、明日には枯れる







 
Furo611