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流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

歴史・履歴への許可証

歴史・履歴への許可証

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー


夢はでっかく、根はふかく。
花を支える枝 枝を支える幹 幹を支える根 
根はみえないんだなあ


Kobanasi_3



『奥方に化けたキツネ』愛媛県の民話

むかしむかし、今の道後温泉(どうごおんせん)のそばに、
湯月城(ゆづきじょう)というお城があって、
そこに河野伊予守道直(こうのいよのかみみちなお)という
殿さまが住んでいました。

ある日の事、殿さまが狩りから帰ってみると、
奥方(おくがた→奥さん)が二人もいたのです。
二人は、顔も声も同じです。
「あなた、わたしが本物よ」 「あなた、わたしが本物よ」
「あっちが、にせ者よ」 「あっちが、にせ者よ」

殿さまには、どっちが本物でどっちがにせ者か
見分けがつきません。
それで医者を呼んできて、二人の奥方をみてもらいました。
すると医者は、「これは離魂病(りこんびょう)と申しまして、
魂(たましい)が二つに分かれる不思議な病でございます」と、
言うのです。
「離魂病? よくわからぬな」

次に殿さまは、お寺の和尚さんを呼んできて、
二人の奥方をみてもらいました。
すると和尚さんは、「片方は本物ですが、もう片方は
キツネかタヌキが化けたものでしょう。
よく化けてはいますが、そのうちに
正体を現すでしょう」と、言うのです。

この説明には殿さまもなっとくして、二人の奥方を
座敷(ざしき)に閉じ込めてようすを見ることにしました。
その夜、二人の奥方がお腹が空いたのを見計らって、
殿さまはごちそうを出させました。
すると一人の奥方が耳をビクビクと動かして、
ごちそうをガツガツ食べ始めたのです。
本物の奥方なら、いくらお腹が空いていても
あんな食べ方はしません。
「あれが、にせ者じゃ!」
殿さまの言葉に家来(けらい)たちが
奥方をつかまえると、庭のスギの木にくくりつけて
松葉の煙でいぶしました。
すると奥方がコンコンとせきをして、
古ギツネの正体を現したのです。

「おのれ、キツネのぶんざいで、こともあろうに
妻の姿に化けるとはかんべんならぬ。
今すぐ、火あぶりにしてくれる!」
殿さまの命令に家来たちが火あぶりの
準備をしていると、どこからともなく
何百匹ものキツネが現れました。
そしてその中の一匹が、地面に頭を
こすりつけて言いました。

「お殿さま、どうかお許しください。このキツネは
四国のキツネの中で一番とうといキツネです。
もし殺したら、ご領内(りょうない)に
きっと悪い事が起きるでしょう。
二度とイタズラはさせませんので、どうかお許しください」
それを聞いた殿さまは、キツネを許)してやりました。
「許してやるが、わび証文(しょうもん)を書け」
「はい、わかりました」
奥方に化けた とうといキツネは、殿さまと奥方に
深々と頭を下げると、
「これからは、もう四国には住みません」と、
わび証文(しょうもん)を残して、みんなを連れて
出て行ったそうです。

おしまい


『ネズミの名作』吉四六さんのとんち話



『孝行滝(こうこうだき』長崎県の民話

むかしむかし、山王山(さんのうざん)のふもとに、
とても仲の良い猟師の親子がいました。
ある冬の日、いつものように狩りに出かけた父親は、
今まで見た事もないようなまっ白いシカを見つけました。
(こいつは、高く売れるぞ)
父親は、夢中でシカのあとを追いました。
ところが滝のそばまでやってきた父親は
運悪くコケの生えた岩に足をすべらせて、
そのまま滝つぼの中に落ちていったのです。

その夜、いくら待っても帰って来ない父親を
心配しながら、息子はいろりのそばで
うとうとしていました。
すると夢の中に、白い着物を着た老人が
現れたのです。

「父を、迎えに行くのじゃ。
お前の父は山王山の滝つぼに落ちて、
すでに死んでおる」
飛び起きた息子は、急いで山王山へと向かいました。
するとあの老人の言った通り、父親は
滝つぼのそばで冷たくなっているではありませんか。

「父上・・・」
あまりの事に息子は、ただその場に
立ちつくしていました。
やがて気を取りもどした息子は、
神さまにお願いして父親の命を呼び戻そうと、
滝つぼめがけて走って行きました。
そうして着物をぬぐと、凍りつくように冷たい
滝の水にうたれながら、
「どうぞ、父をよみがえらせたまえ!」と、
一心に祈りつづけたのです。

さて、どれくらいたったでしょう。
身を切るような滝の冷たさに息子の意識が
薄れかけたころ、ふと父親の方を見ると、
わずかですが父親のほほに赤味がさしていたのです。
息子は父親のそばにかけよるとその体をさすりながら、
けんめいに父親の名前を呼び続けました。

すると固く閉ざされていた父親のまぶたが
少しづつ開いて、「ふーっ」と息を吹き返したのです。
そしていく日かたつと、父親はすっかり元通りの
元気な体になりました。

こんな事があってから親子は狩りをやめて、
神に感謝をしながら毎日を過ごすようになりました。
この父親が落ちた滝は、いつの間にか
『孝行滝』と呼ばれるようになり、
今でも清らかな水を流し続けているそうです。

おしまい


『招き猫になった猫』



誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば、言い訳になるから……。



Mituo  
人の為 と
書いて、
いつわり(偽) と
読むんだねぇ 
 

 
 
 

時は絶えず流れ、 
  今、微笑む花も、明日には枯れる  

     

      P R
        カビの生えない・きれいなお風呂
        
        お風呂物語
    
     
    
     ありがとうございました。