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流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

信じれば真実、疑えば妄想……

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー



とまどいルージュ すぎもとまさと 
作詞:夏海裕子作曲:杉本眞人


何故かしら この胸はざわめく
風の音 窓をふるわす 
いつからか ひとり眠る夜は
不安にさらわれ 長くてつらい 
愛の火が 消えそうよ
思い過ごしならばいいけど 
逢いたくて すぐに 逢いたくて
あなたの好きなルージュ 引いてみる
追いかけて こころ 追いかけて
真夜中 とまどうばかり






メジャーでは無いけど、
こんな小説あっても、良いかな !!

アングラ小説です、不快感がある方は、
読むのを中断して下さい.

Author:紀之沢直
 

 
Kanshin021111韓信
紀元前二〇〇年代の中国大陸。
衰退した秦の末期に
生を受けた韓信は、成長し、
やがて漢の大将軍となる。
国士無双」「背水の陣」
「四面楚歌」
そんな彼を描いた小説。
 
 
 
 漢の韓信-(109)

夜が開けて、朝靄が次第に薄れるにつれ、
楚軍の兵士たちは目の前に広がる状景が昨日と違うことに
一様に違和感を感じ始めた。
川の水量が少なくなっている!もともと浅い川であったので、
船ではなく徒歩や騎馬のまま、なんとか川を渡るつもりであった。
しかし川に足を踏み入れると、どうしても行動が制約されるので、
そこを遠弓で狙い撃ちされる危険がある。
この問題を解消するには、相手に川を渡らせるに限る。
竜且は当初そう考えていたのだが、
川の水位が下がったことにより、その必要がなくなった。

彼はその勇猛さをこの機会に最大限発揮し、
先手を打って渡河を決行しようと考えた。
しかし、兵たちは川の水位が突如として下がるという
自然現象を怪しみ、かつ恐れ、なかなか思うように
動こうとしない。
気が付いたときには先に漢軍の渡河を許していた。

「ちっ……先を越された。馬鹿どもめ」
味方の不甲斐なさに歯がみした竜且であったが、
よく目を凝らしてみると先頭に大将旗を掲げた一団が見える。
その中ほどに紛れもない韓信の姿があった。
自ら来たか。ほう、意外な……。
竜且はそう思ったが、別に韓信のことを見直したわけではなく、
単に自暴自棄になっているだけだと思った。
二十万の楚軍に対して、いま川を渡りつつある漢軍の数は
明らかに少ない。彼我の兵力の差も考えず、
ただ突進して死ぬだけの兵法も知らない男の姿であるように
思われた。

「奴の奇策も尽きたように見える……来るぞ。
迎え撃て」楚軍は竜且の命のもと、
漢軍が川を渡りきる前にこれを迎撃せんと
足を水に浸して次々と川の中に突入していった。
いっぽう楚兵が討って出るのを確認した韓信は、
進軍速度を緩めつつ、戦鼓を鳴らすよう命じた。

この合図を境に、漢軍は陣形を乱し、
統率がとれなくなったように見える。
竜且はその一瞬の隙を逃さず、全軍に突入を指示した。
虎が、罠にかかった。
韓信は竜且の騎乗する馬が川に脚を踏み入れたことを
確認すると、さらに合図を出し、全軍に渡河した道を逆戻りさせた。
罠だと悟られないよう、兵たちに慌てた素振りをさせたのは、
彼の芸の細かさである。

「取り乱せ。怯えた振りをして、竜且をおびき寄せるのだ」
漢軍の兵がこれに応じて敗走するふりをした姿は、
あたかも鮫に追われた小魚の群れの姿のようであった。
井?での戦いに続き、偽って敗走する機会が二度も続くと、
芝居も真に迫るというものである。
しかしはやる気持ちを抑えきれない竜且は、
これが芝居だと見抜けなかった。

「見よ。漢軍の醜さを。わしは知っている! 
韓信が昔から臆病者であったことを!」
左右に向けてそう言い放った竜且は、一気に漢軍を追いつめ、
雌雄を決しようと渡河の速度を速めた。
漢軍はこれを逃れようとやはり後退の速度を速め、
もとの出発した地点に再上陸を果たした。
上陸した漢軍は押し寄せる楚軍をそれなりに迎え撃ちながら、
「その時」を待った。
しかし彼らは次第に押され、じりじりと川岸から後退を始める。
やがて楚の先鋒部隊のすぐ後ろに位置していた竜且その人が
上陸したとき、事態は楚軍の予想しない展開を見せた。
川の水位が一気に上昇し、渡河中の楚兵たちが
残さず流されたのである。

「何ごとだ!」振り返った竜且の目に見えるものは、
流されていく人馬や、槍、戟などのもはや役に立たなくなった武装品、
そして無様に折れた自軍の旗竿であった。
そして対岸には、もはや渡河が不可能となり、
取り残された楚の残兵たちの姿が見えた。
竜且は楚の先鋒部隊もろとも漢軍の中に孤立したのである。
流れをせき止めていた土嚢の山が、決壊したのだった。
上流に残っていた兵が韓信の合図によりそうさせたものである。
激流による轟音が轟く中、韓信は岸に残された竜且を始めとする
楚兵たちを完全に包囲し、じりじりとその包囲網を狭めていった。

一人、また一人と楚兵の姿が視界から消えていく。
対岸の楚兵たちはそれをただ眺めることしかできなかった。
竜且はついに進退極まり、喚くように叫び立てた。
韓信! 川を氾濫させるなど……このえせ呪術師め! 
貴様が小細工を弄したことは知れているのだ。
俺と正面から勝負するのがそんなに怖いのか。
こそこそと逃げる真似などして、情けないと思わないのか。
自尊心のかけらもない奴め! 
勝負しろ、韓信!」

しかし韓信は応じなかった。応じる必要もない。
戦の勝敗はすでに決し、指揮官たる重要な地位にある韓信
無意味な一騎打ちを演ずる必要性は、
全くといってないのである。
結局、竜且は漢の雑兵に過ぎない男の手にかかって刺殺された。
韓信は無惨に横たわる竜且の遺骸を指差し、
将兵に向かってつぶやくように言った。
「見よ……。あふれる自尊心のあまり冷静に状況を
判断できなかった者の、成れの果てだ!」

対岸に取り残された楚の残兵は、それぞれ逃亡し、
斉王田広も捕らえられ、のちに処刑された。
そして曹参、灌嬰の二人に斉の残党狩りを命じ、
諸地方に分散して逃げ回る田姓の者たちを捕らえたり、
抵抗する者を殺したりさせた。 
しかしそれでも逃げ延びた者は存在する。
宰相田横は田広の死を伝え聞くと、にわかに斉王を称して、
灌嬰の軍を襲った。しかし田横は逆にこれに敗れ、
逃れて梁の彭越のもとに走り、保護されるに至る。

彭越は友軍なので韓信としては釈然としない気持ちが残ったが、
よく考えてみれば、楚に走られるよりははるかにましであった。
韓信にとって彭越はあまり馴染みのある人物ではないが、
友軍である以上、田横の復権を手助けしてこちらを
攻めてくる可能性はほとんどない。
田横自身がおとなしくしていてくれれば満足すべきだった。 
このように田横を取り逃がしはしたものの、
韓信が斉を攻略した際の態度は、これまでになく
断固とした印象を受ける。

かつて韓信は魏豹を討伐した際にもこれを殺さず、
劉邦にその処分を委ねた。また、趙を征伐した際にも
幹部の李左車を赦し、助言を請う姿勢さえも見せている。
しかし斉を攻略した際にはそのようなことはなく、
徹底した意志のもと、積極的に滅亡を狙ったかに見えるのである。

あるいは?食其の死による心境の変化があったのかもしれない。
また、かねてより田氏の動きに好意を抱いていなかったことも、
根底にあったのかもしれない。
いずれにしても斉は趙のように傀儡の王をたてた国家ではなく、
田姓一族が堅固に支配体制を固めていた国だったので、
残酷なようだが旧来の体制を解体するには
徹底した殺戮が必要であったのだろう。

そもそも、韓信は武力で斉を討つつもりでいた。
大国の斉を滅ぼすためには、中途半端な気持ちで臨むと失敗する。
しかし田氏の連中は気に入らないとはいえ、
個人的な怨恨があるわけではない。
決して憎んでいたわけではないのだ。
食其の死は、韓信に田氏を憎ませるに役立った。
だがこれも都合のいい解釈である。

韓信は食其の死が自分の行動に原因することを自覚しながら、
それをどう消化するべきか悩んだ。
責任を感じ、自害すればすむ話ではない。
自らの行動を恥じ、撤兵すればすむ話でもなかった。
それでは食其の命をかけた行為が無駄になってしまう。
韓信は自己嫌悪を覚えつつ、責任を田氏に転嫁しようと決めた。
そうするしかなかったのである。
やり場のない思いを敵にぶつけ続けると決めた韓信は、
竜且を破った後も逃亡した楚兵をしつこく追い、
ついに残さずすべて捕虜とした。
なおも国内には各地に少数の反乱勢力が残されてはいるが、
事実上、大国の斉はついに平定されたのである。

つづく


Author :紀之沢直
http://kinozawanaosi.com.

愚人は過去を、賢人は現在を、
狂人は未来を語る


歌は心の走馬灯、
 歌は世につれ、世は歌につれ、
  人生、絵模様、万華鏡…



『男と女の破片 』前川清
作詞:荒木とよひさ:作曲:都志見隆

抱かれたら終る 男と女より
手枕のままで 何んにもしないで
指さきを拒む 心の裏側で
悲しいほど 好きでいればいい
愛が涙の 破片(かけら)になっても
心にあなたを宿して 生きていけるよう
二度と恋など 出来ないくらいに
身体のすみまで あなたと すべて取り換えて
あしたなんか もういらない





人の為(ため)と書いて
いつわり(偽)と読むんだねぇ

誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば、言い訳になるから……


時は絶えず流れ、
今、微笑む花も、明日には枯れる


P R
    カビの生えない・きれいなお風呂
    
    お風呂物語 

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