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流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

妄想劇場・番外編(18禁)

妄想劇場・番外編(18禁)

信じれば真実、疑えば妄想……

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18歳未満禁止の内容が
含まれています
18歳未満の方は
ご遠慮下さい。

 
 

メジャーでは無いけど、
こんな小説あっても、良いかな !!


アングラ小説です、不快感がある方は、
読むのを中断して下さい。



母子家庭で、生真面目な人生を送ってきた
高校生の涼也。
ある日、母親から、東京で夜の仕事をしていた
25歳の従姉が家に来て、一緒に住むと告げられる。
涼也は、◎◎をふるう従姉が大嫌いだった。……

『アベレージ』 AV・4

伊知郎と早河奈々が接触したらどんな会話を
繰り広げるのか。涼也はそんなことに興味があった。

「おっじゃまっしまーす」妙なテンションで
伊知郎は家に入ってきた。
だが玄関に目的の人の靴はない。
奥からは気配もしない。「居ないみたい」
「ええ!」オーバーに驚いたものだから、
涼也は軽く笑った。

「残念。そのうち帰ってくるかもね」
涼也は自分の部屋へ入り、荷物を置く。
伊知郎の足音が居間へ向かっていく。
部屋を出て居間へ移動すると、伊知郎は
早河奈々が持ってきた衣類ケースを眺めていた。
気配に気づいた伊知郎は顔を涼也に向ける。

「ここがナナさんのお部屋なんだろ?」
「居間なんだけどね。勝手に触らないでよ」
バッカヤロォ、
オレがそんな変態なことするわけないだろ」
自分で変態だなんて言っている時点でおかしい。

「でもあれだな、リョウの部屋テレビ無いから
AV観れねぇな」
「元々観ないからいいよ」
未だに涼也は自分のキャラを明かしていない。
だから、嘘をついた。
「観てるだろ? あーでもいいか」
伊知郎はへへへと笑う。

「これからはオカズに困らないなあ」
「そういうことをあの人の前では言わないでね」
「あの人?」
「この部屋使ってる人」
どうしても名前を呼びたくなかった。
「……オレがそんな人前でべらべらエロ話するような、
分別の無い人間にみえるのか?」
普段学校でべらべら言ってるし……。

ガチャン、と戸が開く音が耳に届いた。
「あ、帰ってきたんじゃねえ?」
ヒールの音が聞こえ、ドアが閉まり、
足音がこちらに向かってくる。
「あぁ……」と、伊知郎はそこで言葉を切る。
背筋を伸ばし、なぜか深々とお辞儀をする。

「はじめまして、おじゃましています」
早河奈々は「ああ」と声をあげ、
一瞬涼也を見て、伊知郎を見て、
「こんにちは」と言った。
「リョウヤ君からお伺いしていた以上にお綺麗ですね」
涼也も早河奈々も同時にふっと笑った。
笑みの種類は全く異質だろう。

「どうもありがとう」早河奈々は
涼也たちの間を抜けていき、
衣装ケースから服を取った。
そうして、母の部屋へ入っていった。
伊知郎は無言で母の部屋を見つめる。
きっと妄想しているんだろう。

「どっかで見たことあるんだよな……」「え?」
「いやあ」伊知郎は振り返って涼也を向く。
「ナナさん。見覚えがあるんだよ」
「あんな感じの顔の人たくさんいるじゃん」
「そうだなあ。じゃあ誰かに似てる」
「だれ? 芸能人?」
「そうかも」んー、と唸って考えてみるも、
涼也には思いつきそうになかった。
「わかんねえけど、でもすっげー誰かに
似てるんだよ。あー、出てこないな」誰だろう。

少し経って、早河奈々は部屋着になって出てきた。
「まだ突っ立ってたの?」
(あざけ)るように奈々は笑う。
「ずっとナナさんのことを考えてたんですよ」
「ははっ」と笑って、奈々はソファーに座った。
「あたしの何を考えてたの?」

「誰かに似てるなあって」「……誰?」
奈々は顔だけこちらに向いた。
「それが考えても思いつかなくて」
「ふーん。こんな顔よくいるからね」
奈々はリモコンに手を伸ばし、テレビをつけた。

「あっ」と声をあげて伊知郎を向く。
「君はアレに似てるよ「オレっすか?」
「そう。君は、西郷隆盛
ハッ、と涼也は笑った。確かに似ている。

学校で伊知郎がそう言われたこともあった。
その喩えに、彼は激怒していた。にも拘わらず、
「おいどんは西郷でごわす」などと
彼は適当に真似をし、早河奈々を笑わせた。

伊知郎は嬉しそうだ。「あ、リョウは、
サンドバッグに似てる」
「生き物じゃないし!」
涼也が反射的につっこむと、早河奈々は更に笑う。

「すぐ泣くサンドバッグだよ」
「そんなにリョウをボコボコにしてたんすかあ?」
「いや、ちょっと小突くだけでビービー大泣きしてたよ。
憎たらしいガキでさあ、あたしの言うこと聞きやしない」

涼也は何かと彼女の言うことに反発していた。
それは身体が危険人物だと
感じ取っていたからかもしれない。
目にしたときから合わないだろうと思っていた。

「確かにリョウはちょい頑固なとこあるしな」
言いながら、伊知郎はへらへらと笑う。
「僕が?」「うん」
「あんたは自分の思い通りにならないと、
イラっとくるタイプなんだよ」
そりゃアンタのほうだよ。
涼也はそう言いたかったのだが、やめた。

「まだまだお子様だね」言葉が癪に障った。
早河奈々はソファーに寝転がる。
「お姉さまの言うとおり、オレたちは
まだまだガキなんだって」
まるで涼也を慰めるように伊知郎は肩を叩いてきた。

勝手に決めつけて結論付けられ、不服だった。
「あ、そういやぁリョウから訊いたんすけど、
東京でやってた夜の仕事って、
もしかすっとキャバ嬢っすか?」
早河奈々は、一瞬硬直を見せた。
それからすっと身体を起こし、涼也を睨んだ。

「人のこと、勝手に喋んな」
ドスの利いた声。伊知郎は「こえぇ」と身を引かせた。
「変なこと言ってすいません」
「いや、あんたはいいよ。喋ったのコイツだから」
顎で涼也をさす。

「別にいいじゃん、仕事の話くらい」
「ああ?」早河奈々の眉間に皺が寄る。
「寝てる間に刺し◎◎すよ?」
「うぉメッチャこえええ!」
「オマエは黙れ」「あ、スイマセン」

「あたしのことは人に喋るな。以上」
それだけ言って、また寝転がった。
早河奈々に気圧されて、涼也たちは静まり返る。

テレビの音がよく聞こえた。
「オレ、今日は帰るな」伊知郎が小声で言った。
「わかった」涼也も声を抑える。
「男のクセしてひそひそ喋んな!」

「すいません、ごめんなさい、おじゃましました!」
早河奈々は「おお」と、男みたいな口調で返事した。
伊知郎は涼也に「じゃあな」と言って、
足早に去っていく。
涼也はその場に居られなくなって、
自分の部屋に籠もった。

つづく

Author :水谷広人
http://syosetu.net/pc/



人が世間をつくるのか 、
世間が人をつくるのか、 
渡る浮世の冷たい風は、 
いいことばかりじゃなかったわ 
悲しいことが多かった 
酒に酔いしれ つぶやく言葉 
いつも女は哀しいものよ 
今度は男に生まれたい……



巷の噂 
(※芸能界の首領-2)





Tinko_2
人の為(ため)と
書いて
いつわり(偽)と
読むんだねぇ

 
 

誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば言い訳と、愚痴になるから……


時は絶えず流れ、
今、微笑む花も、明日には枯れる