読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

妄想劇場・一樂編

妄想劇場・一樂編

信じれば真実、疑えば妄想……

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー

 
Mituo
人の為(ため)と
書いて
いつわり(偽)と
読むんだねぇ 

 

 

Author : 里岡美津奈

「スーパーCA(キャビンアテンダント)の仕事術」
体験したエピソード。より

あるフライトの時。ひとりのCAから、
なかなか担当エリアの離陸準備OKのサインが出ません。
「何かあったのかしら」と心配で様子を見にいこうとすると、
そのCAが困った顔でそばにやってきました。
「ご夫婦のお客様で、奥様のほうが
大きな人形をお持ちなのですが、どうしても
手から離してくださらず、ベルトが着用できないのです。
ご主人と一緒になんどもお願いしているのですが」

お客様の席に近づいてみますと、
たしかに可愛らしい人形をしっかりと
胸に抱いていらっしゃいます。
私はお客様と目線を合わせてこう言いました。

「お客様の“お子様”ですが、
お隣の席に移動していただいてもよろしいでしょうか?」
「ええ、分かりました」
その瞬間、思い詰めたようだった
お客様の表情がやわらかくなり、
素直に人形を隣の席に置いてくださいました。

ご主人も、そのお客様を実際に担当していたCAも
驚いていましたが、
お客様も人形にシートベルトをし、
無事飛行機は離陸することができました。

後日、ご主人からていねいな
お礼のお手紙をいただきました。
「実は半年ほど前に、私たちは
子どもをなくしております。
それ以来、妻は人形をかたときも
離さなくなってしまいました。
私も気持ちが分かるものですから、
ほかのお客様に迷惑をかけていると思いながら、
飛行機の中で妻を強く注意できませんでした。
でも、里岡さんのあのひと言があってから、
妻の気持ちがずいぶん落ち着いたようです。 
本当にありがとうございました」と。

とっさに出た言葉でしたが、その人形は私が見ても
「お荷物のひとつ」という気がしませんでした。
お客様の様子を見た瞬間、
事情は知らなくても何か感じるものがありました。

そして偶然にせよ、そのときにかけたひとことが
お客様の何かのお力になれた。
それはとてもうれしいことでした。

里岡さんは、ANAのピカイチのCAだそうです。
これを感性というのでしょうか。
感性は、一朝一夕に得ることはできません。
常に相手を思いやる心を育むことから生まれます


《終わり》
 

Enrico Macias - Zingarella
Gina Lollobrigida


 

Jina311_2
イタリアのスビアーコ出身。
1947年にミス・イタリアの
3位に入賞したことをきっかけに
芸能界入りする。
1953年に『悪魔をやっつけろ』で
ハリウッドデビューし、
世界的な人気を博した。
 
 

「再びのアナウンス」

東京出張の帰りのことです。
最終の1本前の新幹線に乗り込んで
ドアが閉まった直後のことでした。
通路のところで車掌さんの大声が聞こえました。

「3号車で女性が倒れている!」
3人の車掌さんが3号車に方へと駆けて行くのが
見えました。

次の品川駅に着く直前、
車内にアナウナスが入りました。

『ご乗車のお客様にお願いがございます。
お客様の一人が、急病で重篤な状態にあります。
お客様の中で、お医者様、もしくは
医療関係の方がいらっしゃいましたら
3号車まで起こしいただけましたら幸いです。
お寛ぎのところ申し訳ございませんでした』

そうこうしているうちに、新幹線は
品川駅に着きました。おそらく、
動かせないような状況なのでしょう。

できることなら何とかして差し上げたいけれど、
医者でもない私は気を揉むしか術がありません。

次の新横浜駅を過ぎて、5分ほど経った頃のことです。
再び、車内にアナウンスが入りました。

『先ほどは、お客様にご協力いただき
ありがとうございました。
急病のお客様は、新横浜駅から救急車で
最寄の病院に搬送されました。
たいへんご心配をおかけいたしましたので、
ご報告申し上げます。
ありがとうございました』

それを聴いたとたん、 ホッとました。
きっと、同じ車両に乗り合わせた
誰もが同じ思いだったことでしょう。
別に、そんな報告をする必要はありません。
きっと駆けつけてくれたお医者さんが
いらっしゃったのでしょう。
そのお医者さんに「ありがとうございました」と
言えば済むことです。

しかし、あえて再びアナウンスをして、
その後の報告をされました。
それは、きっとお客様が心配してくれているに
違いないと、車掌さんが思ったからです。

そんな小さなことですが、
「温もりが伝わりました」
さらに、まったく見ず知らずの他人が
乗り合わせている新幹線なのに妙な
連帯感を感じました。

車窓の家々の灯りを眺めながら、
その日一日の疲れが、なんだか
軽くなる気がしました。……

《終わり》

Author :志賀内泰弘


『Enrico Macias- Solenzara 』



誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴と言い訳になるから……



時は絶えず流れ、
今、微笑む花も、明日には枯れる






P R
カビの生えない・きれいなお風呂


お風呂物語

Furo1