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流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

妄想物語

信じれば真実、疑えば妄想

時は絶えず流れ、
 今、微笑む花も、明日には枯れる

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー


Mousou2
 
 
 
 
 
 
  
 
 
【衝撃事件の核心】

巨人時代の1998年に覚醒剤飲んで3戦連発
…元巨人投手が証言
プロ野球選手の清原和博容疑者(48)が
覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された事件で、
2006年に同法違反(使用)容疑で逮捕された
元巨人投手(47)が
覚醒剤を飲んで3試合連続ホームランを打った」など、
清原容疑者の巨人時代の薬物使用歴を詳細に明かした。

逮捕で清原容疑者の過去の行状が次々とさらされる中、
ついに“長嶋巨人”時代の薬物禍にスポットが当てられた。
98年の巨人は長嶋茂雄監督(当時)に進退問題が浮上。
チームは大揺れに揺れ3位に終わった。
長嶋退任騒動をヨソに、薬物にはまっていく清原容疑者の
姿が浮かび上がった。

逮捕により、暴力団との深い交際や乱れた女性関係など、
過去の行状が続々と報じられている清原容疑者。
最近の取り調べでは、捜査員から入手経路を問われると
うつむいて何も話さないなど、黙り込むケースがみられるという。

刑務所で収監者の治療を担当した精神科医の吉田眞氏は
「10日で勾留9日目となり、薬の抜けはじめに起こる
離脱症状が出ているのではないか。
うつむいて話さないのはうつ状態にある可能性で、
1カ月ほど症状が続く」と指摘。

覚醒剤の禁断症状に、長嶋巨人の戦歴を汚した
後悔も加わっているのかもしれない。
甲子園は清原のためにあるのか! 名セリフ、
そしてダンカンも「多感な10代に、挫折・立ち直り方を…」 

聖地“追放”波紋 清原甲子園追放!! 

兵庫・西宮市の阪神甲子園球場内にある
甲子園歴史館」は4日、覚せい剤取締法違反(所持)
容疑で逮捕され、送検された元プロ野球選手、
清原和博容疑者(48)のPL学園高時代のユニホームや
金属バットなどの展示物を撤去した。

同容疑者は高校時代に史上最多の甲子園
通算13本塁打を記録。
地に堕ちたヒーローは球児の聖地からも消えた。
実況アナ絶叫、伝説生んだPLユニ&バット…
松坂と並び、最も目立つ場所なのに清原容疑者が
甲子園から“追放”された。
サンケイスポーツ

約一世紀に及ぶ高校野球などの歴史を一堂に集めた
甲子園歴史館」は、展示していた同容疑者の
バットなどを撤去した。 
展示されていたのは、PL学園高時代のレプリカユニホームと
同高時代に実際に使用していた金属バットなど。
同容疑者は高校時代に甲子園に5季連続出場し、
歴代最多の通算13本塁打をマーク。

甲子園通算20勝のチームメート、桑田真澄投手
(元巨人)とともにKKコンビとして黄金時代を築き上げた。
バットは優勝した1985(昭和60)年の夏の決勝(対宇部商)で
本塁打したときのプレミアムバットで、のちに
同容疑者が寄託していた。

同歴史館は1月25日から今月3日までメンテナンス作業のため
一時休館。その間に同容疑者の逮捕という
ショッキングな事件が起こり、対応を協議していたが、
4日の再開初日に合わせて撤去を決めたという。
担当者は「容疑を認めたという報道から撤去を決めた。

記録は消えませんが、来館者には親御さんといらっしゃる
子どもさんも多く、残念なことだが、教育的な配慮を考えた」と
説明した。撤去した展示物を今後どうするかは未定で、
現状は同歴史館側が保管しているという。

同歴史館は2010(平成22)年3月、甲子園球場
レフトスタンド内にオープン。
1階のエントランスを上がった2階の右手にあるのが
高校野球ゾーン」で、清原容疑者のバットなどは
入ってすぐの「聖地への誘い」という“一等地”ともいえる
コーナーに展示されていた。
しかも、独立したガラスケースに収められており、
お宝グッズばかりの同歴史館のコレクションの中でも別格の扱い。

横浜高時代の1998(平成10)年に春夏連覇を達成した
松坂大輔投手(現ソフトバンク)のユニホームやグラブとともに
最も目立つところにあり、来館者の注目も高かった。
高校野球ゾーン」では過去の名選手、名勝負を映像で
紹介するコーナーもあるが、当然その中には
同容疑者も登場している。
この映像についても「近く再編集する予定です」(担当者)と
差し替えられる方向で、かつての甲子園のヒーローは
完全に聖地から消えることになる。

5季連続出場となった高3夏の決勝・宇部商戦で
清原容疑者が2打席連続本塁打を放った際には
実況アナウンサーが「甲子園は清原のためにあるのか~!!」と
絶叫。この名セリフはファンの語りぐさになっている。
甲子園で誰よりもホームランを打ち、甲子園で
誰よりも輝いたスーパースターは、ダークサイドに堕ち、
球児の聖地から姿を消した。

1998年から2001年に巨人に在籍した野村貴仁氏。
元投手は97年から05年に巨人に所属した
清原容疑者とは4年間チームメートだった。
既に「みんな知っていた」と清原容疑者の
薬物使用について話しているが、
10日放送のTBS系情報番組では、より具体的に
巨人時代の薬物歴について証言した。

TBS系「Nスタ」(月~金曜後3・53)などの放送内容や
同局関係者によると、野村氏は98年から清原容疑者の
薬物調達役を務めたと明かした。
「はよ仕入れてくれって、何回も催促があった」と述べ、
「ベンチやロッカーしかないでしょ」と本拠地東京ドームなど、
野球場で交渉していたと証言した。

さらに、「たまたま『疲れた』って言うから、
飲んでみたらどうですかって言ったら、
3試合連続でホームラン打ったんですよ」と、
覚醒剤の服用をきっかけに本塁打を量産したという
驚きのエピソードを披露した。 

清原容疑者を破滅させたシャブ〝無間地獄〟

幻聴、幻覚、群抜く依存性…経験者が語る恐怖
一度手を出すと抜け出せないのか。
覚醒剤を所持、使用したとして、元プロ野球選手、
清原和博容疑者(48)が警視庁に逮捕された事件の
衝撃がおさまらない。
清原容疑者はこれまでも水面下で薬物疑惑が
取り沙汰されていた。
誘惑を断ち切るチャンスが何度もあったにもかかわらず、
後戻りすることができなかった。

高校時代からスター選手として華々しく甲子園で活躍し、
プロ入り後も球界を代表するスラッガーとして名をはせながら、
現役時代から薬物を使っていた疑惑まで飛び出している。
もはや「栄光の軌跡」は泥まみれだ。
薬物の中でもとりわけ依存性が高いとされる覚醒剤
実際にどんなメカニズムで依存を深め、
どんな悪影響を人体に及ぼすのか。
薬物の専門家や関係者が語る覚醒剤

〝無間地獄の恐怖〟とは。

ドーパミン分泌…快感の記憶覚醒剤は薬物の中で
群を抜いて恐ろしい。
脳に直接作用するため、覚醒剤への欲求が異常に高まり、
そのためには人殺しさえ厭わなくなる。
しかも影響は半永久的に消えず、いつ覚醒剤を求める
フラッシュバックが起きるか分からない。
たった1回使っただけで、人生を破滅させてしまう」
近畿大薬学部の川畑篤史教授(病態薬理学)は、
こう語気を強める。

川畑教授によると、覚醒剤は体内に取り込むと、
脳内のドーパミン神経細胞に作用し、ドーパミン
強制的に放出される。
ドーパミンとは「脳内麻薬」「快楽ホルモン」とも呼ばれる
神経伝達物質
勉強やスポーツなどの「動機付け」の効果があるが、
過剰に分泌されると快感をもたらす。

これが、覚醒剤による精神的な依存を生み出す。
実はドーパミンを分泌するメカニズムそのものは、
たばこや酒といった嗜好品と同じだ。
決定的な違いは依存性の強さにある。
一度覚醒剤を体内に取り込むと、「快感の記憶」が
脳に刻み込まれ、影響は死ぬまで消えないといわれる。 
とりわけ見逃すことができないのが、
覚醒剤の使用頻度と快感の関係だ。

「一度使えば破滅」

マウスを使い、覚醒剤を毎日投与するグループと、
7日に1回投与するグループとを比較観察した
実験結果がある。
投与後のマウスの運動量を調べると、
7日に1回のグループがより活発に動き回っていた。
つまり、7日に1回の使用者の方が毎日使う人よりも
快感の度合いが高いといえる。

しかも、川畑教授によれば「間隔が空けば空くほど、
快感の度合いはますます強まる」という。
例えば20代のころ、覚醒剤に1度だけ手を出し、
その後、周囲のサポートや強い意志で
覚醒剤を断ち切ることができた人がいたとしよう。
それでも30年後、50代になってたばこや酒、
あるいはストレスなど、思いがけない要因で
覚醒剤を使用した記憶が呼び覚まされることがある。

「忘れていたあの感覚が…」。

再び覚醒剤に手を出してしまうと、30年という間隔が
とてつもない快感をもたらしてしまうのだ。
警察庁のまとめでは、平成26年に全国で覚醒剤事件で
摘発された1万958人のうち再犯者が7067人を占め、
再犯者率は64・5%に上った。

高齢になるほど再犯者率は上昇し、
50歳以上では実に80・2%を記録した。
「一度使えば人生を破滅させる」-。
川畑教授が強く警告する意味がよく分かる。
「気持ちの良い感覚」が忘れられない
清原容疑者だけでなく、26年9月に覚せい剤取締法違反罪で
有罪判決を受けた歌手のASKA氏ら一流スポーツ選手や
芸能人が、覚醒剤に手を出す背景にも、
ドーパミンが関係しているといわれる。

満員の球場でホームランを打ったとき、
数万人規模のライブ会場でマイクを握ったとき、
脳内でドーパミンが分泌されるからだ。
川畑教授は「こうした『気持ちの良い感覚』が忘れられず、
覚醒剤に手を出すということも、あり得なくはないでしょう」と
指摘する。

また、覚醒剤を使えば、
曲のアイデアが浮かばず疲れ果てても頭が冴えたような
気になったり、つらいトレーニングでも
「頑張ろう」という気になったりすることもある。
こうした「効果」も著名人が覚醒剤の誘惑に陥る
要因なのかもしれない。

もちろん、一流スポーツ選手や芸能人には、
暴力団関係者らさまざまな思惑を持った人たちが
近づくこともある。
彼らを取り巻く環境が、覚醒剤へのハードルを
下げていることは言うまでもない。
依存断ち切るアプローチを極めて依存性の高い
覚醒剤だが、それでも立ち直ろうともがく人たちが大勢いる。

兵庫県出身の40代の男性は、10代で覚醒剤に手を出した。
「目の中にカメラが埋め込まれ、誰かに監視されている」。
幻聴や幻想などの精神症状に襲われるようになり、
こんな感覚が離れなくなった。
覚醒剤を求めて自宅で暴れるようになり、
たまりかねた父親の通報で逮捕された。

1回目は執行猶予付きの判決だったが、
2回目は実刑判決を受け、刑務所に収監された。
だが、塀の中でも覚醒剤への渇望が
止むことはなかった。

3年近い刑期を終えて出所すると、その足で
再び覚醒剤を買いに行った。
逮捕と再犯を繰り返し、3回目の刑務所暮らしの後、
一念発起して薬物依存からの回復プログラムを持つ
「DARC(ダルク)」という民間リハビリ施設に入所した。
もう二度と覚醒剤を使わないとの覚悟だった。

同じ境遇の人たちと語り合うプログラムなどを通し、
覚醒剤を遠ざけることに成功した。
今では、自らが覚醒剤依存に苦しむ人を
支援する立場になった。
それでも、覚醒剤を使用したときの感覚を思い出す

フラッシュバックにいつ襲われるか、
常にその恐怖につきまとわれている。
「依存地獄」への入り口となる覚醒剤
清原容疑者のケースを含めて自業自得なのだが、
実際に手を出してしまった人たちを罰すると同時に、
依存を断ち切る治療というアプローチを組み込む時期に
きているのかもしれない。

覚醒剤事件に詳しい堀内恭彦弁護士は
覚醒剤使用は病気という側面もある。
ダルクのような施設を公的に支援する仕組みが
必要だろう」と話している。……

Author :産経WEST



『からす 』




人の為(ため)と書いていつわり(偽)と読むんだねぇ
誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、言えば、……


  P R

    カビの生えない・きれいなお風呂

    お風呂物語

入れてもらえば気持ちは良いが、
  どこか気兼ねなもらい風呂


S01

 

チャンネル・掲示板

チャンネル・掲示板

幸せがつづいても、不幸になるとは言えない
 不幸がつづいても、幸せが来るとは限らない


Mousou2 昨日という日は
歴史、
今日という日は
プレゼント
明日という日は
ミステリー 

  
 
 
子を持つも持たぬも人の宿命(さだめ)なり 
日に日に努めて行かむ
あなたの人生なんだから好きなように
お行きなさい(生きなさい)



『初めてのデート』

それは強引だった。
池田ヒカルは、イベント会社のバイト先で知り合った
男の子に、デートに誘われた。
「今度の土曜日って空いてる?」と訊かれて、
その瞬間、(あっ、この人、私のこと好きだったんだ)と思った。

たまたま同じ大学の一年先輩であること。
そして、「竹中慎太郎」という名前を知っている程度だった。
それほど、嫌なイメージがなかったので、
つい、「はい」と答えてしまった。

すると、唐突に、「デートしよう!」と言われた。
彼は、ただニコニコ笑っている。
(いきなり?)と思った。
普通は、「美味しいイタリアンの店知ってるんだけど」とか
「ディズニーシーで何が好き?」と遠回しに聞いてくるのものだ
。ヒカルが戸惑いつつも、勢いで首を縦に振ってしまうと、
続けて、「じゃあ、朝10時に大学の正門前で。よろしく!」
そういうと、手を振って帰ってしまった。

カオルは残りの仕事の片付けをしながらブツブツ呟いた。
「なんて強引なのよ・・・」そして土曜日。
よほど断ろうかと思ったが、電話番号も聞いていない。
かといって、すっぽかすのも気が引ける。
大学もバイトも同じだと、次に顔を合わせるとき気まずくなる。

(まあいいか。悪そうな人じゃないし、
まずはどんな人か、性格を見てみれば)
カオルの母親は、昔から口うるさい人だった。
「履物はきちんと揃えなさい」「時間を守りなさい」
「人にお金を借りてはいけません」
「お年寄りには親切に」
「部屋はいつもキレイに」・・・。
言われるたびにケンカになった。

大学に合格して、一人住まいするときはホッとしたものだった。
でも、そのおかげで、人を見る目が養われたと思っていた。
食事をしたり、家に遊びに行くだけで、
友達の人柄や性格がわかってしまう。
ちょっとイジワルだけど、
「彼の中身を見抜いてやろう」などと思って家を出た。

最寄りの駅に着くと、改札の上の表示板に
テロップが流れていた。 「架線事故のため上下線共に不通」
カオルは、思わず「え!」と声を上げた。
そして、母親の顔とともに、いつも言われていた言葉が
思い浮かんだ。
「約束の時間には、早めに行きなさい」 というものだった。

ずっと、「行こうか」「やめようか」と迷っていたので、
支度をするのがギリギリになってしまった。
次の急行に乗らないと間に合わない。
慌てて、駅員に尋ねる。「すみません。不通って、
どれくらい待てば・・・」
「大変ご迷惑をおかけしております。まだ復旧の目途が
立っておりません。  誠に申し訳ございません」

ヒカルは焦った。頭の中で他のルートを考えた。
3キロくらい離れた私鉄の駅から電車に乗る。
3つ目の駅で地下鉄に乗り換えれば、遠回りになるが
たどり着ける。 もっとも、約束の10時には
30分近く遅れてしまうが・・・。

そう決めて駅ビルを外へ飛び出した。
非常時だ。仕送り前で、財布の中身が気になったが、
停まっていたタクシーに飛び乗った。
運転手に、「ごめんなさい。急いで」と言った。
「ラジャー!」と威勢のよい返事。
しかし、その期待はすぐに裏切られた。
バイパスに入ると、いきなり渋滞。

「おかしいねぇ。おや、どうも事故か何かだね」
ヒカルにも遠くから救急車のサイレンの音が聞こえた。
イライラが募る。「すみません。抜け道ってないんですか」
「あかんねぇ。一旦、バイパスに乗ると、
降りられないんですよ」と言う。
ヒカルは、母親の「約束の時間には、
早めに行きなさい」という言葉がグルグルと回った。
さらに、「待たされる人の気持ちになってみなさい」とも、
よく言われたことを思い出した。

相手がどんな人間か、見抜いてやろうなどと考えていたのに、
これでは自分が「ダメなヤツだ」と思われるに違いない。
(嫌われる)竹中慎太郎という男の子に、
何の感情も抱いていなかったくせに、 今は「嫌われたくない」
という気持ちでいっぱいだった。

手当たり次第に友達に電話をして、「竹中慎太郎の
ケータイ番号を知らないか」と聞こうかとも思った。
しかし、まだカレシでもない男の子との関係を
妙に疑われるのが嫌で思いとどまった。

「運転手さん、ここで降ります!」
「あんた、こんなとこで危ないよ」
「いいからお願い!」それは、陸橋の上だった。
無理やり千円札を渡すとドアを開けてくれた。
駈けた! 駈けた! ヒカルは駈けた。
背中のデイバックが跳ねるように揺れた。
ここのところの運動不足も祟って、1キロも走らないうちに
息が切れてきた。 汗が首をつたう。
しんどくて、しゃがんでしまった。

好きでもない相手の顔が目に浮かんだ。
それは、怒った顔をしていた。
ヒカルは、自分が嫌になって再び走り出した。
駅に着くと時刻表を見た。こういう時は、
悪いことが重なるものだ。 電車は今、出たばかりだった。
イライラしながらホームで15分待った。

電車の中でも、走り出したい気分だった。
地下鉄に乗り換えるのも、 扉が開くと同時にダッシュした。
その間も、母親の「待たされる人の気持ちになってみなさい」
という声が、 どこからともなく聞こえてくる気がした。
何度、時計を見たことだろう。
左手の腕時計は、10時52分を指していた。
その角を曲がれば、大学の正門だ。

(いた!)怒って、もう帰ってしまったに違いないと思っていた。
でも、待っていてくれた。どうやって謝ろうか。
本当のことを言うしかない。 自分に落ち度はない。
全部、不可抗力なのだ。そう思いつつ、
「ごめんなさ~い」と声にならない小さな声を発して、
慎太郎の前まで走り寄った。

「何かあったの?」
「う、ううん。電車の事故で・・・それと車の事故も・・・」
「え!? 車の事故だって? 大丈夫?」慎太郎が、
ケガでもしていないかとヒカルの手足をキョロキョロ見回した。

「大丈夫です。事故で渋滞になっちゃって。
それよりごめんなさい」 「ふられたかと思ったよ」
「ううん、ずっとね、気になって気になって。
お母さんから言われていた言葉が気になって」
「え?」 「待たされる人の気持ちを考えなさいって。
ごめんなさいね、イライラしたでしょ」

「ぜーんぜん」慎太郎は、急に笑顔になって答えた。
「僕もさ、オヤジから口うるさく言われていたことがあるんだよ」
「え?・・・」 「待たされる人より、
待たせる人の方がずっと辛いんだゾ!って」

「・・・」ヒカルは、言葉を返せなかった。
その代わりに、目頭が熱くなるのを感じた。
優しさに、ノックダウンされた。
ヒカルは、慎太郎の顔を見上げた。
そして思った。この人と、付き合いたいと。……


Author:志賀内泰弘



『無言のキャッチボール』

「ねえ、拓也!それでどうするの?」
午後8時半。塾から帰ってくるなり、
飯島拓也は母親の良子に声をかけられた。
「うん・・・」
「昨日はね、お母さんも強気なことを言っちゃったけど、
一晩考えたらねぇ」
「お父さん、帰ってる?」
拓也は、母親の問いに答えず尋ねた。
「ううん、帰ってるわよ。トイレじゃないかしら」
「あっ、そう」 「・・・拓也!聞いてるの?」
「う、うん」拓也は中学3年。受験勉強の真っ最中だった。
成績は悪い方ではない。 かといって、
トップクラスというわけでもない。
上の下か、中の上だった。
どうしても行きたい高校があった。
そこは、野球部が強かった。
甲子園に出場したことは一度もないが、
いつも県大会のベスト8まで勝ち進んでいる学校だった。

何より、中学の野球部で可愛がってくれた
先輩がいたことが志望理由だ。
しかし、成績が今ひとつ足りなかった。 そ
れを挽回すべく、夏休みは本気で勉強した。
おかげて、担任の先生から、「おお、拓也、
やればデキルじゃん」と初めて褒められた。

ところが、である。今回の模擬試験ではボーダーを
大きく割り込んでしまった。 そして、先生からは、
志望校の見直しを言い渡されたのだった。
気弱になった。そして、迷い始めた。
どうしていいのか、わからなくなった。 ト

イレから出て来た父親の裕也が、息子の顔を見るなり
ボソッと呟くように言った。「やるか?」
そう言って、左の手のひらに、右手で拳を作って
パンパンと打った。

「うん」 「お母さん、河原へ行って来る」
「何よ、こんな遅くに」良子の声を聞いてか聞かずから、
二人はグローブを手にして家を飛び出した。
家のすぐそばの河原に、打ちっぱなしのゴルフ練習場がある。
深夜まで、照明が煌々と照らされている。
その脇の河原の土手で、二人はキャッチボールを始めた。

それは、いつの頃からだったかわからない。
拓也が物心が付いたときには、父親とキャッチボールをしていた。
父親の裕也は、無口だった。
家でも、ほとんど喋らない。
親戚の法事に行っても、尋ねられたことに、
「はい」とか「ええ」と答えるだけだ。

「学歴がないことを気にしているんじゃないの」と、
遠縁の人が言うのを耳にしたことがあった。
キャッチボールをしていても、
普通は、「ナイスボール!」とか「もう一丁」とか
言うものだ。だが、ただ黙々と、ボールを投げ、
そして受けるだけ。

そんな無言のキャッチボールではあったが、
拓也にとっては、何よりもそのことに気づいたのは、
小学6年生の4月のことだった。
拓也たちのクラスに男の子が転校生が入ってきた。
みんなは5年生から持ち上がりで、
クラス替えがなかった。

そこへ転校生だ。興味津々で迎えられた。
しかし、その子は、顔の右側に大きな青アザがあった。
子供は残酷だ。「それどうしたの?」と何人かが聞いた。
本人もよほど気にしているらしく、
おどおどして「生まれたときから・・・」と答えた。
下を向いて・・・。

数日後、「アザくん」とみんなから呼ばれるようになっていた。
拓也は、それが嫌で、「シンジ」と呼ぶようにしていた。
すると、ちょっとやんちゃなグループの3人が、
拓也までもからかうようになった。
拓也を呼ぶとき、「アザくんの友達くん」と大きな声で。

そんな中、休みの日に、父親の裕也とキャッチボールをした。
父親は何も聞かなかった。もちろん、母親にも言わなかった。
ただ、ただ、ボールを投げる。
パーン!すると、父親からボールが返ってくる。
パーン! パーン! パーン!
そんな行ったり来たりの繰り返しが30分も続いたろうか。

突然、父親の玉が速くなった。
拓也は、「ウッ」と顔をしかめて受け取った。
その後、ますますとボールはスピードを増していった。
相変わらず、一言も喋らないが、
父親の顔つきが何だか険しくなったような気がした。

その時だった。それまでの120%くらいの強さのボールが、
拓也の顔を目掛けて飛んできた。
ウワァ!と思ったときには遅かった。受け取りそこねて、
右のおでこにボールが当たった。

「目から火がでる」とか「星がピカッと光る」と言うが、
それはアニメの世界のことだけでなく、
本当なんだと拓也は思った。
尻餅をつき、右手で触れると、
血がぬるぬると流れているのがわかった。

母親は、父親を責めた。
でも拓也は、父親から一つの答をもらったような気がした。
翌日、学校へ行くと、やんちゃグループの一人に言った。
「今日からシンジと呼べよ」と。
それでも、からかうので一発殴った。
相手は鼻血を出した。 拓也も殴られた。
3倍の強さで。二人とも保健室に運ばれた。
しかし、後悔はしなかった。

今でも、父親が「そうしろ!」 と教えてくれたのだと
信じている。
もちろん、一言もそんなことは口にしていないし、
拓也もそのことは誰にも話していない。

パーン! パーン!拓也は裕也のミットに
正確にボールを投げ続けた。
野球部に入ってから、拓也は裕也の差し出す位置に
確実に投げ込めるようになっていた。
パーン! パーン!裕也が額の汗を拭った。

いつもなら、30分くらいで裕也が「終わろうか」と言う。
しかし今日は、何も言わない。
拓也が投げる。裕也が取る。裕也が投げる。拓也が取る。
もう1時間も続いているだろうか。
拓也はずっと心の中で叫んでいた。

(父さん、どうしたらいいんだよ~)パーン! パーン!
ふいに、裕也の声が聞こえた気がした。
いや、何も喋ってはいなかった。
拓也は受け取ったボールを手にして言った。

「ありがとう、もうやめにしよう」
父親から、返事が届いたような気がした。
(あきらめない)心の中で、そう呟くと、
迷いがパッと吹っ切れていることに気づいた。…


Author:志賀内泰弘




 『泣いた数だけ倖せに』




時は絶えず流れ、
 今、微笑む花も、明日には枯れる


添うて苦労は覚悟だけれど、添わぬ先から、この苦労



P R

    カビの生えない・きれいなお風呂

    お風呂物語

入れてもらえば気持ちは良いが、
  どこか気兼ねなもらい風呂


S01
 

歴史・履歴への許可証

歴史・履歴への許可証

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー


夢はでっかく、根はふかく。
花を支える枝 枝を支える幹 
幹を支える根 根はみえないんだなあ


Kobanasi_3


『いうな地蔵』 (百物語)

むかしむかし、あるところに、すぐにけんかをする、
あばれものの博打うちがいました。
大きなからだの力持ちですが、働らきもしないで、
「なにかええことはねえもんかなあ」と、まいにち、
ブラブラしています。

ところがある日、ばくちうちは、
「おれもこの土地さえでたら、ちったあ
運がまわってくるかもわからん」と、考えて、
ヒョッコリと旅に出ました。

けれども、運がまわってくるどころか、持っていたお金を
すべて使い果たしてしまい、
「あーあ、はらはへってくるし、銭はなし。どうしたものか」と、
とほうにくれて、とうげのお地蔵(じぞう)さんの前に
腰をおろしていると、下のほうから大きな荷物を
重そうにかついでくる、ひとりの男がいました。

「これはしめた。あのなかにゃ、うめえもんがどっちゃり
へえってるにちげえねえ。ひとつ、あいつを殺してとってやれ」
ばくちうちは、近づいてきた男に声をかけました。
「おいこら! いったいなにかついどるんじゃい!」
いきなりどなられた男は、ギョッとして、
「こっ、こりゃ食いもんじゃ」

「そんなら、みんなおいていけ! 銭も持ってるなら
銭もだせえ!」と、ばくちうちは男のかついでいる
荷物をつかむと、むりやりひきずりおろそうとしました。
「い、いや、これはやれん。うちに持ってかえって
食わせなならん。子どもらが、はらすかしてまっとんじゃ」

「そんなことはしらん! よこさんと殺すぞ!」
ばくちうちは荷物を取り上げると、必死に取り返そうとする男を
なぐりつけて、とうとう殺してしまいました。
「ふん! すぐにわたさん、おまえが悪いんじゃ」
ばくちうちはまわりを見わたして、人がいないことを確かめると、
そばにあったお地蔵さんにいいました。
「おい。見ていたのはおまえだけじゃ。だれにもいうなよ」
そして、そのまま荷物を持って立ち去ろうとすると、
お地蔵さんが、とつぜんしゃべりました。
「おう、わしはいわんが、わが身でいうなよ」
そして、ニヤリとわらったのです。
「じ、地蔵がしゃべった!」ビックリしたばくちうちは、
いそいで荷物をかつぐと、山道をころげるように走り去りました。

それから何十年もすぎた、ある日のことです。
あのばくちうちは、まだ旅をしていました。
今ではずいぶん年もとって、どちらかといえば、
人のよいおじいさんになっていました。

旅のとちゅうで、ひとりのわかものと知りあい、
そのわかものとすっかり仲がよくなって、ずっといっしょに
旅をつづけています。
「あの山をこえたところに、おらのうちがあるんじゃ。
ぜひよっていってくれ」
わかものにそうさそわれて、ばくちうちは、
「そうか。では、ちょっとよせてもらおうか」

話がまとまり、さっそくいそぎ足になったふたりが
さしかかったのが、あのお地蔵さんのある峠でした。
ばくちうちがお地蔵さんを見てみると、あの日のことなど
まるでうそのように、お地蔵さんの口は一の字にしまっています。

ばくちうちはつい、なかのよいわかものに、
このお地蔵さんのことをしゃべりました。
「おい、おもしろいこと教えてやろうか?」
「ああ、なんじゃ」
「じつはな、この地蔵さんはしゃべるんじゃ」
「お地蔵さんがしゃべったりするかえ」
「ほんとうじゃ。げんにこの耳で、ちゃんときいたんじゃ」
「じゃ、なんてしゃべったね」

そうきかれて、ばくちうちは、
「いいか、ぜったいにだれにもいうてくれんなよ。
おまえだけにいうんじゃでなあ。ぜったいじゃぞ」
なんどもなんどもねんをおすと、
「もう、ずいぶんむかしのことじゃ。そのころはまだ、
おらもわかかったで、ずいぶん悪いこともしてきた。・・・

じつはおら、ここで人殺してしまったんや。
その殺した男というのが、・・・」
わかものに、あの日のことを全部話してしまいました。
それを聞いていたわかものの顔が、えんま大王のように、
みるみるまっ赤になってきました。

「うん? どうした、こわい顔をして」
わかものは、ばくちうちをにらみつけると、
「それはおらの親じゃ、かたきうちをしてやろうと、
こうして旅をしながらさがしていたが、かたきはあんたじゃったのか。
おのれ、親のかたき! かくご!」

わかものはそうさけぶなり、ぬいた刀できりかかりました。
ふいをつかれたばくちうちは、あっというまに、
殺されてしまいました。
そしてそのとき、あのお地蔵さんがしゃべったのです。
「ばかな男じゃ、わしはだまっていたのに、
自分でしゃべりおったわい」……

おしまい



『 恩知らず』 京都府の民話

むかしむかし、ある村に大雪が降りました。
買い物で町へ出かけていた男は村に帰る途中、
この大雪で道に迷ってしまいました。
「困ったな。完全に迷ってしまったぞ。しかし、この雪の中に
とどまっても凍え死ぬだけだ。とにかく歩かないと」

男が仕方なく吹雪の中を歩いていると、ふと目の前に
大きな影が現れたのです。
「くっ、熊だ!」
男は逃げようとしましたが、深い雪に足を取られて
逃げるに逃げられません。
「もう駄目だ!」
男は死を覚悟して目を閉じましたが、熊は襲って来ません。
男が恐る恐る目を開けてみると、熊は後ろ足で
むっくり立ち上がり、器用に前足を動かして、
(こっちへ、こい。こっちへ、こい)と、手招きをしているのです。
「もしかして、おれをさそっているのか?」
熊が襲ってくる様子はなく、このまま吹雪の中を立っていても
仕方がないので、男は熊に誘われるまま熊の後を
ついて行きました。

すると熊は大木に開いている大きな穴の中に入って行って、
穴の中から男に向かって、
(おいで、おいで)と、また手招きをしました。
「おれを巣穴で、食べるつもりだろうか? ・・・
ええい、ここまで来れば、乗りかかった舟だ!」
男は決心すると、熊の巣穴へと入って行きました。

熊の巣穴は意外に広く、そして暖かでした。
熊はすぐに眠ってしまい、襲ってくる様子はありません。
男は熊が巣穴に蓄えている木の実と雪を食べて
飢えをしのぐと、熊の背中に添い寝をして暖まりました。

それから四日後、長かった吹雪がようやくやみました。
熊は、まだ眠ったままです。
男は巣穴を出ると、無事に村へと帰って行きました。

村に帰った男は、自分が熊のおかげで助かった事を
村人に告げると、仲間の猟師にこう言いました。
「大きくて毛並みの良い熊を知っている。そいつを撃ち殺して、
売ったお金を山分けにしよう」
こうして男は恩知らずにも、命を助けてもらった熊を
撃ち殺しに行ったのです。

さて、帰って来た男を見つけた熊は、うれしそうに
立ち上がると男に、(おいで、おいで)と、手招きをしました。

しかし男が猟師を連れて来た事がわかると、
熊は急に怖い顔になって男に襲いかかったのです。
油断していた男は熊の攻撃を避ける事が出来ず、
そのまま熊に身体を引き裂かれてしまいました。

そしてそれを見て怖くなった猟師は鉄砲を撃つ事も出来ず、
あわてて村へと逃げ帰りました。
この話を聞いた村人は、
「たとえ相手が動物でも恩知らずな事をすれば、
あの男の様になる」と、言い伝えたそうです。

おしまい



『三匹のこぶた』)(イギリスの昔話




誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば、言い訳になるから……。


Mituo 人の為 と
書いて、
いつわり(偽) と
読むんだねぇ 

 
  
 
 
時は絶えず流れ、 
  今、微笑む花も、明日には枯れる  



鬼が餅つきゃ、閻魔が捏ねる、
  そばで地蔵が食べたがる   




P R

    カビの生えない・きれいなお風呂

    お風呂物語

入れてもらえば気持ちは良いが、
  どこか気兼ねなもらい風呂


S01
 

妄想劇場・番外編(18禁)

妄想劇場・番外編(18禁)

信じれば真実、疑えば妄想……


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18歳未満の方は
ご遠慮下さい。 
 

 
  
 
メジャーでは無いけど、
こんな小説あっても、良いかな !!
アングラ小説です、不快感がある方は、
読むのを中断して下さい。

枕出せとは、つれない言葉、そばにある膝、知りながら
よその夢見る浮気なあなた、貸して口惜しい、膝枕



春画を極めた本当の男の心意気と、艶やかな女達を描いた
・・初編


まだ昼間だと言うのに、吉原近くのこの家の中では
妖しい雰囲気になっていた。
初めは、少女を少しずつ慣らしていこうと思っていた。
しかし、この無垢で清純そうな少女をみると、 身体が
熱くなってきたのである。

(俺は、こんなはずじゃ無かったのに、何故だ?
・・この熱い気持ちは・・)
今まで裸でないとは言え、沢山の女を描いてきた浮丸は
意外だった。
まるで、少年の頃にように胸がときめくのである。

久し振りに感じる、この興奮・・ 何故だ?
この小娘に俺は、興奮しているのか?
そう思いながら、お絹を見つめた。
自分の前に、少し怯えた顔をした美少女がいる。
しかし、自分はこの娘を買ったのだ。
この、まだ男を知らない娘の裸を見てみたい。

思わず浮丸は、弥介に言った。
「弥介、その娘の着ている物を脱がして、裸にしなさい」
弥介は、急に変わった目つきの浮丸を見て戸惑っていた。
普段は優しいお師匠様なのだが、時々思いついたように
変貌するときがある。 それは承知していたが、
いざ・・仕事場でない新しい家でどうなるのかを思うと、
自分がどうして良いのか分からなかった。

思わず、ぼーっとしていると、再び浮丸の声で
目を覚ましたようだった。
「弥介!」
「あぁ、はい・・先生」
浮丸の声で反射的に、飛び上がった弥介だが、
その時には平静を取り戻していた。
弥介はお絹に近寄り、お絹に言った。

「先生が、あのように言っているから、脱がすね」
「あぁ・・はい、恥ずかしいですぅ、弥介さん」
弥介が見たお絹の顔は恥じらいながらも、美しかった。
やがて、弥介の手でお絹の帯は解かれ、
次第に彼女の肌は露出してくる。

微かに、薄手の襦袢だけになったお絹は、そこに佇んでいた。
「先生、これもですか?」
弥介はお絹が手で被っている襦袢を震える指で示した。
「そうだ、全部だ・・素っ裸にしなさい」
「はい」

やがて、優しく弥介の手で、
お絹の身体は全ての物が取り除かれ素裸になった。
しかし、お絹の手は乳房と、下腹部を押さえて立っていた。
真っ白な身体の少女が、目を伏せ恥ずかしそうに
一人佇んでいる。

弥介は、それだけで目眩がしそうだった。
(綺麗だ、これが女の人の裸なんだ・・)
「お絹、その両の手を後ろに回しなさい」
部屋の中で、凛とした浮丸の声が響く。

「はい・・」
浮丸の声を聞き、お絹は瞬間的に手を後ろに回した。
この瞬間から少女の全てがさらけ出したのである。
それは昼の陽射しを受けて立つ菩薩のように輝いていた。

お絹は恥ずかしさに目が眩みそうになっていた。
始めて他人の前で裸になったのであり、
この十八の娘の初めての経験になった。
ぼんやりしているお絹の後ろに、いつの間にか
浮丸が立っていた。

そしてお絹の背後から、浮丸は彼女の丸い乳房を
両の手で抱きしめた。
浮丸の手には、丸く柔らかな女の感触がある。
それは暖かく、若い生身の女の肌だった。
それは浮丸が今まで感じたことのない肉の暖かさだった。

(これが未通女の肌なのだな、この娘を私好みの女にするぞ、
楽しみだ)
そして、浮丸に乳房を揉まれたお絹は、どうして良いのか分からず
立ったまま呆然とし、そこで佇むばかりである。
「あぁ・・」

始めて裸にされ、後ろから乳房を鷲づかみされて
お絹はどうして良いのか分からなかった。
拒むことも、拒否することもできない自分。
売られた身体・・・そう思えば余計に何もすることが出来ず
ただこの中年の男に抱かれるしかなかった。

それは十八才の少女が経験するには、余りに恥ずかしかった。
そして、急に下半身の部分が掻き回されるほど熱くなり、
何かに貫かれるような衝撃を、身体に受けるお絹だった。

「きゃ、い、痛い・・あぁ・・」
それは浮丸が背後から、片手でお絹の○○を掴み、
他方の手の指先が、お絹の○○入り込んでいたからである。

浮丸は我を失っていた。 横で、弟子の弥介が見ていることも・・
絵の奥義を深める為に、ここに来ていることも忘れていた。
ただ、この若く、甘い肉体をいたぶり楽しむことが、
今は全てだと思うのである。

彼の○○は固くなり、反り返った○○の先は娘の背後から
○○立ったまま、娘の○○に入り込んでいた。

浮丸が腰を浮かせ、ゆっくりと押し込むと全てが娘の中に入った。
立ったままで娘と浮丸は、背後から○○していた。
それを見ていた弟子の弥介はただただ、それを
見ているしかなかった。
始めて見た師匠の興奮した顔だったからである。

弥介は、そのとき凛とした声を聞いたのだ。
「や、弥介や・・絵筆をとって、私達を書きなさい!早く!
この娘とわしが繋がっている絵を描くんだ、何枚でも
わしが良いと言うまで、何枚でも書くんだ!、いいな、・・」
「あぁ、はい・・お師匠様」

この著名な浮世絵師は、自分が買った娘と裸で○○しながらも、
決して絵のことは忘れていなかった。
自分が、自分の娘ほどの女と○○、感極まりながらも、
その絵にこだわる心に圧倒されていた。

弥介が見た娘は、未通女というのに背後から
○○を鷲づかみされ、 ○○されながら、
始めて経験する○○を知り始めていた。

(あぁ、これが喜びなのね、あぁ・・、どうして気持ちが良いの?
どうして、私はこんなに○○いるの?
私は、これからどうなっちゃうの?)

ジワジワと身体が感じ始めている少女の顔は火照り
何ともいえない、純で美しい顔をしていた。
それを見ていた弥介は、 二人の前で白い紙に
二人の妖しい様子を克明に書いていた。

前から、横から、後ろから二人の○○姿を書きながら
弥介は○○からしたたり落ちる○○が付かないほど
彼自身も興奮していた。

つづく

Author :官能小説家
http://syosetu.net/pc/



これほど惚れた素振りをしても、ほんとに悟りの悪い人


『硝子のピアス』




Tinko_2 人の為(ため)と
書いて
いつわり(偽)と
読むんだねぇ 

 
 
  
子を持つも持たぬも人の宿命(さだめ)なり
日に日に努めて行かむ
あなたの人生なんだから好きなように
お行きなさい(生きなさい) 
 
 


P R
    カビの生えない・きれいなお風呂

    お風呂物語

入れてもらえば気持ちは良いが、
  どこか気兼ねなもらい風呂

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漢の韓信

信じれば真実、疑えば妄想……

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー


こうして、こうすりゃ、こうなるものと、
  知りつつ、こうして、こうなった


メジャーでは無いけど、
こんな小説あっても、良いかな !!
アングラ小説です、不快感がある方は、
読むのを中断して下さい.


Kanshin021111 韓信
紀元前二〇〇年代の中国大陸。
衰退した秦の末期に
生を受けた韓信は、成長し、
やがて漢の大将軍となる。
国士無双」「背水の陣」
「四面楚歌」
そんな彼を描いた小説。 

 
 
漢の韓信-(126)

「話は変わるが、兵たちは、君の言うことをよく聞くか?」
韓信の質問は唐突ではあったが、灌嬰には
彼がなにを言いたいのかよくわかった。

「旧来の漢の兵たちは問題ありません。しかし、
新たに加わった斉兵はどうも……
彼らは反抗こそしませんが……
どう表現すればいいのでしょう……
熱心さが足りないように感じられます」
「ふむ。そうだろうな。無理もないことだ」

征服された斉の兵士たちは、いうまでもなく捕虜である。
しかし、この時代の捕虜に人権は認められない。
被征服者の兵は、征服者側の兵として戦うことを
強要されるのだった。
彼らが自分たちの主義・主張を態度で示すことは、
禁じられていたわけではないが、現実的に難しい。

我を通して旧主への忠誠を示そうとすれば、
征服者によって斬殺されるのが関の山なのである。
よって、軍は勝つたびに新参者の兵が増え、
膨張していくことになるのだが、それら新参の兵を
心服させることは、征服者にとって重要な課題のひとつである。
彼らが反乱などを起こさないにしても、常に命令に対して
消極的な態度で臨むようであれば、軍全体の士気
低下していくのは目に見えていた。 
ましていま韓信が問題にしているのは、一癖も二癖もある
斉人なのである。

彼らの国民性を思えば、自分の目の届かないところに、
しかも国境の最前線に彼らを配置するのは危険が
大きすぎたのだった。
「軍の編成を新たにし、君の部隊は漢兵を主体としよう。
斉兵は私が引き受けて臨淄に連れて帰ることとする。
構わないな?」

灌嬰に異存はなかったが、斉人を斉に帰す、というのは
多少不安に感じられた。小規模なものといっても、
ひとたび戦闘ともなれば、多少なりとも味方に
戦死者は発生する。灌嬰は、残酷なようではあるが、
斉人にもっとも死の危険が高い任務を与え続けてきた。
どうせ失う兵であれば、斉人に死んでもらおう。

彼ら斉人が故郷に帰れば、旧知の人物たちと謀略を企み、
よからぬ行動を起こすかもしれない。それを思えば、
前線で死んでもらった方がよい、と考えたのであった。
しかし、国を統治することを考えれば、それでは
いけないのかもしれない。

斉人を捨て駒にし続けることは、彼らに不服従の精神を
植え付けることになり、反乱の種をまくことに
なるのかもしれなかった。灌嬰はそう考え、不安に感じたものの、
韓信の能力を信じ、同意した。

「私には、一抹の不安がございますが……
それでも斉王のご判断は正しいと思われます。
あなたにならば、なにかと問題の多い斉人でも
従う者は多いでしょう。
そして斉は次第に安泰な強国へと育っていくはずだ」

これを聞き、韓信は気恥ずかしそうな顔をして言った。
私にそのような徳はない。げんに国政はほとんど
曹参に任せきりにしているくらいだ。
軍事以外になんの取り柄もない私に残された仕事は、
前線の視察くらいさ。……まあ、暇つぶしのようなものだ」

「そうでしょうか? おそれながら漢の将軍である私でさえ、
あなたには従っているのです。
どうして斉人が従わないことがありましょう。
どうか自信をお持ちください。……
そして、斉国の安泰を望むのであれば、早めに王妃を迎え、
後継者をお決めになることです」

韓信は灌嬰の言葉に目を白黒させながら答えた。
「王妃……後継者……。将軍、私は確かに
王として斉国の安泰を願ってはいるが、
斉の国王であることは私の人生の最終目標ではない。
私は、漢が楚に勝った暁には斉国を漢王に
献上するつもりなのだ」

灌嬰は韓信のこの言葉に驚いた様子であったが、
すぐに態度を改め、茶化した態度で反論した。
「仮に斉王がそのようなことをなさっても、
漢王がお許しになるはずがないでしょう。
引続き斉の国政を見よ、と命じられるはずです。

斉王の人生の最終目標がなにかは存じませぬが、
諦めて王妃を迎えることです」
「……はたして漢王はそのような命令を下すだろうか。
私としては確信が持てないうちは王妃を迎えようという
気にもならない。そして、私自身漢王からそのような命令を
下されることを望んでいないのだ」「そのようなことを! 

いまの言葉を聞けば、魏蘭は悲しみますぞ!」
そんなことはない。そんなことはないのだ、灌嬰……。
灌嬰は韓信と魏蘭の二人の夢を知らない。
知らないがゆえのおせっかいな発言であったが、
韓信はそれを腹立たしく感じたりはしなかった。
まだ自分の周囲には、自分のことを思い、
意見してくれる者が存在する。

自分がそれに応えられるかは別問題として、
韓信はそのことが嬉しかったのだった。灌嬰と別れた韓信は、
その言葉のとおり前線の斉兵たちを引き連れて臨淄に戻った。
しかし、このことがのちに悲劇を生むことになる。
灌嬰の不安は、やはり正しいものであった。
「…………」

つづく

Author :紀之沢直
http://kinozawanaosi.com.



愚人は過去を、賢人は現在を、狂人は未来を語る


歌は心の走馬灯、
歌は世につれ、世は歌につれ、
人生、絵模様、万華鏡…



『名古屋ブルース 』




人の為(ため)と書いて
いつわり(偽)と読むんだねぇ

誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、言えば、……



時は絶えず流れ、
今、微笑む花も、明日には枯れる

P R

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    お風呂物語

入れてもらえば気持ちは良いが、
  どこか気兼ねなもらい風呂


S01