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流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

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『建設業であった心温まる物語』

建設業は、よく3Kの職場だと言われます。
人から嫌がられる仕事ですが、
もちろん、 そこで働く人たちは
「生きがい」「やりがい」を持って働いています。

「娘さんの就活」ある職人さんの話です。
その職人さんは、当時建築ラッシュだった
駅前のオフィスビルで、 来る日も来る日も
工事をしていました。休日も、
その仕事のたいへんさから疲れてしまい、
家族をどこかに連れて行ったりすることもできません。
それでも、自分の仕事で街が活性化する、
人が幸せになる、と思い、
懸命に仕事を続けました。

その職人さんは、自分が携(たずさ)わった
建物はいろんな人が協力し合い、
でき上がるものだと思っていたのと、
また、それは自分の作品でもあり、
子供のように愛情のあるものだとも話していました。

ただ、建物に対し子どものように愛情を注ぐ一方で、
自分の家族に愛情をうまく表現できない自分自身に
いら立ちを感じていました。

それから十数年。 娘も大きくなり、
就職活動をしているときに、
その職人さんは聞きました。
「就職活動はどうだ?」
娘は 「○○に決まったよ、お父さん」 と答えました。

あまり娘と向き合えなかったその職人さんは、
わが娘を感慨深く見つめていると、
娘は続けてこう言いました。
「○○って会社のオフィスビル、お父さんが
工事して建てたんでしょ?  
他の会社と迷ったけど、
やっぱりお父さんが建てた建物の中で働くのって  
守られてる気がしてね……」

照れくさそうに話す娘に、
職人さんは、 ただただうなずいて
言葉を返せなかったと言っていましたが、
少し誇らしげにも見えました。

Author:志賀内泰弘

【父の思い出】 また同じ話




「こいつにけじめをつけさせるんです」

放課後、地域の方から学校に電話が入りました。
「おたくの生徒らしい子が、タバコを吸っています」
何人かの教職員でその場に駆けつけると、
私のクラスの男子生徒が二人いました。
タバコは吸ってはいませんでしたが、
一人は以前、喫煙で指導した生徒でした。
彼らの慌てぶりから「もしかして・・・」と思いました。

「何をしていた?」と尋ねても何も答えません。
「タバコを吸っていたのか?」と問いかけると、
興奮しながら、 「どこに証拠があるんだ!」と、
はき捨てるように言うのです。
何人もの教師がいるから興奮をしているのだろうと思い、
その場から二人を連れて学校へ戻り、
広い会議室で話を聞きました。
何を聞いても彼らは話さず、沈黙の時間だけが
流れました。

「本当のことを言っていいんだ。
本当のことを言わないままでいると、  
いつまでも、心がすっきりしないぞ」 と
静かな口調で彼らに語りかけました。
二人は、少し落ち着き、ぽつりぽつりと話し始めました。

一人の生徒が小さな声で、 「俺、タバコを少し吸った」 と
つぶやくように話しました。
たばこを吸った理由など聞きませんでした。
これからをどうするかを、彼らと話をしました。
悪いことをしたが、そのことを自分から素直に
話してくれたことはうれしかったのですが、
保護者にも伝えておかなければと思い、
「今夜、家庭訪問するから、先生が行く前に自分から  
親に話しておくんだぞ」と、伝えました。

父親が帰っているだろうと思う時間に、
彼の家を訪ねました。 家の中は真っ暗です。
玄関から大きな声をかけると、彼の妹が出てきました。
「お父さんはまだ仕事?」と尋ねると
「お兄ちゃんと一緒に床屋に行った」と言うのです。
すでに床屋は閉まっている時間なのに、
どうしてこんな時間に床屋に行ったのだろうか、 と
不思議に思いながら、妹に床屋の場所を教えてもらい、
その床屋に行きました。

やはり床屋は外の明かりも消えていて、
カーテンが閉まっていましたが、 店の奥からは
明かりがもれていました。
そっと床屋のドアを開けると、彼が椅子に座り
床屋さんに髪を切られる瞬間でした。
彼の横には、父親がじっと彼を見て立っていました。

私はその光景に驚き、挨拶もせず、いきなり
「どうしたのですか?」と父親に声をかけました。
振り向いた父親の目は涙でいっぱいでした。
「こいつにけじめをつけさせるんです」と、
静かな口調の中に強い決意を感じました。

「先生、こいつ二度目ですよ。あれだけ
約束したにもかかわらず」 といいながら、
彼を見つめているのです。そして、
「先生、これは、俺と息子との約束です」と
話を続けました。
彼は、何も話さず、あふれる涙を拭きもせず、
鏡に映っている自分の顔をじっと見ているだけでした。

床屋さんが彼に「いいの? 切るよ?」と
声をかけました。
小さな声で「うん」とうなずく彼の頬から
涙が落ちました。
電気バリカンの音が、部屋いっぱいに響きました。
彼の髪はどんどん短くなっていきました。

わずかな時間で短髪になった彼は、
なぜかさわやかに感じました。
彼の頬には、流れた涙の跡だけが残っていました。
父親は我が子に「これで生まれ変われ、
これで生まれ変わるんだぞ」 と涙声で
彼に伝えているのです。

それから十年以上が過ぎました。
彼は社会人になっていました。
偶然デパートで彼に会いました。
「先生、久しぶり。俺のこと覚えてる?」 と
元気に声をかけてきました。

「忘れるはずないだろう」 と彼に言葉を返しました。
彼の隣には女の子がいました。
その女の子と目が合うと、彼は
「先生、俺の彼女だよ」 とその女の子を
私に紹介してくれました。

「〇〇の担任の先生ですか? 
中学校のころ、本当に迷惑をかけたと聞いています。  
お父さんにも迷惑かけたから、親孝行したいって、
彼ったらよく話すんですよ。  
本当に、悪い子だったんでしょ?」 と
その女の子が話している横で、
彼は「余計なこと言うなよ」と照れ笑いをしながら
彼女に言葉をかけているのです。

彼は成人しても、中学時代の父親の
毅然とした態度に感謝しているのです。
父親と息子。 親子や年の差なんて関係ない。
男同士だからこそ通じる心意気もある。

Author:中野敏治



『父親への結婚挨拶』




人の為(ため)と書いて
いつわり(偽)と読むんだねぇ

誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴にも、言い訳にもなるから……


時は絶えず流れ、
 今、微笑む花も、明日には枯れる



P R
カビの生えない・きれいなお風呂

お風呂物語

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