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流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

歴史・履歴への許可証

歴史・履歴への許可証

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー

夢はでっかく、根はふかく。
花を支える枝 枝を支える幹 幹を支える根 
根はみえないんだなあ

 

Kobanasi_3


『フクロウとカラス』兵庫県の民話

むかしむかし、あるところに、
腕の良い染め物屋がいました。
この染め物屋は、お城からも染め物の
仕事が来るほどの評判でしたが、
この染物屋の息子がどうしようもない道楽息子で、
仕事の手伝いもせずにいつもふらふらと
遊び歩いていたのです。

ある日の事、お城からの使いが、
上等な白絹(しろぎぬ)を持って来て言いました。
「急な頼みですまないが、
殿さまが江戸へのぼる事になったので、
十日後にはこれを紋服(もんぷく)に染め上げてくれ」
「へへーっ。必ず十日後には、
染め上げますので」

こうして染め物屋の主人は、さっそくその白絹に
下地を練り込み、ていねいに乾かしていました。
するとそこへ、酔っぱらった道楽息子が
帰ってきたのです。
「なんだ、親父。また、仕事をしているのか?
染め物なんて、川に入って冷たい思いをして、
また乾かして冷たい思いをする。

そんな事を、毎日繰り返してどうするんだ?
それよりも、おれみたいにバクチでもすればいいんだ。
そうすれば金なんて、いくらでも手に入るのによ」
「しかし息子よ、働くというのは・・・」
「うるせえ! おれに説教をするな!」
そう言って道楽息子は、なんと殿さまの白絹に
泥を塗りつけてしまったのです。

「ああっ! お前は、何て事を!」
染物屋の主人はあわてて白絹を洗い直すと、
再び下地を練り込んでていねいに
乾かそうとしたのですが、
その日から毎日雨が続いたために、
約束の日までに白絹を染めることが
出来なかったのです。

やがて、お城からの使いが染めた白絹を
取りに来たのですが、白絹が染め
上がっていない事を知った殿さまは大変怒って、
「このふらち者を、討ち首にせい!」と、
染物屋の主人を殺してしまったのです。

これを知った道楽息子は、
父親の死骸(しがい)に取りすがって泣きました。
「すまねえ、親父。おれが、馬鹿だった」

そしてこのうわさを知った近所の子どもたちに、
道楽息子は寄ってたかって
石を投げつけられたり、
棒で叩かれたりしたのです。

道楽息子は、くやんでくやんで、
とうとうフクロウになってしまいました。
そして人目につく昼間は林の中に隠れて、
夜も暗くなってから出歩くようになったのです。

そして道楽息子をいじめていた子どもたちは、
カラスになりました。
こうして今でも、カラスは昼間に
フクロウを見つけると、
寄ってたかってフクロウを
いじめるのだそうです。


おしまい


『わらびの恩』





『姥っ皮』新潟県の民話

むかしむかし、ある長者の家に、
とても気立てが良く、美しい娘がいました。
娘はみんなに可愛がられて育ちましたが、
でも新しいお母さんがやって来てから娘の
運命が変わりました。

新しいお母さんにはみにくい娘がいた為、
自分の娘よりもはるかにきれいな娘が憎かったのです。
そこで新しいお母さんは、美しい娘を毎日いじめました。
お父さんはその事を知っていましたが、
せっかく来てくれた新しいお母さんには
何も言いませんでした。
そして新しいお母さんに言われるままに、
お父さんは娘に家を出て行けと言ったのです。

娘が家を出て行く日、新しいお母さんもお父さんも、
娘が家を出て行くのを見送ろうともしませんでした。
でもただ一人、最後まで娘に優しかった
乳母だけが娘を見送り、目に涙をためながら
出て行く娘に言いました。
「お嬢さま。あなたさまは、とても器量よしです。
その為に、この様な事になりました。
そしてこんな事は、世に出てからも続くでしょう。
そこで用心の為に、これをかぶって行きなさい。
あなたさまの事を、心からお守りくださる
お人が現れるまでは」
そして乳母は姥っ皮(うばっかわ)と言って、
年を取ったおばあさんになるための作り物の
皮をくれたのです。
娘はそれを被って年寄りのおばあさんに化けると、
その姿で家を出ました。

年寄りの姿になった娘は、ある大商人の家の
水くみ女に雇われました。
娘はいつも姥っ皮を被って働き、
お風呂も一番最後に入ったので、
誰にも姥っ皮を脱いだ姿は見られませんでした。

そんなある晩の事、娘がいつもの様に
姥っ皮を脱いでお風呂に入っているところを、
散歩に出かけていたこの家の若旦那が
見つけてしまったのです。
「何と、美しい娘なんだ」
若旦那は娘に声をかけようとして、思い止まりました。
「いや、よほどの事情があって、
あの様な皮を被っているのだろう。今は、
そっとしておいてやろう」

若旦那はその場を立ち去ったのですが、
娘に一目惚れした若旦那は、それ以来
食事が喉を通らず、とうとう
病気になってしまったのです。
何人もの医者に診てもらいましたが、
若旦那の病気は全然治りません。
そこで心配した父親の大旦那が
有名な占い師を連れて来て、
若旦那の病気を占ってもらいました。

すると占い師は、にっこり笑い、
「これは、恋の病ですな。
このお屋敷には、多くの若い女中がいます。
おそらく若旦那は、その女中の誰かを
好きになったのでしょう。
その娘を嫁にすれば、この病気はすぐに
治ってしまいます」と、言うのです。

「何と、息子は恋の病であったか。
それはちょうど良い、息子にはそろそろ
嫁を迎えねばと思っていたところだ」
そこで大旦那は家中の女中に命じて、
一人一人若旦那の部屋に行かせてみました。

大旦那は隣の部屋から細くふすまを開けて
若旦那の様子を見ていましたが、
しかし若旦那はどの女中が来ても
何の興味も示しません。
大旦那は首を傾げると、
「はて? これでこの家の女は全てのはずだが。……
いや、もう一人いるが、
あれは水汲みのばあさんだし」と、
思いつつも、念には念を入れて、
大旦那は水汲みばあさんを若旦那の部屋に
連れて行きました。

すると若旦那は布団から起き上がって、
水汲みばあさんにこう言ったのです。
「どの様な事情でその様な姿をしているのかは
分かりませんが、もしよければ、
わたしの妻になっていただけませんか?」

すると娘はこくりと頷いて、姥っ皮を脱いで
美しい娘の姿を見せたのです。
それをふすまのすき間からのぞいていた大旦那は、
大喜びです。
こうして姥っ皮を脱いだ娘はこの家の嫁となって、
いつまでも幸せに暮らしたという事です。

おしまい


ネコがネズミを追いかけるわけ





時は絶えず流れ、
  今、微笑む花も、明日には枯れる  




人の為(ため) と
書いて、
いつわり(偽) と
読むんだねぇ 

 
 
 
誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴と、言い訳になるから。






P R

 

カビの生えないお風呂

お風呂物語 

furo