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流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

信じれば真実、疑えば妄想……

メジャーでは無いけど、
こんな小説あっても、良いかな !!

信じれば真実、疑えば妄想……

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー

アングラ小説です、不快感がある方は、
読むのを中断して下さい.


Author:紀之沢直

kensin韓信
紀元前二〇〇年代の中国大陸。
衰退した秦の末期に
生を受けた韓信は、成長し、
やがて漢の大将軍となる。
国士無双」「背水の陣」
「四面楚歌」
そんな彼を描いた小説。



漢の韓信-65ー京・索の会戦


滎陽の東にある邑が京、南のそれが索と呼ばれる。
このふたつの邑の間には迫り来る
敵の様子が一望できるほどの平野部が広がる。
韓信はこの平野部を楚を迎撃する決戦場と定めた。
広い平原では騎兵や戦車が効果的である。
韓信はそれをわかっていたが、
前陣を歩兵中心に固めた。
なおかつ全軍を真四角の方陣に固め、
その外側にはすべて歩兵を配している。
騎兵や戦車は一箇所には集めず、
一見無作為であるかの様に不規則な形で随所に散らした。 

そして韓信自身は方陣の中心に身を置く。
これが司令部であり、親衛隊を中核とした
韓信直属の部隊が彼の周囲に位置する。
後方には韓信に守られるように漢王劉邦がおり、
戦車の台上に屹立している。
その脇には参乗の樊噲が、御者台の上には夏侯嬰が
いつもと同じようにいる。
張良劉邦の戦車の横に騎馬で位置していた。
さらにその後ろは盧綰の率いる一隊が
殿軍を受け持つ。

両翼は右翼に重鎮の周勃、
左翼に若手の灌嬰(かんえい)が率いる隊が担当した。
絹商人あがりの灌嬰の下には、
もと秦の騎兵隊が精鋭として配置された。

斥候から得た情報によれば、楚は軍を結集して
滎陽に攻め入らんとしており、
その数は十万に及ぶ、ということだった。
これに対して漢軍は四万程度でしかない。
圧倒的不利な条件でありながら、
韓信がこの地で楚軍を迎え撃とうと決めた理由は、
斥候の伝えたもうひとつの情報にあった。

「楚軍は、十万の兵をふたつに分け、
二段構えの策をとっている」
この情報を韓信は比較的早い時期に入手し、
策を練ることができたのである。
楚の目論みは、第一陣と第二陣に分かれた時間差攻撃で
漢軍を段階的に追い込もうというものであり、
常に一人で二人以上の敵と相対する楚兵の
勇猛さを考えれば、効果的な作戦であった。

第一陣が漢軍と互角以上の戦いをすれば、
第二陣は予備兵力として温存が可能である。
いくら楚兵が勇猛だといっても、
ひとたび戦いになれば損耗はつきもので、
できるだけそれを抑えたいという項羽
気持ちがあらわれた陣形である、と韓信はみた。

「項王の個人的武勇は凄まじいが、
将としては凡庸である。……
麾下の兵の勇猛さに頼りすぎている」
韓信はそう言い、ふたつに分かれた楚軍を
各個撃破する決心を固めた。

情報は時の経過につれて、明瞭になっていく。
このたび項羽は自ら出征し、第二陣の
中軍に属していることが判明した。
そして、第一陣の将の名がわかったのは
戦闘開始のほんの数刻前である。 
第一陣の将は、鍾離眛であった。

眛……。ついに我々も剣を交えることになったか。
この日が来ないことを願っていたが……。
願わくば、私の前に姿を現すな。
韓信は思ったが、作戦を開始するにあたって、
そのような思いを頭の中から払いのけた。

なるようにしかならない。そう思うしかなかった。
「前衛の部隊はかねてよりの指示どおりに動け。
両翼の部隊は合図を聞き逃すな。
我々はこれより楚軍を迎え撃つが、
これは今後の漢の命運をかけた戦いであると言ってもいい。
この戦いに敗れれば、我々は滎陽はおろか、
関中までも失うであろう。
そのため、諸君には心して当たってほしい。
また、諸君には覚悟してもらいたいが……
確実にこの中の何名かは命を落とす。
それが今の我々の置かれた立場というものである。

だが、悲観するな。我々は弔うことを忘れはしない。
……では諸君、準備はいいか」
韓信の作戦前の演説は、決して兵たちを煽動するような
熱い口ぶりではなかったが、逆にそれが緊張感を高めた。
熱し過ぎず、冷め過ぎず、
漢軍は適度の精神状態で楚軍を迎え撃つことになった。

楚軍の進撃する姿が彼方に見え始めた。
見通しのよい平野部では伏兵など用意できず、
お互いに正攻法で競い合うしかない。
正面からぶつかり合って激しく火花を散らす。
武人が武人らしく戦う絶好の機会であった。
しかし、韓信は自分に武人らしさなど求めておらず、
このため柔軟な思考でこの難局を乗り切ったのである。


つづく

Author :紀之沢直
http://kinozawanaosi.com.

愚人は過去を、賢人は現在を、
狂人は未来を語る


歌は心の走馬灯、
 歌は世につれ、世は歌につれ、
  人生、絵模様、万華鏡…


『かしこい女じゃないけれど』石原詢子
作詞:千家和也・作曲:市川昭介


歳の違いが どうだと言うの
人の噂がなんだと言うの
あなたと私に 愛さえあれば
この世のどこかで 暮らしてゆける
姉さん女房 きどるほど
かしこい女じゃないけれど





人の為(ため)と書いて
いつわり(偽)と読むんだねぇ

誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴になるから……



時は絶えず流れ、
今、微笑む花も、明日には枯れる








P R
カビの生えない・きれいなお風呂

furo



お風呂物語