流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

妄想物語

信じれば真実、疑えば妄想

時は絶えず流れ、
 今、微笑む花も、明日には枯れる

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー


Mousou2 日本最大の組織
(山口組)
 
創設100周年を迎えた
山口組。 
その知名度とは裏腹に
内情はあまり
知られていない。
   
 
その組織はいつどのように誕生し、
過去から現在までどのように膨張し、
巨大化してきたのか・・・
そしてなぜ今衰退傾向にあるのか・・・

今なお日本最大組織であり続ける
山口組とはどういう組織なのか。…


『山口組動乱‼』分裂の真相と山口組の内情
あの「大量処分」が始まりだった  (2)

戸山口組に次々と加勢

ふつう組を割って出た側が暴力団業界で孤立を余儀なくされる。
資金に不足しても他団体から貸してもらえず、
応援部隊も派遣されない。
他団体としても「組を割って出る」ことに賛成できないからだ。
うっかり賛成すれば、自分の組が内紛を起こしたとき収拾に困る。

つまり所属していた組の親分から子、あるいは舎弟の
盃を受けながら、組を割って出るのはいわゆる「逆盃」であり、
親分絶対の暴力団世界では認められない。
これが原則的なルールなのだ。
この辺りのことは神戸山口組も十分心得ている。
そのため暴力団世界で孤立しないよう、
分裂に踏み切る直前に他団体への根回しに動いている。
すでに山陽道の二つの組は神戸山口組との交際を
約束してくれたらしい。

そうでなくても俠友会・寺岡修会長は俠道会(広島県尾道市
池澤望会長と五分の兄弟分、
山健組・井上邦雄組長は浪川睦会(福岡県大牟田市
浪川政浩会長と兄弟分、
かつては住吉会・加藤英幸総本部長(幸平一家総長、東京)と
兄弟分だったとされる。
また大阪の酒梅組はいち早く神戸山口組支持を打ち出し、
六代目山口組との親戚づきあいを解消、
司組長が後見人であることの拒絶を通知したという。

また他団体ではないが、山健組でかつて好戦性で知られた
三島組・三島敬一組長(山健組─健竜会最高顧問)の
再起用情報が流れている。
三島組長はかつて大阪・西成で活動していたが、
高山清司若頭の指示で健竜会から絶縁され、三島組は解散、
三島氏は故郷の熊本に帰った。が、このほど
井上組長から詫びと最高顧問で迎えたいという意向が伝えられ、
三島組を再結成、弘道会を直撃する構えという。

山口組の「賞味期限」が迫っている?

しかし逆にいえば、神戸山口組の優位点はこれだけともいえる。
今のところ所属組や組員数が多いのは圧倒的に
六代目山口組の方だ。
住吉会幸平一家・加藤英幸総長の神戸山口組陣中見舞いに対して、
未確認情報だが、稲川会が住吉会に抗議したと伝えられる。
稲川会・内堀和也理事長(山川一家総長)は
六代目山口組・竹内照明若頭補佐(弘道会会長)と兄弟分だから、
当然、六代目山口組を支持している。が、かといって
関東の暴力団がそれぞれ一枚岩かというと、決してそんなことはなく、
一つ意見を強行すれば、山口組と同様、
必ず分裂を引き起こすと見る向きは多い。

稲川会でも山梨の組織などがいずれ神戸山口組に
参加するという噂が根強く続いている。現状、
六代目山口組が7対3ぐらいの割合で神戸山口組を
圧倒している模様だ。友好関係にある団体数も多い。
長らく暴力団世界の盟主を続けたガリバー型寡占の
巨大組織だから、たとえ勢力が半減しても、
構成員数で第一位であることは変わらない。が、1ヵ月後、2ヵ月後も、
この状態で固まっていると見なすのは早計だろう。

なにしろ直系組長やその下の若頭、若頭補佐クラスにとっては
生きるか死ぬかの二者択一である。
どちらの勢力が短命か、長命か、しっかり見極めないと、
自分ばかりか配下の組員さえ路頭に迷わせることになる。
様子を見極めた上での移動は大いにあり得ることだろう。

結局、神戸山口組メンバーの危機感が示すように、
山口組には賞味期限が迫っているのかもしれない。
どちらに転んでも、賞味期限はあまり延びそうにない。
警察や暴力団排除条例、組織犯罪処罰法などに包囲され、
片や半グレ集団に幅寄せされている。

抗争の導火線

六代目山口組は勢力が劣る神戸山口組を
暴力的に蹂躙することはできない。
抗争すれば、民法や暴対法の「組長の使用者責任」や、
組織犯罪処罰法違反(組織的殺人など)で実行犯の組員ばかりか
組長も逮捕され、あるいは損害賠償を求められ、
組織がメタメタになる。

両派とも表向き抗争はできない。
しかし敵対する勢力の権益を奪うことで暴力団は活性化する。
逆に向こう三軒両隣が自派か自派の友好団体なら、
シノギをどこにも求めようがない。
敵対する団体があるからこそ、そこの利権を食い荒らせる。

暴力団にとっては健康な環境である。
よって山口組と神戸山口組との対立抗争は最初、
地域限定的な経済戦になるはずだ。
早い話、東京には弘道会も山健組も進出、
企業事務所を構えている。
不動産、金融、建設、解体業、産廃処理、作業員派遣、
ホストクラブ、ヤミカジノ、特殊詐欺など、あらゆる職種が
軒を並べている。

企業事務所だからといって、拳銃やナイフ、金属バット
持っていないわけではない。
ビジネスをめぐってのトラブルや小競り合いはいつでもあり、
それが暴力沙汰に発展する理由も無数にある。
今回のような場合、拳銃の使用はいささか荷が重い。
所持、発砲、殺傷行為と別々に計算され、
それらの刑が加算されてとんでもない量刑になり得る。
しかも拳銃は暴力団抗争のイメージに結びつきやすいから、
なるべくなら使いたくない。

そこで集団的に相手をバットで打ち据えるなど、
あたかも半グレ風の喧嘩も装うだろう。
バットを使っても六本木クラブ襲撃事件のように
一般人への人違い殺人は起こる。
山口組における「名古屋─神戸抗争」は
全国の繁華街をストリートファイトで彩りかねないのだ。


Author :溝口敦:賢者の知恵



『レクイエム・Gメン75 』






人の為(ため)と書いていつわり(偽)と読むんだねぇ
誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、言えば、……