流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

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幸せがつづいても、不幸になるとは言えない
 不幸がつづいても、幸せが来るとは限らない



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『失った彼女と親に決められた結婚』

4月1日、俺は二十歳になった。
親との約束で、許嫁と結婚式をあげた。
嫁は可愛いわけでも美人でもなくて、
ブスの分類に入るような奴だ。
付き合ったことはないし、
ただ小さなときに話したくらいで、
あとは食事会で挨拶を交わしてたから
夫婦にいきなりなることに違和感しかなかった。

夫婦になる前日にお互いの話をした。
俺は、中学生の頃に人生で愛した女の話をした。
当時中学生だった俺は、やんちゃばかりして
危ない奴等にまで喧嘩を売っていた。
そんなときに出会った女が静香(仮)だった。
静香は所謂いじめられっ子で、教室では
名前の通り静かな女だった。
でも、静香は俺にだけは強く当たってきていた。
掃除をサボれば掃除をしろと怒鳴り付けたり、
授業中寝てれば寝るなと怒ったりと
俺からしたらなんで苛められてるのか
分からないほどだった。

それでも、静香は確実に苛められていた。
ある日の放課後。
体育館でバスケをして遊んで教室に
鞄を取りに行ったとき、静香は一人しゃがんで
泣いていた。
「どうしたんだ?」と声をかけても、
なんでもないと言い張っていた。
いつも綺麗に縛っている髪は乱れ、
制服も乱れていたことから何が起きたかは、
だいたい察しがついた。

触れられたくないことだろうと思った俺は
鞄を持つと、静香に近寄り、「送るよ」と言って
彼女の腕を引っ張って歩いた。
このときから俺は、彼女を守ってやりたいと思い始めた。

月日が経ち、やっと彼女が、好きだと自覚して告白し、
付き合え幸せな日々を送っていた。
その頃には、やんちゃも止めて真面目になっていた。
そう幸せが続くって思ってたのに、
その時は早くやってきた。

その日も俺はいつも一緒にいる友達と遊んでいた。
そんな俺のもとに電話がかかってきた。
誰だろうかと確認すると、非通知の電話。
気にせず電話に出た俺の耳に聞こえてきたのは、
彼女を拐ったって言う嘘か本当か信じられない話だった。
それでも守らなきゃって頭になった俺は、
言われた通り一人で指定された場所まで走った。
そこはいつの日か、俺が危ない奴等に
喧嘩を売ってぶっ倒した廃ビルだった。

その場所についたとき目に写ったのは、裸の静香。
俺は目の前が真っ白になって静香に、
駆け寄ろうとした。そんな俺を押さえる数人の男。
「ちゃんと見てろよ、お前の女が犯されるとこ。」
そう言って、ニタニタと笑う男の下で俺は必死に叫んだ
「やめろ!やめてくれ!頼むから!!
そいつは関係ねーだろ!!」
そんな甘い言葉は通用せずに
「嫌だ!やめて!離して!助けて…
お願い…助けて…たすけ…」
彼女の泣き叫ぶ声は、男たちの興奮材料に最適だった。

結局、最後まで抜け出せず、
ただ見ていることしかできなかった俺。
ふいに立ち上がった彼女は、窓際へと歩いていった。
「おい…どうしたんだよ…」
そうやって、ゆっくりと立ち上がり近づこうとする俺を
彼女は全力で拒否した。
そして、彼女は泣きながら言った。
「あんたと出会って幸せだった。
でもそんなの勘違いだったみたい。
あんたは最悪の奴よ。
なにが運命よ、なにが愛してるよ。ふざけないで。
私はあんたを許さないから。あんたのせいよ。」

それだけ言うと、彼女は目の前から消えた。
どれくらいそうしていたのか分からない。
覚えてるのは、友達数人が来て・・・
警察がいっぱい来たことくらい。
そして…彼女と会えないこと。

そんな俺が幸せになるなんてあり得なくて、
でも許嫁との約束を破れなくて。
本当は、18歳のときに結婚しなきゃいけないのを、
無理言って二十歳にしてもらった。
嫁は、いい女だった。
この話を打ち明けたとき、ただ黙って泣いてくれた。
幸せになろうとも、なにも言わずにただ黙って。
それが俺にとっては救いだった。
だから、俺は決めた。
嫁と来年の4月1日に離婚してやろうと。

嫁には結婚したい相手がいたらしい。
それでも心を殺してこっちに来てくれた。
そんな、嫁は幸せそうに笑ってくれる。
だから、その人に返そうと思う。
いい女だから幸せになってほしい。
嫁は、いい奴過ぎた。

静香、俺にはやっぱお前が必要だよ。
未練たらしいな。
でも、俺の中じゃお前が一番いい女なんだ。
いつまでも愛してるんだ。ごめんな、静香。

嫁は、俺を忘れてくれればいいと思う。
そんで幸せに暮らしてくれたら嬉しいわ。
こんなこと、本人いたら言えないから秘密。

Author:いい女に出会えた俺


『16年越しに知った、パパの真実』




『体調が悪くなっても働き続けている人へ』

人間なんて贅沢なんだよ。他人が羨ましいんだよ。
いきなり死んでしまわれるともっと時間が
欲しかったと思うんだよ。
一人が嫌でやっと見つけたかけがえの無い
大切な人だった。 
あの夜酔って帰ってきたあなたは
「じゃあ、俺、寝るから。」と言いました。
そして、HELP を唄ってお布団に入りました。
それが最後にかわした言葉でした。
酔っ払って何を言ってるのか私は解らなかった。
明日の仕事もあるのだから早く休んで
欲しいと思っていた。

心臓を鷲づかみにされ続けた日々、
泣きすぎて息が出来なくて、
トイレに行ったら足元が真っ黒で、
なんでおしっこが黒いんだか判らなくても、
病院に行けなくて、空耳が聞こえたり、
部屋に裂け目がある様に感じたり、
眠れなくて、もう異常な日々が続いたんだよ。
でもね、その後ひどい事ばかりは続かなかったの。
それが救いだった。

七日目に電報がたくさん来た夢を見た。
みんな夫への侘びの文面だった。
憎もうとした夫の会社も憎みきれなくなった。
三十五日目には夢で夫がお別れを
言いに来てくれました。泣いていました。
いろんな事を喋ってくれました。

「・・・おれ、○○に行く事になった。・・・」
まるで転勤先が遠いかのように、
夢では暢気な私が、夫に手を伸ばして
繋ごうとしたらあなたは泣いて首を横に振っていた。
今の生活が嫌になって、「もう、こんな生活は嫌だ。
全て捨ててしまいたい。」と思った矢先に、
夢で夫に新居に連れて行かれ、
部屋の掃除をする様に言われました。
何度も夢で逢いましたね。

「今日はゆっくり出来るんでしょう?」と聞くと、
「これを聞いていろ。」と、笑って
携帯電話を私に渡しましたね。
受話器からは何かの番組が流れていました。
あれからいろんな事があって
もう七回忌も無事に終りました。
悲しかった頃のフラッシュバックは薄らぎましたが、
今でも救急車のサイレンを聞くのはたまらないし、
人目を構わず涙が出ます。

腑抜けの私に命を吹き込んでくれたのは
あなたのご両親でした。
ご両親や妹さんに優しくされる度に
やっぱり子供が欲しかったって思います。
今更の思いですが。あなたが
どんな気持ちだったか判っていたはずなのに、
私が大甘だった。この罪は拭えない。
最大の危機に気付かなかった自分が嫌で
思い切り働いたりもしました。
いろんな人に出会って、助けられて、
これからも誰かの為に、必要とされる存在でありたい。
悪夢の日々は過ぎ去りましたがまだどこかで
これが日常と思いたくない自分。

LET IT BE を口ずさみながら、
静かに生きて行こうと思います。
片付けをしていて見つけたゴルフの手袋と、
コートのポケットにあった手袋は
今でもあなたがさっきまで居た様にふくらんでいます。
パソコンの楽しさを教えてくれてありがとう。
隣にはwin95がまだ置いてあります。
あんなに幸せだった頃を思い出すのが辛くて、
あの後の記憶とともに封印してしまった私を許して下さい。
そうしないともう堪らなかったから。

体調が悪くなっても働き続けている人へ、
少し自分を大切にして下さいとお伝えする事が、
今の私に出来る事です。

Author:チョットいい話



【旦那が出張から帰ってこない】




人の為(ため)と書いて
いつわり(偽)と読むんだねぇ

誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴にも、言い訳にもなるから……


時は絶えず流れ、
 今、微笑む花も、明日には枯れる

  P R
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