流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

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幸せがつづいても、不幸になるとは言えない
 不幸がつづいても、幸せが来るとは限らない


昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー



野球やりたいんだろ?

俺はガキの頃から夢があった。
『野球選手』だ。
野球が死ぬほど好きで毎日野球をやっていた。
だけど、家庭環境が最悪で、
親父が暴力振るったり、
大麻に手を出したりなどで
入っていた野球チームを辞めさせられた。

高校は入れたけど、野球はやれなかった。
クラスでも、同じ中学の奴に家庭環境ばらされて、
省かれて、常に一人だった。
だけど、そんな俺にいつも声をかけてくれた人がいる。
当時担任だった、S先生だ。
S先生はいつも俺の話を聞いてくれたり、
お袋が忙しい時は一緒に飯食ったりもしてくれた。
若くて、弱そうで、情けないっぽい先生だったけど
俺は大好きだった。
ある日俺は何気無く、先生に野球の話をした。
そしたら先生は

『お前はやれるならずっとやっていたいぐらい
野球がすきか?』って聞かれて、俺は頷いた。
先生はそうか・・・って感じだった。
ある日、学校に課題を忘れた時に職員室の前を通ったら、
S先生の大きい声がした。
なんだろうと覗いてみたら、S先生が
野球部の顧問の前で土下座していた。
何かしちゃったのかなって盗み聞きしてみたら・・・

『○○(俺)は凄く野球が好きなんです。
彼は心から野球をしたがっています、
勝手かも知れませんが○○を野球部に
入部させてやってください!』
って言ってたんだ・・・
もう俺おお泣きで、どうしていいかわかんなくなって
職員室のドア開けて先生にもういいよ・・・
先生ありがとうって言ったんだ。
それでも先生は土下座をやめない。

『こいつに思い出を作らせてあげてください』って。。
俺は思わず何で赤の他人にここまでできんだよ!って
先生を怒鳴っちまった、そしたら先生は
『その歳で夢を諦めんな! 野球やりたいんだろ?』
そう言われて俺もいっしょに野球をやらせてくださいって
必死で頼んだ
そしたら顧問がOKしてくれて、
俺は晴れて野球部に入部できた。
レギュラーにはなれなかったけど
凄く満足できる三年間だった。

S先生がいなければこんな満足できなかったし、
きっと学校も辞めていたと思う。
S先生は白血病を煩っても、悪化して、
もうこの世にはいないけど、先生が死ぬほど好きだ。
野球できない運動音痴なのに一緒に
キャッチボールしてくれたり、ノックもやってくれた。
先生、本当にありがとう、
俺の人生で一番の恩師だったよ。…!!




遠足に持ってきたお花入りの弁当



道化師の涙
昔、ある国に演技の上手い道化師がいました。
その道化師が演技を始めると、
どんな仏頂面の人も笑顔になりました。
道化師の演技を一目見ようと近隣諸国からも来る程でした。

ある日、国王が近隣諸国の来賓へのレセプションの為に、
その道化師と小屋の仲間を呼びました。
レセプションの当日、道化師の息子は
大病を患い寝込んでいました。
年をとってから出来た子供で夫婦はとても
可愛いがっていました。

『今日のレセプション、断ろうか?』と
道化師の夫婦が話していると息子がベッドの中から
『パパの道化師、大好きだよ、
だって皆がパパを見て笑顔になるんだもん、
僕は大丈夫だから皆を笑顔にしてきて!』

道化師は後ろ髪を引かれる思いで
レセプション会場へ向かいました。
仲間が口々に言います。
『こんな日位、休めば良いものを、
そんなに名声が大事なのか!』

道化師は演技を始め、観客をわかせました。
使いの者が道化師に耳打ちします。
『息子さんが先程息を引き取りました、
帰ってあげて下さい。』
しかし道化師は演技を辞めません、
観客をわかせ続けます。
『子供より名声を取りやがった!』
小屋の仲間が言いました。

道化師は演技を続け観客をわかせ続けました。
客席がざわつき始めました。
『道化師が泣いてる…』
『皆を笑顔にしてきて!』
道化師は息子との最後の約束を果たす為に
ステージに立ち演技を続けていたのですが
観客の子供と息子がダブり泣いてしまいました。
顔は笑っているのですが涙がとまりません。
道化師は、演技を恥じて
二度とステージに立ちませんでした。

その後、その道化師を讃え
メイクには一筋の涙を描くようになったそうです。
道化師の笑顔の下には深い悲しみが隠れています。


命をかけた彼の勇気


あの人を追いかけたが
阪神淡路大震災で、彼女は帰らぬ人になった

学生の頃、ふとしたことで出会った娘に惚れて、
しばらく付き合ったけど、
ある夏の日、兄に借りた車走らせて会いに行って
少しドライブして、ゆっくり話そうと車を停めた海で、
「もう会わないほうがいいと思う・・・」と言われた。
近くの駅で降ろして、と、言われるまま駅で降ろして
「じゃあ・・・」彼女が改札を抜けたのを見てから
俺はアクセルを踏んだ。ふと、
「(やっぱこのまま帰れないよ俺・・・)」って
思いが浮かんで、その途端タイヤ鳴らしてUターン、

信号も守らないでもう一度駅に戻り、
車を停め駅まで走った。
恋愛に対して、あんなになり振り構わぬ
行動した事はなかった。
入場券を買って、通路を走って、
階段駆け上がって、ホームに着いたら
ちょうど電車のドアが閉まったところだった。
俺は走った、走って電車を追っかけた。
涙なんか浮かべちゃって、どこかで、
俺一体何やってんだろって思いながらも必死で追った。
でも、これでもう会えないんだって思うと切なくて、
小さくなっていく電車が、涙でよく見えなかった。

そんなとき、遠く・・・いや、近くかな。
聞き慣れた声が俺を呼ぶのに気付いて。
その声がした方を振り向くと、
追いかけたはずのその人が笑ってた。
「何やってんのー? 私こっちの電車だよー」
今まで張り詰めてた気持ちが全部一度に解けた感じがして、
笑いながら泣きながら、
ごちゃごちゃの感情で反対のホームまで走った。

彼女も走ってきてくれた。
笑ってたけど、ちょっと泣いてた。
抱き合って、やっぱまだ離れられないよって、泣いた。
二人して泣きながら、
でもホーム間違えてるのカッコ悪いよなんて笑って。
結果的にもう一度付き合うことになったが、
あの時、走ったホームを間違えてなかったら
こうはならなかったかもしれないなんて、
いい笑い話になってた。…!!

そしてそれから数ヵ月後の1月17日。
阪神地方を襲ったあの大きな地震で、
彼女は帰らぬ人となった。
俺も俺なりの人生見つけたけど、  
あの須磨駅であの人を追いかけたこと、
今でも忘れられない想い出です。…!!



誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴になるから。

人の為(ため)と書いて
いつわり(偽)と読むんだねぇ


時は絶えず流れ、
 今、微笑む花も、明日には枯れる








P R

きれいなお風呂・宣言 

お風呂物語