流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

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 不幸がつづいても、幸せが来るとは限らない


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今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー



病気と闘うお母さん

私が9歳のときのお話です。
その日は、夏休みになったばかりの暑い日でした。
家族みんな休みということもあり朝からお庭で
草むしりをしていました。
お昼になり、お母さんとお父さんがご飯を作り始めました。
その間に私は兄とお風呂に入りました。
出た頃にお母さんとお父さんは買い物に行っていていませんでした。
2人は昔の友達と会って帰ってくるのが遅くなりました。
待ちくたびれた私達は文句を言いながらご飯の手伝いをしました。

その日は豚骨ラーメンで、私達が食べてる時に
お母さんは片付けをしていて、
片付けが終わり食べ始めようとした時に
お母さんは急に頭を押さえて
「いたっ」と言いました。
私達が「どうしたの?」という暇も無いくらいの早さで、
お母さんはラーメンの丼に顔ごと突っ込んで行きました。
私は初めお母さんが何をしているのか分かりませんでした。
だけど、皆が騒ぎ初めてやっとお母さんが
倒れたことが分かりました。

お母さんをお父さんが抱き上げ玄関に連れていきました。
その間におばあちゃんが救急車に電話をかけました。
お母さんは急にいびきをかきはじめて、
救急車が家に到着しました。
お母さんは救急車に乗せられて、病院に運ばれました。
お父さんが一緒に救急車に乗り、
残された私達は唖然とするしか出来なくて、
やっと理解が出来たお姉ちゃんと私は
涙がたくさん出てきて止まりませんでした。

その日、病院にいきお母さんを見たら
頭に包帯がぐるぐる巻にされて顔に沢山の機械がついていました。
お母さんが倒れたのは「くも膜下出血」と言う病気でした。
脳のくも膜と言う場所が破裂してしまう病気だそうです。
その病気は二十歳のときから進行していたらしくて、
その時お母さんは39歳だったので
ちゃんと検査を受けていれば治せたかもしれないのにと
私は思いました。

それから手術は順調に進みお母さんはだんだん
回復していきました。
そして、お見舞いにいくけど何が欲しいとお母さんに聞くと
「パンとミルクティーがいいな?」と可愛らしい声で言いました。
その後、私達はご機嫌で帰りました。
そのすぐ後に病院から電話がかかってきて
すぐに病院に行きました。
お母さんの病状が悪化し、もう既に3回目の出血だったそうです。
基本4回目で死んでしまうそうで私は怖くなりました。
その時、お父さんが「大丈夫ママは死なないよ!」と
言ってくれて安心しました。

手術は無事終わりお母さんは助かったのですが、
その後すぐに脳梗塞になってしまいました。
長い時間手術し、その手術も無事終わりました。
お母さんは手術のせいで喋れなくなってしまいました。
だけど、お母さんはリハビリを頑張りました。
でも長い時間眠った状態だったので、体が固まってしまい
手や足が変な方向に曲がっていました。
お母さんの病状が変わらないまま倒れてから2年が経ちました。

お母さんは、たんが飲みこめなくて
呼吸困難になってしまいました。
あまりにもそれが続くので喉を切ってしまうことにまりました。
お母さんは沢山機器をつけているのに
また増えることにまりました。
まだ病状がかわらないまま月日が流れて
今年で四年目になりました。

私はもう中学生になってしまいました。
本当はお母さんに卒業式に出て欲しかったけど、
出れなかったのでとても悲しいです。
皆がお母さんの話をしているときも話しに入れないので
とても悲しいです。
今もお母さんは病状が変わらず、病気と戦っています。
私はいつまでもお母さんを応援しています。
寂しいです、頑張って早く良くなってね、
お母さん!大好きだよ!…



看護師が流した涙



子育ての大切さ、母親のこと子供にどう話してる?

俺の娘は今年4歳になるが、嫁は娘を生んですぐに
家を飛び出したので、子供には母親の記憶はない。
今まで母親のことはあまり話題にせず避けてきたんだが、
こないだちょっと考えさせられる出来事があった。
仕事の移動中に乗った電車の中でのこと。
俺の隣には、幼稚園くらいの女の子が、
母親らしい若い女性と一緒に乗っていた。
途中、駅で片腕のない女性が乗ってきて、
俺達の向かい側に座った。

女の子が「お母さん、なんであの人は手ないん?」と、
みんなに聞こえる声で言ったので、俺は一瞬ドキっとして、
女性と親子から思わず目をそらした。が、
母親らしき女性は慌てることなく、女の子に向かって言った。

母親「いろんな人がいるの。みんなが同じじゃないの。
○○ちゃんにはおじいちゃんとおばあちゃんがいないでしょう?」
女の子「うん、みんなはおるけど
 私はおじいちゃんとかおらへんねんなー」
母親「うん、いろんな人がおるけど、
 おじいちゃんやおばあちゃんがいないのは、
 ○○ちゃんのせいじゃないでしょ?」
女の子「うん、違う。あ、△△ちゃんとこは
 お父さんおらへんねんで」
母親「そうね、でも、それは△△ちゃんのせいじゃないよね」
女の子「うん、違う!」
母親「だからね、みんなおんなじじゃないの。
 みんなそれぞれ、持ってるものと、持ってないものがあるんよ。
 でもね、持ってないからって、その人は何も悪くないし、
 他の人と何も違わないんよ」
腕のない女性を含めて、車内に乗り合わせていた人たちは
みんな暖かい目でその親子を見守っていた。
思わず目をそらしてしまった自分が恥ずかしくなった。
自分の娘にも、母親のことを恥じない子に育って欲しいと思った。
この電車の親子は、俺に子育ての
大事なことを教えてくれた気がする。…!!




誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴になるから。

人の為(ため)と書いて
いつわり(偽)と読むんだねぇ


時は絶えず流れ、
 今、微笑む花も、明日には枯れる









P R


お風呂物語