流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

妄想劇場・番外編

妄想劇場・番外編

信じれば真実、疑えば妄想……


昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー、

落語の原型とも言われている
江戸小咄は、 江戸時代の
庶民の楽しみとして広く伝わって
おおらかに性を笑いに取り入れて
現代にまで至っています。 
お色気小咄は日本だけではなく、
外国にもあります、西洋小咄です 


艶笑落語  、『道鏡
男性というものはすべからく、
自分のもんが大きいとか小さいとか、
自分の持ちものをとかく気にする方が多いようですナ。
まァ大きいということになりますと、
古来、このわが国では弓削道鏡(ゆげのどうきょう)という人が
いちばん大きかったそうで、
これは丹波国弓削村(たんばのくにゆげむら)の
生まれやったと申しますが、おもしろいですナ。

エー、川柳と申しますものはずいぶん
おもしろいことを申します。
弓削村で面(つら)じゅう鼻の子が生まれてなことを申します。
鼻の大きいのはあそこが大きいんやそうですナ。
こらァどなたがお決めになりましたものか、
昔から鼻の大きいのはあそこが大きい、
え、口の大きい女性はあそこが大きいてなことを申しますが、
弓削村で面じゅう鼻の子が生まれなかなかおもしろい川柳で、
弓削道鏡が生まれたときは顔じゅうが鼻やったと
申しますんですから恐れ入りますナ。

さて、そういう子供がでけてみなはれ、
そらもうおかあちゃんてなもんは心配でしょうがない。
「こんな大きいのン、これどうもないやろかしら・・・」
えー、われわれ小さい時分に、
よくみみずにおしっこをかけると、あそこが腫れる
てなことを申しましてナ、

えー、で、またこのみみずにおしっこをかけて
腫れあがったやつは、このみみずに
「ごめんなさい、ごめんなさい」ちゅうて
みみずを洗うてやりますと、これが癒(なお)ると、こう言う。
ですからよく道端でおしっこをするときには、
われわれ子供の時分に、
「めめずも蛙も、どなたもごめん」ちゅうて
おしっこしたもんですけども・・・・。

えー、川柳のほうでもやっぱりそれを申しますがナ、
数千のみみずを洗う弓削の母という川柳がございます。
こらァもうおかはんもえらいこっちゃったでしょうナ。
こんな大きいのはどこでみみずにおしっこを
かけよったんかしら、
母親は心配で村じゅうのみみずを取ってきて、
壺へいれましてナ、これをパーッと
壺の中で洗うたというぐらいのもんで、
そのときにさわってみた感触が
自分のンとあんまり似てたんで、
弓削道鏡のおかはんは、
「ははァ、するとあたいのはみみず千匹かしら・・・・」
そんなこと思うたか思わんか知りませんが、
村じゅうのみみずを洗う弓削の母という川柳も
あるぐらいでございます。
かなり大きかったんでございましょうなァ。

これが年ごろになりますと、
道鏡は座ると膝が三つ出来てなことを申します。
まァ正座いたしますと膝が三つあるように
見えたちゅンですさかいに大変なもんで、
いかに大きかったか。道鏡の幼名たしか馬之助
てな川柳があるぐらいのもんですさかい、
馬なみの持主やったんですナ。

また、この道鏡が体を洗うとりますときに、
「おい、おい、おいッ」呼ばれたんで
「なんやァ?」ちゅうてひょっと立とうとしたら、
おのれのもんをおのれで踏んでこけたちゅンですさかい、
「痛いッ」大騒ぎでございますが、
よほど大きかったとみえますナ。

ところが年ごろになりますと、
この道鏡の相手をするご婦人がない。
たまに町へ出ましてお女郎買いに行きましても、
相手をするやつがみないやがって逃げてしまう。
「あァ、世の中にわしぐらい、はかない人間はない。
遂に一生を、女のひとというものを知らんと
死んでしまうのンかしら」

嘆き悲しんでおりますと、
あァ神さんというものはうまいことこしらえてくれはるもんですナ。
時のやんごとなきお方が、
これが大変に間口の広いものをお持ちやったそうで、
どういう人がお相手をいたしましても
ご満足あそばされるということがない。
えー、これまた嘆き悲しんでおりますところへ、
道鏡という非常に巨大なモノを持った男がいるということが、
都へ聞こえまして、どこからともなくお耳に入って、
「その者を召しだすように」ということで
勅使が下がりました。


おあとは次回へ、よろしいようで…


誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴になるから……

みつお

歌は心の走馬灯、
花に例えた古い歌
 今さら聞いても仕方がないが
 何処に置いても飾っても
  歌も花も、枯れてゆく……
  人生、絵模様、万華鏡…



18禁 「釜山港へ帰れ」


時は絶えず流れ、
    今、微笑む花も、明日には枯れる









P R
きれいなお風呂・宣言

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お風呂物語