流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

妄想劇場・番外編

妄想劇場・番外編

信じれば真実、疑えば妄想……


落語の原型とも言われている江戸小咄は、
江戸時代の庶民の楽しみとして広く伝わって
おおらかに性を笑いに取り入れて
現代にまで至っています。

お色気小咄は日本だけではなく、
外国にもあります、西洋小咄です
 

 
 
え~、あそこンとこに毛のないのを、
土器(かわらけ)と申します。
むかし、廓があったころ、
このかわらけの女郎なんぞを買ったりすると、
職人衆なんぞ「お毛が(お怪我)なくって、めでてえや」
なんてんで、喜んだものだそうで……
ところが、素人の娘さんでは、話が違います。
あるご大家のお嬢さんですが、年ごろになって、
器量なんぞは申し分ないのに、おしいことに、
あそこンとこだけがノッペラボウ。
かわらけはさっぱりとした片輪なりという
川柳もございますように、
ご本人より母親のほうが大層気にいたしましてナ、

神さまに願をかけて、三七、二十一日満願の日に、
お参りをすませて帰って参りますと、
夏のことで、奥の座敷で娘さんが昼寝の真っ最中。
暑いもんですからナ、大の字になって
前ェおっ広げて……。
母「まアまア、なんという娘だろう……」と、
おっ母さんがヒョイと見るてえと、
あそこのまわりが真っ黒ケのけ……。
母「あっ、生えてる! あア、ありがたい、
神さまのご利生があらわれた……」

母親、涙にかきくれておりますと、
いくら夏でも、ゴロ寝していると寝冷えをします。
腹中にガスが、その……発生しますナ、
ムズムズっと娘さん身動きしたかと思うと、
ブーッと一発。とたんに、真っ黒なものが、
ワーンと、どっかへトンでっちゃった。
毛と思ったのが、タカってた蝿だったんですナ。
母親、思わず、ガックリして
母「あアあ、百日の説法、屁ひとつ!」

おあとはよろしいようで…


昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー、




ある若夫婦でございます。まことに仲がおよろしい。
自然と、夜のお仕事にも精が出まして、
「おい...」「はい...」で、もう通じる。
「ねぇ...」「うん...」で、
他に何も言うことは無い、というくらいで、
毎晩毎晩このありさまでございますから、
だんだんと顔色が悪くなってくる。
眼肉が落ちて目の玉が窪んでくる、
頬の肉が落ちて顎がとんがってくる。とうとうお医者様に、

医者 こりゃ、いくらなんでもチト過ぎますな。
夜の仕事は、するなとは申しません。
せめて今の半分になさいませといわれてしまった。
夫 半分ですか...
医者 さよう。さもないと、おふたりとも
 命を縮めることになりますぞ

お医者にここまでいわれてはしょうがない。
半分にしよう、と二人で誓いあいます。
ただ、半分といったって回数や時間が半分ってわけじゃない。
お道具の半分だけ使って、
あとの半分は使わないでおこう、てな、
妙な約束ができあがりました。

さて、その夜のことでございます。
妻 ねぇ...
夫 うん...
てんで、また始まった。亭主は約束通り、
半分入れて、それ以上は入れません。
これではかみさんが承知をしない。
亭主の腰を抱きしめてグイッとばかりに、全部入れてしまった。
夫 おい、約束が違うじゃないか
妻 いいぇ、違いません...
夫 半分の約束だったろう?
妻 ハイあなたは先の方の半分をお使いなさいませ。
 あたくしは根元の方の半分を使いますワ …


おあとはよろしいようで…


歌は心の走馬灯、
花に例えた古い歌
 今さら聞いても仕方がないが
 何処に置いても飾っても
  歌も花も、枯れてゆく……
  人生、絵模様、万華鏡…


18禁 「ホテル」



誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴になるから……


時は絶えず流れ、
    今、微笑む花も、明日には枯れる




P R

 


きれいなお風呂・宣言
お風呂物語