流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

妄想劇場・番外編

信じれば真実、疑えば妄想……

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー、



刑事物語 犯行七分前
日活、高橋二三脚本、小杉勇監督作品。


翌日、草津署に出向いた佐藤親子は、
特定局女事務員と郵便課主任から、
源造に書留を送ったのは
久保田だった事実を聞いていた。
佐藤親子は、何故、細君に黙って出したのか
不思議がる。
その後、市川警部補が、呼び出した
久保田本人から聞いてみると、
恩着せがましくしたくなかったからだと言うので、
取りあえず、その場は帰す事するが、
聞いていた保郎は、久保田の態度に
疑問を抱いていた。
保郎と共に、白根山ロープウエィに乗って
山頂に登った源造は、景色は良いし、
久保田はシロだった。もう思い残す事はないと、
疑問が吹っ切れた様子で、明日辺り帰ろうかと言う。
しかし、保郎はこっそりロープウェイの駅の電話で、
石川警部補に、念のため、
久保田の本籍を洗ってみてくれと依頼していた。
宿に戻って来た源造は、弘子に、
久保田が5000円を送ってくれた事を打ち明ける。

祭りが始まった中、下宿に戻った弘子は、
久保田に、どうして5000円なんて持っていたの?
何か私に隠しているでしょうと問いただす。
久保田は、自分は郵便車事件の
共犯なんだと打ち明ける。
久保田も昔、練馬の鑑別所に入っていた事があり、
その仲間に会って、
自分が郵便局の運転手だと知られ、
今回の計画を立てられ、仲間にならないと、
昔の事を郵便局にバラすと脅されたのだと言い、
自分は郵便車の道筋を教えただけだから
自首すると言うが、弘子はもう首よと嘆く。
私は、あなたが本採用になったら、
女中を辞めようと思っていたのに…と
悲しむ弘子だったが、やり直しましょう、
お互いつっかい棒になりながら…、
さあ警察に行きましょうと、久保田と抱き合うが、
そこに遠州たち3人が入って来る。
彼らは、久保田が今日警察署に呼ばれたと聞き、
心配してやって来たのだった。
今の自首する話を聞いた神風は、
ナイフを取り出すと、久保田に襲いかかる。
久保田は必死に抵抗し、もみ合っているうちに、
ナイフは神風の腹に突き刺さり、その場で死んでしまう。
遠州は、もうお前も俺たちと同類だ。
死体の始末はこちらがやるから、
お前も自首するなんて妙な了見は止めろと脅して来る。

その夜、草津の町は祭りでにぎわっていた。
翌朝、賽の河原にやって来た猟師は、
そこで神風の死体を発見し、驚いて知らせに戻る。
宿で朝食を済ませた源造が、茶を差し出した弘子に、
今度ご亭主とも一緒に、
白根山にでも登りませんかと誘っていると、
突然弘子が倒れる。
それを見た保郎は、これは何かあるに違いないと疑う。
だが、弘子を往診した医者が言うには、
いくらか過労気味ではあるが、妊娠三ヶ月なのだと言う。
源造は、息子に思い過ごしだっただろうとからかうと、
そろそろ帰ろうと言い出す。
源造と共に、警察署に挨拶に出かけた保郎は、
ちょうど賽の河原殺人事件で捜査に当たっていた
市川警部補から、依頼していた
久保田の本籍を渡される。
それを読んだ保郎は、久保田が19才の時、
練馬の鑑別所に入っていた事を知る。
そこに、殺された男の身元が分かったと刑事が報告に来て、
神風も又、練馬の鑑別所に入っていた事を知ると、
保郎の目が光った。
久保田が練馬鑑別所に入っていたのは、
昭和29年2月から8月、そして神風が入っていたのは、
同じく昭和29年4月から5月で、
両者は同じ時期に練馬鑑別所で出会っていた事になる。
市川警部補は、これで、賽の河原の事件と
郵便車強奪事件が結びついたと結論づける。
それを聞いた保郎は、
父さん、こりゃあ、もう4、5日、
東京に帰れませんせんねと笑ってみせるのだった。

源造は、久保田の勤務振りを外から監視する事にする。
手紙の仕分けをしていた久保田は、自分宛で、
差出し名がない手紙を発見、
中を開けてみると、もう一度チャンスを与えてくれと言う、
遠州からの手紙だった。
下宿に帰った久保田から事情を聞いた弘子は、
自首を進めるが、生まれて来る赤ん坊のためにも、
仕事は辞められないと悩む久保田。
弘子は、どんな事をしても
赤ん坊は自分が育てるからと、久保田に抱きつくが、
久保田は、密告したら、
後でどんな目に遭わされるかと怯える。
翌日も、佐藤親子は久保田の動静を監視していた。
源造は、今日明日が峠だと思うんだが…と案ずる。
午後1時になり、久保田が運転する郵便車が
草津局を出発する。
旅館で働いていた弘子は、
時計を見て焦っていたが、やがて、
旅館を飛び出すと、久保田の郵便車を追い始める。
賽の河原をひたすら走る弘子、
それを尾行する保郎。

一方、郵便車を運転する久保田自身も
まだ迷っていた。
弘子は賽の河原を抜け、道にたどり着くが、
すでに郵便車は遠ざかって行く所。
思わず弘子は「あんた〜!」と叫びかけ、
泣きながら、その場に崩れ落ちる。
そこに近づいた保郎は、傷ついた弘子の
手の手当をすると、抱き上げる。
郵便車の前には、道を塞ぐように木が積まれていた。
三島が、車を降り、それをどけようとした時、
近づいて来たハチが、
三島の後頭部を殴って気絶させる。
目を覚ました久保田は、今日は嫌だと言い出したので、
ハチは銃を突きつけ、父なし子にしたら
可哀想だろうが…と脅し付け、久保田に
郵便車を運転させる。
少し先で待っていた遠州は、
久保田に銃を突きつけているハチの姿を見て、
計画より遅れてやって来た訳を知る。
前と同じように、後ろの施錠されたドアを
こじ開けた遠州だったが、
中の郵便袋を取ろうとして後ずさる。
その中に、銃を構えた源造が
乗り込んでいたからだった。
遠州は笹薮の中に逃走し、源造がそれを追う。
同時に、久保田はハチに飛びつくと、
殴りつけ、拳銃を奪い、
それで逃亡する遠州の足を撃つ。
倒れた遠州に近づいた源造は、久保田に
手伝えと声をかける。

入院した弘子を見舞った久保田は、
俺が悪かった。何もかもおしまいだよと自嘲するが、
源造は、君は大した罪は犯していないと慰める。
市川警部補について部屋を出ようとした久保田に、
待ってと手を差し伸べる弘子。
二人は手を握り合うと、あなた、身体に気をつけてね。
もう一度やり直しましょう。
赤ちゃんと一緒に…と語りかける。
それを見ていた源造は、元気で、元気で…とつぶやく。
保郎と、再び峠にやって来た源造は、
弘子の幸せをとうとう台無しにしてしまった…と
悔やんでみせるが、それは父さんお感傷でしょうと
保郎が優しく慰める。
源造には、弘子が歌う民謡が
山の向こうから聞こえて来るような気がした。……

おわり



歌は心の走馬灯、
花に例えたあなたの歌を
 今さら聞いても仕方がないが
 何処に置いても飾っても
  歌は途切れて枯れてゆく……
  人生、絵模様、万華鏡…



18歳未満視聴禁止。(替え歌)
「そして、交●尾」




青い山脈 (替え歌) ※18禁

まだ、愛媛県宇和島には "流し"が
いました、ただし、歌はうまいが、
歌詞が卑猥です。
アップできないので、
流れ雲のHP、18禁・お色気演歌に
アップしました




誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴になるから……



時は絶えず流れ、
    今、微笑む花も、明日には枯れる






P R
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