流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

信じれば真実、疑えば妄想……

妄想劇場・番外編

信じれば真実、疑えば妄想……

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー、



冬美の 『また婚期過ぎていく』
(替え歌)




刑事物語 犯行七分前
日活、高橋二三脚本、小杉勇監督作品。

群馬県草津町
草津局仮採用の郵便車運転手久保田稔は、
本採用の試験が来週に決まったと、
地方局回りへの出発前、
郵便課主任(長尾敏之助)から声をかけられる。
その頃、峠では、サングラス姿の男が二人,
間もなくこの近くを郵便車が通るので、
抜かるなと打ち合わせをしていた。
峠にさしかかった郵便車の前に、
急に男が飛び込んで来る。
助手席に乗っていた局員の三島と久保田は、
驚いて車を降りると、痛がる男の前に来て
呆然としていたが、気がつくと、
郵便車がバックして行くではないか。
それを追って行こうとした二人だが、
強奪されたと分かると、
三島は警察に連絡をと叫ぶ。
さらに二人が後ろを振り向くと、
先ほど倒れていた男の姿も消え失せていた。
盗まれた郵便車を運転して来た神風は、
待ち受けていた遠州と共に
鍵のかかった後部ドアをこじ開けると、
二人して中に積んであった郵便袋を取り出し、
近くの竹やぶに入り込むと、
そこで中身を別の袋に入れ替える。

事件を知り、車が見つかった現場に
駆けつけて来た郵便課主任は、
草津局始まって以来の不祥事で、
大変な事をしでかしてくれたと久保田と三島をとがめる。
その夜、草津にあるバー「かよ」の二階。
郵便車を襲った遠州、神風、
そして当たり屋役をやったハチの三人は、
奪った郵便書留の封を開け、
為替の類いは役に立たないからと
その場で燃やしていた。
そこに、遠州の情婦加代が酒を運んで来て
一緒に座ると、こっそり為替を一枚盗もうとする。
しかし、すぐに見つかり、遠州から殴られたので、
3年振りに帰って来たと思たら
亭主面して…と睨みつける。
そこに、久保田も上がって来る。
遠州が手助けの分け前を渡そうとすると、
久保田は、自分は分け前はいらない。
その代わり、きっぱり手を切らせてくれ。
自分は郵便局の本署員になるのだと言い出す。
その時、ハチが、一通の書留を、
これはあんたの女房の名前じゃないかと
言いながら差し出した。
その書留の差出人欄には、確かに、
妻、久保田弘子の名前があり、
宛先は東京の「佐藤源造」と言う
知らない男の名前だった。
中には、昔お世話になりましたと言う手紙と共に、
5000円が同封されていた。
それを見ていた遠州たちは、お前の女房は、
主人に秘密で男に金を貢いでいるのか?
お前の幸せもガタが来てるなと皮肉る。
旅館の女中の仕事を終え、
同僚と一緒に帰る途中だった弘子は、
夫の久保田が迎えに来ていたので少し驚くが、
一緒に下宿をしている饅頭屋の二階の部屋に帰る。
弘子は、久保田の様子がおかしいので訳を聞き、
一緒になる時、互いに隠し事をしないと
言ったじゃないと迫る。
久保田はようやく重い口を開き、
郵便車が襲われ、現金書留が盗まれたと言うが、
急に顔色を変えた弘子を見て、
お前何か心当たりがあるのか?と逆に問いかける。
翌日、石楠で強盗の記事が新聞に載る。
その夜、仕事から帰って来た弘子に、
部屋にいた久保田は、今日、奪われた書留を
弁償しろと局から手紙が来た。
局に記録されていたお前の書留の相手、
東京の佐藤ってどういう男なんだと弘子に突きつける。

その頃、東京の隅田署内で
うどんをすすっていた佐藤源造刑事は、
一人の新聞記者から、何か記事になるような
話がないかとしつこく聞かれていたが、
心温まる類いの話なら…と言いかけ、
結局、話すのを止める。
諦めた記者が帰った後、源造は、
届いた書留の中の手紙を読んでいた。
その頃、草津の弘子は、久保田に
自分の過去を打ち明けていた。
東京の洋裁学校に通っていたと言うのは嘘で、
実は不良の仲間と一緒にいたのだが、
そんな自分に親身になってくれ、
足を洗わせてくれた刑事さんがいた。
あの金は、自分が無銭飲食をした時に、
その刑事さんが立て替えてくれたものだ。
あなたに過去を知られるのが怖かったので、
書留もあなたの勤務時間でない時に
出したのと言うと、久保田は驚く。

東京の源造は、通信事故があったが、
局が弁償してくれるそうですと言う、
弘子名義の文面を読み終えると、
同封されていた5000円を確認し、
おかしいな?と首を傾げる。
盗まれた書留が自分に届くはずがなかったからだ。
さっそく、源造は、本庁の
佐藤保郎部長刑事に電話を入れる。
父親源造からの依頼で、仕事を休んだ保郎は、
源造と共に、列車で長野原草津駅にやって来る。
案内係に招かれるままに「旅館 金みどり」の
送迎バスに乗り込み、旅館の横手の間に
到着した二人は、女中に弘子を指名する。

草津はちょうど、八助いなり明神の
祭りが間近だった。
誰かと思い、横手の間に出向いた弘子は、
そこに源造がおり、弘っぺと昔のように
呼びかけられたので、
驚くと同時に喜び、おかげさまで、今は、
その日その日をまじめに過ごしておりますと
頭を下げる。
夕食時、弘子は、二人の食卓の前で民謡を
歌って聞かせる。
拍手をした源象は、郵便車の運転手をしていると言う
旦那様に一度会いたいと言い出し、
書留は確かに盗まれたんだねと聞く。
保郎の方も、その後送り直したと言う事はないかと
確認するが、弘子は催促をされたと思い込み、
ないと言う。
ばつが悪くなった源造は、弘子の誤解を解くために、
自分も民謡を歌い始める。
その夜、下宿に帰って来た弘子は、
今日刑事が来て、この前の書留の事を聞かれたが、
まるで、届いたかのような口ぶりだったと
不思議そうに話す。
それに何も答えなかった久保田は、
そのまま下宿を出ると、バー「かよ」に向かう。
二階では、加代を遠州が殴っている所だった。
密告しようとしたのだと言うが、
加代は、分け前もくれないでと反論している。
久保田は、みんな、早くこの町を
ずらかった方が良いと説得するが、
この前の稼ぎが思ったより少なかったので、
ここに息をひそめていた方がヤバくないと遠州は言う。

つづく


歌は心の走馬灯、
花に例えたあなたの歌を
 今さら聞いても仕方がないが
 何処に置いても飾っても
  歌は途切れて枯れてゆく……
  人生、絵模様、万華鏡…



18歳未満視聴禁止。(替え歌)
よがる海峡つゆ景色



"流し"で替え歌として、歌っていましたが
全国的にも、歌う人は少なくなりました。


誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴になるから……



時は絶えず流れ、
    今、微笑む花も、明日には枯れる






P R
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