流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

信じれば真実、疑えば妄想……

メジャーでは無いけど、
こんな小説あっても、良いかな !!


信じれば真実、疑えば妄想……

昨日という日は歴史、
明日という日はミステリー、
今日という日はプレゼント
(贈り物)


アングラ小説です、不快感がある方は、
読むのを中断して下さい.

幸せな家庭生活が妻の病死により一転、
悲しみの毎日へと変わった。
幼子を抱えて生きてゆくには多くの人々の支えがあった。
精一杯生きる中での様々な出会いと
悲しい別れを繰り返し、
不思議な出来事にも遭遇する。
そして、そこには新たな愛が存在していた。……


Author: 壇次郎


どんぐりからの手紙 (第2話)

「今度、入ったあの子、二十歳だってさ」
「なんで、また、こんな会社に来たんだい?」
「社長の知り合いの娘さんらしいよ」
「たぶん、社長、坊っちゃんの嫁さんにするつもりなんだよ」
「へぇー、でも、社長の坊っちゃん、プー太郎じゃないか・・・」
「今はプー太郎でも、次期社長だよ!」
「あのどら息子に、この工場任せて大丈夫なのかねぇ・・・」
「ツヨシ、お前、早めに転職した方が良さそうだよ」
休み時間になると、パートのおばちゃんたちからは、
こんな会話が聞こえて来ていました。
その20歳のお嬢さんは、咲子と言い、
背が高く、折れてしまいそうにほっそりした身体の女性でした。
かなりの美人で、会社に来る出入りの業者や
お得意さんたちは、彼女と話をしたいが為に、
なかなか帰ろうとしなくなりました。
誰とでも爽やかに会話が出来る、
笑顔が素敵な咲子と言うその彼女は、
私とは全く住む世界が違う女性であると、私は思っていました。
社長の一人息子は、私よりも2歳年上で、
当時は24歳でした。大学を6年で卒業し、
外国旅行の好きな青年でした。
特にインドが気に入っているらしく、
数週間もインドから帰って来ないのはザラでした。
彼も私とは住む世界が違う様に思えました。
同じ職場で働くパートさんの話によると、
社長は、坊っちゃんが結婚すれば本気を出して
家業に精を出すだろうと思っている様子でした。
社長は咲子が、大のお気に入りでした。
社長は会社の内情を全て彼女に教え込んでいました。
得意先周りにも、社長は咲子を
秘書として連れて行っていました。
周りから見ていると、
「彼女がいつ、若社長の若奥さんに
なってもおかしくはない」と言った印象がありました。
しかし、そんな社長の願いとは裏腹に、
社長の坊っちゃんには結婚するなんて意識が全くありませんでした。

私のいた草野球チームは、20人ほどの集まりでした。
別に監督もコーチもいません。
メンバーの一人である高田さんという55歳の方が、
なんとなくチームをまとめていました。
その方は私の勤務する工場と同じ地区にある
メッキ工場の社長さんでした。
野球が大好きで、
「自分の息子ぐらいの連中相手にノックするのが
楽しいんだ」と言っていました。
会社はすでに息子さんが仕切っていて、
「安心して野球に専念出来るよ」と言っていました。
私の会社の社長が聞いたら、
さぞ、羨ましがることだったでしょうか。
毎年秋になると、商工会議所が主催する野球大会があります。
我々のチームは、今まで毎年一回戦で負け、
それ以上勝ち抜いたことなどありませんでした。
チームのピッチャーをしていた方が、
家業を継ぐというので、田舎に帰ってしまったことにより、
今年は私が先発ピッチャーに選ばれました。
そして、毎年の様に「今年こそは」と、皆、張り切っていました。

続く

Author: 夢庵壇次郎
http://www.newvel.jp/library/pso-1967.html


愚人は過去を、賢人は現在を、狂人は未来を語る


歌は心の走馬灯、
 歌は世につれ、世は歌につれ、
  人生、絵模様、万華鏡…



郡上八幡おんな町/永井裕子



誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴になるから。



時は絶えず流れ、
    今、微笑む花も、明日には枯れる






P R
きれいなお風呂・宣言 

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