流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

信じれば真実、疑えば妄想……

メジャーでは無いけど、
こんな小説あっても、良いかな !!


信じれば真実、疑えば妄想……

アングラ小説です、不快感がある方は、
読むのを中断して下さい.

創作、ドキュメンタリーです。
ストーカー行為から脅迫に至った
加害者を相手に、
刑事、民事と奮闘したあげく、
独りで裁判に持ち込みました。
このストーリーでは、
民事裁判の手法や解説を交え、
被害者が直面されるであろう
問題点についても訴えています。

Author: 壇次郎


独りっきりの裁判 28話 
(裁判:審議終了 )
 
裁判長は、我々に一つの解決案を提示しました。
裁判長の提案とは、「被告が二度と原告に連絡をしたり、
近づいたりしないと約束する事を条件に、
原告は訴えを取り下げる」との内容でした。
中村は、この提案内容を理解できる人間では無いことを
私は知っていました。私は、どうしても
「判決」が欲しかったのですが、
せっかくの裁判長の提案に、同意せざるを得ませんでした。
意地を張って訴状を再提出したり、
控訴したりするには値しない案件であることは、
私にも解っていました。
裁判長は、中村の意向を尋ねました。
中村はあっさり同意しましたが、それに続いて、
再び侮辱的な発言を大声で繰り返えしました。
まさしく法廷内での発狂です。
裁判長「被告は、ちゃんと念書にサインして、
ハンコまでついて、この時点で、
原告との関係は終わったんでしょう。
あなたは、納得してサインしたんでしょ? 
だから、もう、原告のビルに行ったり、
電話したりするのは止めなさい!」
中村「そんなこと、してませんよ」
裁判長 「しているでしょう? こうやって・・・。
貴方がこんなことをしなければ、
原告に迷惑を掛けることもなかったし、
訴えも起こさずに済むんだ。
原因は、全て貴方にあるんだよ。
もう、二度とビルに行ったり、電話を掛けたりしないと、
約束できるかね? 
そうすれば、原告は訴えを取り下げるから・・・」
中村「違いますよ。この人、言うことが変るんです。
頭おかしいんです。早く来てくれ、
来てくれと言って頼んでおきながら・・・」
裁判長「いい加減に、私の質問に、ちゃんと答えなさい ! 」
またまた、裁判長の声は、大きくなってしまいました。
また、裁判長は私にも、
「君も、本当の事かどうかもわからないことを
裁判所でいろいろと言われるのもいやだろう。
ましてや、傍聴人もいる中で・・・」と、言いました。
そして、裁判長は、呆れ果てたかの様に、
とうとう大声で言いました。
「もう、これでおしまい !」
裁判長の一声で審議は終了し、
皆、黙々と席を立ちました。
結果的には、何の結論も出ず、
なんてことか、中村の意に沿った
結果となってしまいました。
隣に座っていた書記官から、
「訴えの取り下げとなったので、
納めた切手は返却します。一緒に来て下さい」と、
私は言われました。
私は中村たちとは別の職員専用の通路に通され、
二人、エレベーターに乗り込みました。
「あれじゃぁ、あの人と外に一緒に
出たくないでしょう?」との書記官の言葉は、
疲れきった私の心を多少とも癒してくれました。
私は余納分の切手を受け取り、
受領書に捺印後、裁判所を後にしました。
その時は、すでに中村親子の姿はありませんでした。
裁判開始時刻から2時間半が経過した、
蒸し暑い8月の夕方の出来事でした。
結論が形となって表すことが出来なかった虚しさだけが
私の心に残りました。
中村に対する恐怖心と言うものは、
すでに無くなっていましたが、
勝訴を信じきっていた為か、悔しさも感じていました。
「いい教訓をした」という言葉は、
自己満足にもなっていませんでした。
訴えを退けられた人、敗訴した人は、
これと似た感情なのかと、
私は想像をしていました。
重い体を引きずる様に、私は独りぼっち、
第一ビルに向かって歩き出しました。
内容証明郵便を受け取った中村は、
警察署に「賠償金を払わなければいけないのか」と
聞きに行ったとの事です。
お金を払うという内容だけで、
頭がいっぱいになっている様子でした。
脅迫とか、名誉毀損、侮辱、業務妨害なんてことは、
全く眼中には無い様子でした。
この中村の心中は、答弁書の内容にも現れていました。
どうしても賠償金を払いたくないという意図があり、
わざと発狂して見せているのかとも考えました。
もし、全てが、私を困らせてやろうという
中村の計画であったならば、
完璧に思い通りに行ったことなのでしょう。
刑事でも、民事でも、
「おとがめ無し」だったのですから・・・。
この日、裁判がある事を知っていたのは、
橋本さんだけでした。
そして、再び中村からの手紙が届いたのは、
裁判終了から間もない、
暑かった八月末日の事でした。


続く

Author: 夢庵壇次郎
http://www.newvel.jp/library/pso-1967.html


愚人は過去を、賢人は現在を、狂人は未来を語る


昨日という日は歴史、
明日という日はミステリー、
今日という日はプレゼント
(贈り物)



歌は心の走馬灯、
 歌は世につれ、世は歌につれ、
  人生、絵模様、万華鏡…



影を慕いて 美空ひばり
作詞:古賀政男:作曲:古賀政男


まぼろしの 影を慕いて雨に日に
月にやるせぬ 我が思い
つゝめば燃ゆる 胸の火に
身は焦れつゝ
忍び泣く……


昭和初期の深刻な不況のなかで、
将来への不安や苦学の疲れなど困難な状況にあった
明治大学生・古賀政男は、
手痛い失恋を被ってしまいます。
友人と宮城県の青根温泉を訪れた政男は、
絶望のうちに自殺しようとその地の
山中をさまよいましたが、
彼を捜し求める友人の呼び声で我に返り、
自殺を思いとどまります。
その夜、友人とともに泥酔するまで飲んだ政男は、
音楽一筋で生きてゆく決心を固め、帰京します。
このときの懊悩を歌にしたのが
『影を慕いて』で、これが
作曲家古賀政男のデビュー作となりました。
(二木紘三)



時は絶えず流れ、
    今、微笑む花も、明日には枯れる



誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴になるから。


 

P R
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