流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

歴史・履歴への許可証

歴史・履歴への許可証

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー


夢はでっかく、根はふかく。
花を支える枝 枝を支える幹 
幹を支える根 根はみえないんだなあ


Kobanasi_3


『いうな地蔵』 (百物語)

むかしむかし、あるところに、すぐにけんかをする、
あばれものの博打うちがいました。
大きなからだの力持ちですが、働らきもしないで、
「なにかええことはねえもんかなあ」と、まいにち、
ブラブラしています。

ところがある日、ばくちうちは、
「おれもこの土地さえでたら、ちったあ
運がまわってくるかもわからん」と、考えて、
ヒョッコリと旅に出ました。

けれども、運がまわってくるどころか、持っていたお金を
すべて使い果たしてしまい、
「あーあ、はらはへってくるし、銭はなし。どうしたものか」と、
とほうにくれて、とうげのお地蔵(じぞう)さんの前に
腰をおろしていると、下のほうから大きな荷物を
重そうにかついでくる、ひとりの男がいました。

「これはしめた。あのなかにゃ、うめえもんがどっちゃり
へえってるにちげえねえ。ひとつ、あいつを殺してとってやれ」
ばくちうちは、近づいてきた男に声をかけました。
「おいこら! いったいなにかついどるんじゃい!」
いきなりどなられた男は、ギョッとして、
「こっ、こりゃ食いもんじゃ」

「そんなら、みんなおいていけ! 銭も持ってるなら
銭もだせえ!」と、ばくちうちは男のかついでいる
荷物をつかむと、むりやりひきずりおろそうとしました。
「い、いや、これはやれん。うちに持ってかえって
食わせなならん。子どもらが、はらすかしてまっとんじゃ」

「そんなことはしらん! よこさんと殺すぞ!」
ばくちうちは荷物を取り上げると、必死に取り返そうとする男を
なぐりつけて、とうとう殺してしまいました。
「ふん! すぐにわたさん、おまえが悪いんじゃ」
ばくちうちはまわりを見わたして、人がいないことを確かめると、
そばにあったお地蔵さんにいいました。
「おい。見ていたのはおまえだけじゃ。だれにもいうなよ」
そして、そのまま荷物を持って立ち去ろうとすると、
お地蔵さんが、とつぜんしゃべりました。
「おう、わしはいわんが、わが身でいうなよ」
そして、ニヤリとわらったのです。
「じ、地蔵がしゃべった!」ビックリしたばくちうちは、
いそいで荷物をかつぐと、山道をころげるように走り去りました。

それから何十年もすぎた、ある日のことです。
あのばくちうちは、まだ旅をしていました。
今ではずいぶん年もとって、どちらかといえば、
人のよいおじいさんになっていました。

旅のとちゅうで、ひとりのわかものと知りあい、
そのわかものとすっかり仲がよくなって、ずっといっしょに
旅をつづけています。
「あの山をこえたところに、おらのうちがあるんじゃ。
ぜひよっていってくれ」
わかものにそうさそわれて、ばくちうちは、
「そうか。では、ちょっとよせてもらおうか」

話がまとまり、さっそくいそぎ足になったふたりが
さしかかったのが、あのお地蔵さんのある峠でした。
ばくちうちがお地蔵さんを見てみると、あの日のことなど
まるでうそのように、お地蔵さんの口は一の字にしまっています。

ばくちうちはつい、なかのよいわかものに、
このお地蔵さんのことをしゃべりました。
「おい、おもしろいこと教えてやろうか?」
「ああ、なんじゃ」
「じつはな、この地蔵さんはしゃべるんじゃ」
「お地蔵さんがしゃべったりするかえ」
「ほんとうじゃ。げんにこの耳で、ちゃんときいたんじゃ」
「じゃ、なんてしゃべったね」

そうきかれて、ばくちうちは、
「いいか、ぜったいにだれにもいうてくれんなよ。
おまえだけにいうんじゃでなあ。ぜったいじゃぞ」
なんどもなんどもねんをおすと、
「もう、ずいぶんむかしのことじゃ。そのころはまだ、
おらもわかかったで、ずいぶん悪いこともしてきた。・・・

じつはおら、ここで人殺してしまったんや。
その殺した男というのが、・・・」
わかものに、あの日のことを全部話してしまいました。
それを聞いていたわかものの顔が、えんま大王のように、
みるみるまっ赤になってきました。

「うん? どうした、こわい顔をして」
わかものは、ばくちうちをにらみつけると、
「それはおらの親じゃ、かたきうちをしてやろうと、
こうして旅をしながらさがしていたが、かたきはあんたじゃったのか。
おのれ、親のかたき! かくご!」

わかものはそうさけぶなり、ぬいた刀できりかかりました。
ふいをつかれたばくちうちは、あっというまに、
殺されてしまいました。
そしてそのとき、あのお地蔵さんがしゃべったのです。
「ばかな男じゃ、わしはだまっていたのに、
自分でしゃべりおったわい」……

おしまい



『 恩知らず』 京都府の民話

むかしむかし、ある村に大雪が降りました。
買い物で町へ出かけていた男は村に帰る途中、
この大雪で道に迷ってしまいました。
「困ったな。完全に迷ってしまったぞ。しかし、この雪の中に
とどまっても凍え死ぬだけだ。とにかく歩かないと」

男が仕方なく吹雪の中を歩いていると、ふと目の前に
大きな影が現れたのです。
「くっ、熊だ!」
男は逃げようとしましたが、深い雪に足を取られて
逃げるに逃げられません。
「もう駄目だ!」
男は死を覚悟して目を閉じましたが、熊は襲って来ません。
男が恐る恐る目を開けてみると、熊は後ろ足で
むっくり立ち上がり、器用に前足を動かして、
(こっちへ、こい。こっちへ、こい)と、手招きをしているのです。
「もしかして、おれをさそっているのか?」
熊が襲ってくる様子はなく、このまま吹雪の中を立っていても
仕方がないので、男は熊に誘われるまま熊の後を
ついて行きました。

すると熊は大木に開いている大きな穴の中に入って行って、
穴の中から男に向かって、
(おいで、おいで)と、また手招きをしました。
「おれを巣穴で、食べるつもりだろうか? ・・・
ええい、ここまで来れば、乗りかかった舟だ!」
男は決心すると、熊の巣穴へと入って行きました。

熊の巣穴は意外に広く、そして暖かでした。
熊はすぐに眠ってしまい、襲ってくる様子はありません。
男は熊が巣穴に蓄えている木の実と雪を食べて
飢えをしのぐと、熊の背中に添い寝をして暖まりました。

それから四日後、長かった吹雪がようやくやみました。
熊は、まだ眠ったままです。
男は巣穴を出ると、無事に村へと帰って行きました。

村に帰った男は、自分が熊のおかげで助かった事を
村人に告げると、仲間の猟師にこう言いました。
「大きくて毛並みの良い熊を知っている。そいつを撃ち殺して、
売ったお金を山分けにしよう」
こうして男は恩知らずにも、命を助けてもらった熊を
撃ち殺しに行ったのです。

さて、帰って来た男を見つけた熊は、うれしそうに
立ち上がると男に、(おいで、おいで)と、手招きをしました。

しかし男が猟師を連れて来た事がわかると、
熊は急に怖い顔になって男に襲いかかったのです。
油断していた男は熊の攻撃を避ける事が出来ず、
そのまま熊に身体を引き裂かれてしまいました。

そしてそれを見て怖くなった猟師は鉄砲を撃つ事も出来ず、
あわてて村へと逃げ帰りました。
この話を聞いた村人は、
「たとえ相手が動物でも恩知らずな事をすれば、
あの男の様になる」と、言い伝えたそうです。

おしまい



『三匹のこぶた』)(イギリスの昔話




誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば、言い訳になるから……。


Mituo 人の為 と
書いて、
いつわり(偽) と
読むんだねぇ 

 
  
 
 
時は絶えず流れ、 
  今、微笑む花も、明日には枯れる  



鬼が餅つきゃ、閻魔が捏ねる、
  そばで地蔵が食べたがる   




P R

    カビの生えない・きれいなお風呂

    お風呂物語

入れてもらえば気持ちは良いが、
  どこか気兼ねなもらい風呂


S01