流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

歴史・履歴への許可証

歴史・履歴への許可証

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー


夢はでっかく、根はふかく。
花を支える枝 枝を支える幹 
幹を支える根 根はみえないんだなあ


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『もちの好きな山姥(やまんば)』 (百物語)

むかしむかし、あるところに、小さな村がありました。
山あいの村なので、お米がろくにとれません。
それでも村の人たちは、お正月が近くなるとそのお米で
もちをついて、神さまにそなえたり、自分たちで
大事に食べたりしていました。

ところがこの村の山には、もちの大好きな山姥(やまんば)がいて、
もちつきが終わる頃になると、
「もち、食わせろ!」「もちよこさねえと、暴れるぞ!」と、
言いながら山からおりてきて、大きな手を突き出すのです。
村の人たちが、しかたなくやると、
「もっと、食わせろ!」「もっと、よこせ!」と、
何度も何度も催促(さいそく)するのです。

困った村の人たちは、庄屋(しょうや)のところへ
相談をもちかけました。
「何とか、ならんもんじゃろうか?」
「そうだな。うまくいくかどうかわからんが、
わしに考えがある。ひとつ試してみるか」
すると庄屋は、庭でもちを焼きはじめました。
でも本物のもちはひとつだけで、あとは
もちに形のよく似た石です。

本物のもちが焼けてくると、そのにおいをかぎつけた山姥が、
「もち、食わせろ!」と、山からかけおりてきました。
「ああ、今日はいくらでも食っていいぞ。どのもちがいい?」
「どれでもええ。焼けたやつから、はよ食わせろ」
「よしよし。では、一番でっかいのをやろう。
さあ、口をいっぱいに開けてくれ」
「あーん」

庄屋は熱く焼けた石を火ばしではさむと、
山姥の口に放り込みました。すると、
「ギャーーーーー!」口を大やけどした山姥は泣きながら
山へ逃げ帰り、二度と村へ来ることはありませんでした。
「さすがは、庄屋さんじゃ」
「めでたい、めでたい」村の人たちは、大喜びです。

さて、次の年の春。
庄屋の屋敷で働いている娘が屋敷の前の川で
洗い物をしていると、山姥が住んでいた山の方から
珍しい形の種が流れてきました。
「あら、庄屋さま。これは何の種でしょうか?」
「さあ、見たこともない種だな。よし、ためしに育ててみよう」

庄屋はその種を庭にうめて、せっせと水をやりました。
すると可愛い芽が出てきて、だんだんに茎を伸ばし、
青々とした葉っぱを広げて、夏のある夕方、
朝顔のような形の赤い大きな花を咲かせました。
「こりゃあ、見事じゃ。これほどの花は見たことがない」

喜んだ庄屋が花に顔を近づけてながめていると、
その花はたちまち山姥の恐ろしい顔になって、
「パクリ!」と、庄屋を飲み込んでしまったのです。

おしまい



『 コウノトリの恩がえし』 鹿児島県の民話

むかしむかし、ある村の橋の下に、
ほったて小屋で暮らしている母と息子がいました。
息子は毎日、少しばかりの塩を仕入れては、
それを売り歩いていました。

ある年の暮れの事です。
息子が塩を仕入れて町からもどってくると、
田んぼで殿さまが仕掛けたかすみアミに
コウノトリがかかっていました。
「なんと、コウノトリじゃないか。年の暮れだというのに、
かわいそうに」息子は、コウノトリをはなしてやりました。

そして橋のところまで帰ってきたとき、
土手(どて)の石につまずいて、塩をばらまいてしまったのです。
橋の下からそれを見ていた母親は、
「また、けつまずいたのか。ああ、塩がもったいない。
あの石はあぶないから足元に気をつけろって、
何度もいっておったのに」と、あきれ顔でいいました。

これで、今日は仕事に行けません。
仕事に行けないので食べる物が買えず、母と息子はだまって、
お湯ばかり飲んでいました。

ところがしばらくすると、ほったて小屋へ
美しい娘がたずねてきたのです。
「おや? あんたみたいな美しい娘さんが、
わしら貧乏人(びんぼうにん)に何の用だね?」
母親がたずねると、娘はまじめな顔で、
「はい。嫁にしてもらおうと思ってきました」と、いうのです。

「な、なにをいう。うちには金も食う物もねえ。だから、
お前のような娘を嫁にはもらえねえ。
わるいが、帰っておくれ」母親は断りましたが、
「お金なら、少しは持っております。お願いですから、
嫁にしてください」と、美しい娘は、ふところから
お金を出しました。

「・・・しかし」
「お願いです。嫁にしてください」
「・・・だけれど」
「お願いです。嫁にしてください」
「・・・・・・」
母親は断り切れなくなって、娘を息子の嫁にしました。
すると次の日の朝早く、いかめしい侍
(さむらい)たちがやってきました。
そして、殿さまが捕らえようとしていたコウノトリを
逃がした罪として、十両(じゅうりょう→約七十万円)の
罰金(ばっきん)を払わなければ息子の命はないと、
きびしく言ってきたのです。

「お前がコウノトリを逃がしたなんて、知らんかった。
なんという事をしたんじゃ。十両もの大金は、
一生かかっても出来んぞ。ああ、どうしたらいいんじゃ」
嫁さんは泣き崩れる母親をなぐさめると、
夫にむかっていいました。

「あなたが何度もつまずいて塩をばらまいた石を、
どけてみなされ」
息子はすぐに土手の石のところへ走っていくと、
土をほって石をどけてみました。
すると大きな石はふたになっていて、その下には
大判小判がいっぱいうまっていたのです。

そのお金で、息子はすぐに罰金を払いました。
ところが晴れて息子の命がすくわれると、嫁さんは
町へ買い物に行くといったまま、姿を消してしまったのです。
「あの娘は、お前が助けたコウノトリだったんだな。
恩を返しに嫁にきたんだな」
母と息子は、うなずきあいました。

こうして大金持ちになったこの親子が、のちに大阪へ出てきて、
『難波(なにわ)の大長者(だいちょうじゃ)』と、いわれた大商人、
鴻池(こうのいけ)のはじまりになったという事です。

おしまい



『二本のロウソク』)(アンデルセン童話




誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば、言い訳になるから……。


Mituo 人の為 と
書いて、
いつわり(偽) と
読むんだねぇ 

 
  
 
 
時は絶えず流れ、 
  今、微笑む花も、明日には枯れる  



鬼が餅つきゃ、閻魔が捏ねる、
  そばで地蔵が食べたがる 
 



P R

    カビの生えない・きれいなお風呂

    お風呂物語

入れてもらえば気持ちは良いが、
  どこか気兼ねなもらい風呂


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