流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

妄想劇場・番外編(18禁)

妄想劇場・番外編(18禁)

信じれば真実、疑えば妄想……


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ご遠慮下さい。 
 

 
  
 
メジャーでは無いけど、
こんな小説あっても、良いかな !!
アングラ小説です、不快感がある方は、
読むのを中断して下さい。

枕出せとは、つれない言葉、そばにある膝、知りながら
よその夢見る浮気なあなた、貸して口惜しい、膝枕



春画を極めた本当の男の心意気と、艶やかな女達を描いた
・・初編


このところ、この男には様々なるところから浮世絵の依頼が来ていた。
彼の名声は留まることがない。
もともと絵が好きで、器用な彼はどんな絵も得意としていた。
幼い頃から絵を描かせれば天才と言われていて、
彼の描く多くの絵は、草花や鳥獣虫魚が主であり、何を書いても
それが生きているようであり
彼の描く絵は、どの絵も、いつでも飛ぶように売れていた。

或る絵は、居間に掲げた絵で それは世にも珍しい鳥が、
妖しくも奇妙で美しい声を発しながら彼方へ飛んでいったし
別の鯉を描いた絵は、或る日吹いてきた風で彼方へ飛び、
その紙が小さな池の上に落ちた。
すると、絵は池の中に吸いこまれたと思うと、
絵から抜け出た鯉が、スイスイと泳いで逃げたこともあったと言う。

更には、彼がたまたま描いた恐ろしい鬼毛迫る幽霊の絵を描いて
それを見た物好きな男が気に入りその絵を買ったのである。
男は、その夜からうなされ
気が付いて眼が覚めたときには、男の頭上に絵に描いた幽霊が
佇んでいて、 男は恐怖で朝まで気を失ったと言う。
それが頻繁に起こったので、その絵を寺に納めたという噂もあった。

それ程に絵描きの描いた絵は半端でなく凄かったので、
その名前は広まっていった。
今の彼は江戸で当代一流の絵師と言っても良いだろう。
高名な彼のその名前は、(北川浮丸)という絵描きである。

だが、その浮丸をしても、この世界でも安閑としていられないのだ。
それは、自分意外にも浮世絵を描く名人が最近増えてきており、
安閑としていられないのである。
彼等のその台頭が、浮丸の自尊心に火を点けたからである。

しかし、今彼が悩み、無性に拘っているのに春画の存在があった。
花鳥風月も良いのだが、描き飽きていた頃でもあり、
或る女を描くことに悩み、どん欲になっていた。
それには理由があった。

その浮丸が、或るところから噂を聞いたからである。
「あの浮丸の絵はどれも素晴らしい
美人画は、まるでその美人が絵から出てきそうだが
ただ綺麗だけで、本当の女を感じない
それにあの春画は、あまり燃えないし・・いまいちだな、
葛飾北斎や、鈴木春信の絡み絵に比べたら雲泥の差だ・・」

「浮丸の絵からは女と情交を結びたいとは感じない、綺麗なだけさ」
「絵を見ても、こんな女と寝てみたい、こんな格好で交わってみたい、
という気が起きない」
・・等という噂がどこからか入り、
気位が高い浮丸の気持ちを傷つけていた。

今までに描いてきた浮丸の美人画は、着物を着た流し目の女だったり、
煙管を吸って、いかにも涼しげな粋な女が多かった。
それはすこぶる評判なのだが、粗野で好色な者達にとっては、
それが不満だったのである。

浮丸自身も最近描いた自分の春画を見ながら、
何か物足りなさを感じていたのだった。
だからその噂が余計に気になるのである。
浮丸は、本当は生身の女を描きたかったのである。
あまり、露骨な絵を描けば、お上から罰せられるし、
酷いときは絵が描けないどころか、世間を騒がせた罪で
島流しにもなる・・ という噂も聞いていた。

女の裸を描いていても、薄着をきて乳を出していたり
艶めかしいという、どちらかというと上品な絵が多かった。
そんなことで、いまいち躊躇していたのだが、
それは建前であり、巷では実際にはそれが
緩いものであると知ったとき、 浮丸は俄然として、
その意欲に目覚めたのである。

「女を描くにはまずは、生身の女を知らなければならない」
「もっと本当の女を知ろう、とことん知ろう、
そうしなければ女は描けない」
「その上で、男と女が絡んだ本当の情交の絵を描けばいい」

そう思った浮丸は、矢も楯もたまらず、
一大決心をして、当代盛んで様々な吉原の女達を描こうと思った。
勿論、浮丸は吉原を知らないわけではなく、
何度か遊女と遊んだことはある。

しかし、今は絵を描く目的で本当の女を知りたい。
そう思うと、彼の気持ちはいたたまれずに、
或る決心をした。

今まで描いた絵で、沢山の金を稼いでいる浮丸は
金には不自由しない。
その金を使い、思うままに女を知り、本当の絵を描いてみたい。
優男と絡んだ情交している濡れた本当の女を描きたい。
その思いは益々彼の心の中で大きくなっていった。

しかし、自尊心の高い浮丸は、今は身分も名前も伏して、
誰にも知られず、
その花街へ繰り出したいと思ったのである。
本当の女の身体と心を知り、それを生々しく
まるで生きているように、これぞ愛憎の絵だと言わせたい。
描いてあっと世間を言わせたい、と思うのであった。

つづく

Author :官能小説家
http://syosetu.net/pc/



これほど惚れた素振りをしても、ほんとに悟りの悪い人



初恋/photo.by『堀北真希




Tinko_2
人の為(ため)と
書いて
いつわり(偽)と
読むんだねぇ 

 
 

 
 
子を持つも持たぬも人の宿命(さだめ)なり
日に日に努めて行かむ
あなたの人生なんだから好きなように
お行きなさい(生きなさい)



入れてもらえば気持ちは良いが、
  どこか気兼ねなもらい風呂




P R
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