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流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

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幸せがつづいても、不幸になるとは言えない
 不幸がつづいても、幸せが来るとは限らない



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子を持つも持たぬも人の宿命(さだめ)なり 
日に日に努めて行かむ
あなたの人生なんだから好きなように
お行きなさい(生きなさい)



 『強くなりたい』

半年ほど前に、「強くなりたい」と
自分から入部してきた子。
はっきりいって運動神経もなく、体もひ弱です。
あまりここに書くのも
はばかられるのかもしれないんですが、
めちゃくちゃ切ない過去を持つ子供なんです。

なんでも、父親に虐待されて、
母親と一緒に実家に逃げてきたとか。
母親が殴られて泣かされるところを、
何度も見てきたそうなんです。
それで、「母親を守れるくらい強くなりたい」と。
自分の足で相撲道場をしらべてやってきたそうです。
こんな子供が、本当にいるとは・・・・。

家庭環境の話など、聞いていて
目頭が熱くなりました。
稽古は、驚くほど真剣に取り組みます。
一度でも倒されると、「もういっちょお願いします!」と
立ち上がる。おでこから血が流れても、
かまわず必死にぶつかる。
申しあいの時も、積極的に前にでて取り組みます。
ゲロを吐いて、「少し休め」といっても、
「まだまだ!」といって稽古を続ける。
泣きそうになるのを奥歯をかみ締めて
我慢している姿を見ると、
「絶対強くしてあげたい」と思うようになりました。

ただ、体格が悪いのと、ちょっと気が弱いため、
まだまだ勝てるレベルには到達していませんが。
しかし、必死に稽古を頑張っている姿は、
周りの子供にも少しずつ影響を与えはじめています。
家でも努力しているようで、毎日四股腰割りを
100回以上するそうです。股割がだんだんと
できるようになってきました。
しかも、家ではお母さんのために皿洗いをしたり、
肩をもんであげたりするようです。
まさかこんな子が現代にいるとは・・。
この子の成長が楽しみです

Author:名無し


『嫁の手 』

うちの娘3才は難聴。ほとんど聞こえない。
その事実を知らされたときは嫁と泣いた。
何度も泣いた。
難聴と知らされた日から娘が今までとは
違う生き物に見えた。
嫁は自分を責めて、俺も自分を責めて、
まわりの健康な赤ん坊を産むことができた友人を
妬んだ。

ドン底だった。
バカみたいにプライドが高かった俺は
まわりの奴等に娘が難聴って知られるのが嫌だった。
何もかもが嫌になった。
嫁と娘と三人で死のうと毎晩考えていた。
ある晩、嫁が俺に向かってやたらと
手を動かしてみせた。
頭おかしくなったんかと思ってたら、
喋りながらゆっくり手を動かし始めた。

「大好き、愛してる、だから一緒にがんばろう」
手話だった。
そのときの嫁の手、この世のものじゃないかと
思うくらい綺麗だった。
それで目が覚めた。何日もまともに娘の顔を
見てないことにもやっと気付いた。
娘は眠ってたが、俺が声をかけるとニタッと笑った。
あれから三年。
娘の小さな可愛い手は上手に動いてる。喋ってる。

Author:名無し


『ロクな大人 』

私の婦人科系の出費がかさんでいて、
我が家はあまり裕福じゃない。
だから息子には申し訳ないんだけれど、
おもちゃなんかはお誕生日とクリスマスの
年二回しか買ってあげてないんだ。
息子が6歳の誕生日に「欲しいものは?
何でも買ってあげるよ。」って夫婦できいたとき、
息子が言ったのは「妹か弟が欲しい」だった。
「ボクはこの先一生おもちゃ買って貰えんでええけん、
弟妹が欲しい。」

ごめんね。あなたに弟妹をあげられない
お母さんでごめんね。
子宮が無くてごめんなさい。ごめんなさい、許してね。
頭が真っ白になってしまって、親の癖に取り乱して
息子に縋り付いて泣いて謝ってしまったんだよね、私。
息子はビックリして「お母さんを泣かせてごめんなさい。」って
泣きだした。親としてなってないよね、
私。息子を傷つけたよね。本当にバカだった。

この前の、子供の日。
夫の親・兄弟・親戚、一同が集まった席で
いつものように始まった大合唱。
「一人っ子はかわいそう」「ロクな大人にならん」
「今からでも第二子は遅くない」「今の医療なら、
なんとかなるやろ?」
困った顔をして薄笑いを浮かべてテキトーに生返事をして
やり過ごすしか私達夫婦には方法がありませんでした。
うっかり事情が知れたら、もっと傷つけられる。
ああ、仕方無いが、我慢しよう、
嵐が過ぎるまで・・・そう思ってた。

その時、今年小5の息子が、鋭い口調で言い出した。
「ロクな大人の ロク って何さ?」
「嫌そうに聞いている人間に、嫌な言葉を言い続けるのが 
ロク なんか?」
「ここにいるみんな、おれ以外は
みんな兄弟がいるロクな大人やろうもん」
「ロクな大人の ロク がこういうことなら、
おれはロクな大人にならんでよか!」
「ああ、よかったったい。
おれはロクな大人になれん一人っ子で」
「ちぃーともかわいそうなこと、なかやっか。
一人っ子ばんざい!」

一同が静まり返ってきまり悪そうに
視線をアチコチに泳がせ始めた時
「母さん、おれを産んでくれてありがとう。
一人だけでも俺を産んでくれてありがとうな。」
照れくさそうに言って、ちまきを2〜3個引っ掴んで、
「△△のうちに遊びに行ってくるったい。
いってきまーす!」飛び出していったよ。

次の週
「今日と明日は、おれが家事やるけん。
母さんはゆっくりしときー。母の日やけん。
お金かからんいい孝行やろもん。おれってあったまいー。」
今、息子は昼ごはんにとホットケーキを
焼いているようです。

でもね、母の日のプレゼントは先週にもう貰ったと、
私は思っているんだ。
えへへ、親馬鹿だけど、いい息子に育ってくれてうれしくて。
誰かに聞いてもらいたかったんだ。

Author:名無し



『手話で話すカップルを「すげーウケる」と、
動画撮影する女性。





時は絶えず流れ、
 今、微笑む花も、明日には枯れる


添うて苦労は覚悟だけれど、
  添わぬ先から、この苦労