読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

歴史・履歴への許可証

歴史・履歴への許可証

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー


夢はでっかく、根はふかく。
花を支える枝 枝を支える幹 
幹を支える根 根はみえないんだなあ


Kobanasi_3


『聴き耳ずきん』

むかしむかし、まわりをグルッと山でかこまれた
山奥に、一人のおじいさんがすんでいました。
おじいさんは、毎日朝になると、しばを入れる
しょいこを背負い、山へ入っていきました。
そして、一日中しばをかっているのです。
きょうも、しばをいっぱい背負い、
山から出てきました。

「さて、ボツボツ帰るとするか。うん? 
あれはなんじゃ?」
おじいさんが帰ろうとすると、子ギツネが一匹、
いっしょうけんめい木の実をとろうとしていました。
「はて、キツネでねえだか」この子ギツネ、
足がわるいらしく、いくらがんばっても、
うまく木の実がとれません。

「よしよし、わしがとってやろう。よっこらしょ。
さあ、これをお食べ。
それじゃあ、わしはいくからな」
子ギツネは、おじいさんの親切がよほど
嬉しかったのか、いつまでもいつまでも、
おじいさんの後ろすがたを見送っていました。

そんなある日、おじいさんは
町へ買い物に出かけましたが、帰りがすっかり
おそくなってしまいました。
「いそがなくては」すっかり暗くなった日ぐれ道を、
おじいさんがいそぎ足でやってきますと、
おかの上で子ギツネが待っていました。
「あれまあ、こないだのキツネでねえだか」
なにやら、しきりにおじいさんをまねいているようすです。
おじいさんは、キツネの後をついていきました。

子ギツネは、わるい足をひきずりながら、
いっしょうけんめいに、おじいさんをどこかへ
案内しようとしています。ついたところは、
竹やぶの中のキツネのすみかでした。
「ほう、ここがおまえの家か」
キツネの家には、お母さんギツネがおりましたが、
病気でねたきりのようです。お母さんギツネが、
なんどもなんどもおじいさんにおじぎをしています。
息子を助けてもらったお礼を、
いっているようにみえました。

そのうち、おくからなにやらとりだしてきました。
それは、一まいの古ぼけたずきんでした。
「なにやら、きたないずきんじゃが、
これをわしにくれるというのかね。
では、ありがたくいただいておこう
」おじいさんは、お礼をいってずきんをうけとると、
もときた道を一人で帰っていきました。

子ギツネは、いつまでもおじいさんを見送りました。
さて、あくる日のこと。おじいさんが庭で
まきをわっていますと、ヒラリと、
足もとになにかがおちました。
「これはゆんべ、キツネからもらったずきんじゃな。・・
・ちょっくらかぶってみるか」
おじいさんはずきんをかぶって、
また薪(まき)割りをはじめました。

すると、「うちのていしゅときたら、一日中、
巣の中でねてばかり。いまごろは、すっかり太りすぎて、
とぶのがしんどいなぞというとりますの」
「ほう、やせのちゅん五郎じゃった、おたくの亭主がのう」
なにやら聞いたこともない話し声が、
おじいさんの耳に聞こえてきました。
「はて、たしかに話し声がしたが、だれじゃろう?」
家の中をのぞいてみましたが、だれもいません。

「うら林のちゅん吉が、はらがいたくて
すっかり弱っとるそうじゃ」
「それは、木の実の食べすぎじゃあ」
おじいさんは、また声に気がつきました。
「おかしいのう。だれか人がいるようじゃが、
やっぱりだれもおらん」
おじいさんは、家をグルリとひとまわりして、
ヒョイと上を見上げました。
「うん? もしかしたら、このずきんのせいでは」
おじいさんは、ずきんをぬいだりかぶったりしてみました

。「やはりこれか」
キツネがくれたこのずきんは、これをかぶると、
動物や草や木の話し声が聞こえるという、
ふしぎな頭巾(ずきん)だったのです。
おじいさんは、キツネがこんなにたいせつなものを
自分にくれたことを、心からうれしく思いました。

さて、つぎの日から、おじいさんは山へいくのが
これまでよりも、もっともっと楽しくなりました。
ずきんをかぶって山へ入ると、小鳥や動物たちの
話し声が、いっぱい聞こえてきます。
えだに止まって話している小鳥。
木の上で話しているリス。
みんな楽しそうに、話しています。

おじいさんは、山でしばをかりながら、
小鳥や動物のおしゃべりを聞くのが
楽しくてしかたありません。
「わたしゃ、のどをいためて、すっかり歌に
自信がなくなっちまった」
「そんなことございませんよ。とってもよいお声ですわ」
「そうかな、では、いっちょう歌おうかな」
なんと、虫の話し声まできこえるのです。

おじいさんはこうして、夜どおし
虫たちの歌声に耳をかたむけていました。
一人ぐらしのおじいさんも、これですこしもさびしくありません。
そんなある日のこと。おじいさんが、
山からしばを背負っておりてきますと、
木の上でカラスが二羽、なにやらしゃべっています。
おじいさんはきき耳ずきんをとりだしてかぶり、
耳をすましますと、

「長者(ちょうじゃ)どんの娘がのう」
「そうよ、もう長いあいだの病気でのう。
この娘の病気は、長者どんの庭にうわっとる、
くすの木のたたりじゃそうな」
「くすの木のたたり? なんでそんな」
「さあ、それはくすの木の話を聞いてみんとのう」

カラスのうわさ話を聞いたおじいさんは、
さっそく長者の家をたずねました。
長者は、ほんとうにこまっていました
。一人娘が、重い病気でねたきりだったからです。
おじいさんはその夜、くらの中にとめてもらうことにしました。

ずきんをかぶって、待っていますと。
「いたいよ。いたいよ」くらの外で、くすの木の
なき声らしきものが聞こえます。
くすの木に、なぎの木と、松の木が声をかけました。
「どうしました、くすの木どん?」
「おお、こんばんは。まあ、わたしのこのかっこうを見てくだされ。
新しいくらが、ちょうど腰の上に建ってのう。
もう、苦しゅうて苦しゅうて」
「それは、お困りじゃのう」
「それでのう、わしは、こんな蔵をたてた長者どんをうらんで、
長者どんの娘を病気にして、こまらせているんじゃ」

くらの中のおじいさんは、くすの木たちのこの話を聞いて、
すっかり安心しました。
(くらをどかしさえすれば、娘ごの病いは、かならずよくなる)
つぎの日。おじいさんは、長者にこのことを話しました。
長者は、すぐに蔵の場所をかえることにしました。

それから何日かたって、蔵の重みがとれたくすの木は、
元気をとりもどして、青い葉をいっぱいにしげらせたのです。
長者の娘も、すっかり元気になりました。
長者は大よろこびで、おじいさんにいっぱいの
お宝をあげました。
「これは、キツネがくれたずきんのおかげじゃ。
キツネの好物でも買ってやるべえ」
おじいさんは、キツネの大好きな油あげを買って、
山道を帰っていきました。


おしまい



ウサギのツノ(ザンビアの昔話 )




人魚が教えてくれた秘密(沖縄県の民話)

むかしむかし、仕事の終わった若者たちが
浜辺でお酒を飲んでいると、
海から美しい歌声が聞こえてきました。
 ♪~♪~~~♪
「いったい、誰が歌っているのだろう?」
若者たちは海に船を探しましたが、
海には船はありません。
でも確かに、歌声は海から聞こえてくるのです。
 ♪~♪~~~♪
若者たちはお酒を飲むのもわすれて、
その歌声に聞きほれていました。

それから数日後、若者たちが海へ
魚を取るアミを入れると、なんと人魚がかかったのです。
この海にはむかしから、
人魚が住んでいるとうわさされていました。
「人魚は、本当にいたんだ」
「こいつを売れば、大もうけが出来るぞ」
若者たちは、大喜びです。

すると人魚が、なみだをこぼして言いました。
「お願いです。どうかこのまま、海へかえしてください」
「いや、逃がすわけにはいかん。
お前ならきっと、高く売れるからな」
「それに人魚の肉は、不老長寿の薬だというし」
「・・・・・・」
人魚はなみだをふくと、しずかに
歌をうたいはじめました。

 ♪~♪~~~♪
なんとその歌声は、いつか浜辺で聞いたものと
同じです。
「あれは、お前が歌っていたのか」
人魚の歌声には、人をあやつる力があります。
若者たちは人魚の歌声を聞いて、
うっとりと夢を見ているような気持ちになりました。

やがて歌い終わると、人魚が言いました。
「もし、わたしを助けてくださるのなら、
海の秘密を教えてあげます」
人魚の歌を聞いて心がおだやかになった若者たちは、
人魚に言いました。
「わかった。助けてあげよう」
「ありがとうございます」

人魚はうれしそうにニッコリ笑うと、
船から海に飛び込んで言いました。
「明日の朝に、大津波(おおつなみ)が村をおそいます。
出来るだけはやく、高いところに逃げてください」
それを聞いた若者たちは、村人たちに
人魚の言葉を知らせに行きました。

若者たちの村人たちはみんな人魚を信じていたので、
すぐに荷物をまとめると山へひなんしました。
「よし、まだ時間があるから、
他の村にも知らせてやろう」
若者たちは手分けをして、ほかの村にも
人魚の言葉を知らせに行きました。

しかしほかの村人は人魚を信じていないので、
誰も若者たちの言葉に耳を貸しません。
「何をばかな事を。人魚なんて、いるはずないだろう」
「本当なんだ。本当に人魚はいて、
朝に大津波が来ると言ったんだ!」
「いいかげんにしないか! 
こんな夜中に、人騒がせな!」

もうすぐ、夜明けです。
若者たちは仕方なく、山の上へ逃げて行きました。
そして間もなく、人魚の言った通りに
誰も見た事がないような大津波がおそってきて、
浜辺の村々をあっという間に海へ
引きずり込んでしまったのです。

この大津波で多くの人が死んでしまいましたが、
若者たちの村人は人魚を信じてひなんしたため、
誰一人死んだ者はいなかったという事です。

おしまい


誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば、言い訳になるから……。



Mituo 人の為 と
書いて、
いつわり(偽) と
読むんだねぇ






時は絶えず流れ、 
  今、微笑む花も、明日には枯れる  



鬼が餅つきゃ、閻魔が捏ねる、
  そばで地蔵が食べたがる

     

      P R
        カビの生えない・きれいなお風呂
        
        お風呂物語
    
   
    
     ありがとうございました。