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流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

歴史・履歴への許可証

歴史・履歴への許可証

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー


夢はでっかく、根はふかく。
花を支える枝 枝を支える幹 幹を支える根 
根はみえないんだなあ


Kobanasi_3


『三枚のお札』

むかしむかし、ある山寺の小坊主が、
クリ拾いに行きたくなりました。
「和尚(おしょう)さん、山へクリ拾いに行ってもいいですか?」
小坊主が聞くと、和尚さんは答えました。
「クリ拾いか。しかし、山には鬼ババが出るぞ」
「でも・・・」 小坊主が、どうしても行きたいと

 

だだをこねるので、和尚さんは三枚のお札を渡して、
「困った事があったら、このお札に願いをかけなさい。
きっと、お前を助けてくれるじゃろう」と、
小坊主を送り出しました。

小坊主は山に入ると、あるわあるわ、
大きなクリがたくさん落ちています。
小坊主が夢中でクリ拾いをしていると、突然目の前に、
鬼ババが現れました。
「うまそうな坊主じゃ。家に帰って食ってやろう」
小坊主は身がすくんでしまい、叫ぶ事も、
逃げ出す事も出来ません。
そしてそのまま、鬼ババの家へ連れていかれました。

恐ろしさのあまり小坊主が小さくなっていると、
鬼ババはキバをむいて大きな口を開けました。
(たっ、大変だ。食われてしまうぞ)
小坊主はそう思うと、とっさに、
「ウンチがしたい!」と、言いました。
「なに、ウンチだと。・・・うむ、あれはくさくてまずいからな。
仕方ない、はやく行って出してこい」

鬼ババは小坊主の腰になわをつけて、
便所に行かせてくれました。
中に入ると小坊主はさっそくなわをほどき、
それを柱に結びつけると、お札を貼り付けて、
「お札さん。おれの代わりに、返事をしておくれ」と、
言いつけると、窓から逃げ出しました。

「坊主、ウンチはまだか?」すると、お札が答えました。
「もう少し、もう少し」
しばらくして、鬼ババがまた聞きました。
「坊主、ウンチはまだか?」「もう少し、もう少し」
またしばらくして、鬼ババが聞きましたが、
「もう少し、もう少し」と、同じ事を言うので、
「もう我慢出来ん! 早く出ろ!」と、言って、
便所の扉を開けてみると、中は空っぽです。
「ぬぬっ! よくもいっぱい食わせたな。待てえ!」

鬼ババは叫びながら、夜道を走る小坊主を
追いかけていきました。
それを知った小坊主は、二枚目の札を取り出すと、
「川になれ!」と、言って、後ろに投げました。
すると後ろに川が現れて、鬼ババは流されそうになりました。
けれど鬼ババは大口を開けると、川の水を
ガブガブと飲み干して、また追いかけてきます。

小坊主は、三枚目の札を出すと、
「山火事になれ!」と、言って、後ろに投げました。
すると後ろで山火事が起きて鬼ババを通せんぼうしましたが、
鬼ババは、さっき飲んだ川の水を吐き出すと、
またたくまに山火事を消してしまいました。

鬼ババは、また追いかけてきます。
小坊主は命からがらお寺にたどりつくと、
和尚さんに助けを求めました。
「和尚さん! 助けてください! 鬼ババです!」
「だから、やめておけといったのじゃ。まあ、任せておけ」

和尚さんは小坊主を後ろに隠すと、追いかけてきた
鬼ババに言いました。
「鬼ババよ。わしの頼みを一つきいてくれたら、
坊主をお前にやるが、どうだ?」と、持ちかけました。
「いいだろう。何がのぞみだ」

「聞くところによると、お前は山の様に大きくなる事も、
豆粒の様に小さくなる事も出来るそうだな」
「ああ、そうだ」
「よし、では豆粒のように、小さくなってくれや」
「お安いご用」
鬼ババは答えて体を小さくすると、豆粒の様に
小さくなりました。
和尚さんはそのときすかさず、鬼ババを
もちの中に丸め込むと、一口で飲み込んでしまいました。
「おっほほほっ。ざっと、こんなもんじゃい。・・・
うん、腹が痛いな。ちと便所に」
和尚さんが便所でウンチをすると、ウンチの中から
たくさんのハエが飛び出してきました。
ハエは鬼ババが生まれ変わって、日本中に
増えていったものだそうです。


おしまい


『若返るのをあきらめたお母さん』




『カエルの恩返し』香川県の民話

むかしむかし、ある村に、おばあさんと美しい娘が
二人で暮らしていました。
ある年の田植えの季節に、おばあさんは町へ
買い物に出かけました。
帰りに田んぼのあぜ道を歩いていると、
ヘビがカエルを追いつめて、
今にも飲み込もうとしています。

「これこれ、何をする。許しておやり。
欲しい物があれば、わしがやるから」
カエルを可愛そうに思っておばあさんが言うと、
ヘビはおばあさんの顔を見上げながら言いました。
「それなら、娘をわしの嫁にくれるか?」
おばあさんは、ヘビの言う事などとあまり気にもとめずに、
「よしよし。わかったから、カエルを
逃がしてやるんだよ」と、返事をしてしまったのです。

すると、その年の秋も深まった頃、若い侍)が
毎晩、娘の部屋へやって来て、夜がふけるまで
娘と楽しそうに話していく様になったのです。

そんなある日の事、一人の易者(えきしゃ)が
家の前を通りました。
おばあさんは易者を呼びとめると、娘には内緒で
毎晩の様にやってくる若い侍の事を占ってもらいました。
すると易者は、こんな事を言いました。
「ほほう。その若い侍の正体はヘビじゃ。
放っておくと、娘の命はなくなる。
娘を救いたいのなら、裏山の松の木に
ワシが卵を生んでおるから、その卵を
侍に取ってもらって娘に食べさせるんじゃな」

おばあさんはビックリして、この話を娘にしました。
娘も驚いて、その晩やって来た若い侍に言いました。
「実は最近、とても体がだるいのです。
元気をつけるために、裏山の松の木に
巣を作っているワシの卵を取って来て
食べさせてくださいな」
「よしよし、そんな事はたやすい事よ」

次の日、若い侍は裏山へ行って、
ワシの巣がある高い木に登っていきましたが、
その時、いつの間にか若い侍は
ヘビの姿になっていたのです。
そして木をよじ登って、巣の中にある
卵を口にくわえたとたん、親ワシが戻ってきました。
親ワシは鋭いくちばしで、大事な卵をくわえた
ヘビを何度も突きました。
そしてヘビは頭を食いちぎられ、
血だらけになって木から落ちていきました。

その頃、あの易者がまたおばあさんの前に現われると、
おばあさんに頭を下げて言いました。
「実はわたしは、いつぞや田んぼのあぜ道で
命を救われたカエルなのです。
娘さんの体には、まだヘビの毒が残っております。
これからは毎年、三月三日の節句(せっく)に
お酒の中に桃の花びらを浮かべてお飲みください。
そうすればヘビの毒ばかりではなく、体にたまった
どんな毒もみんな消えて、きれいになりますから」
そう言うと目の前の易者の姿はたちまち消えてしまい、
一匹のカエルが庭先の草むらの中へ、ピョンピョンと
飛んでいったのです。
桃の節句で、お酒の中に桃の花びらを浮かべて
飲むようになったのは、この時からだという事です。

おしまい



『あわれな悪魔 』




誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば、言い訳になるから……。 

 
 
Mituo 人の為 と
書いて、
いつわり(偽) と
読むんだねぇ 

 


 
 
時は絶えず流れ、 
  今、微笑む花も、明日には枯れる  

 

    P R
      カビの生えない・きれいなお風呂
      
      お風呂物語   

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      ありがとうございました。