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流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

妄想劇場・番外編(18禁)

妄想劇場・番外編(18禁)

信じれば真実、疑えば妄想……

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18歳未満禁止の内容が
含まれています
18歳未満の方は
ご遠慮下さい。 
 
 
 
メジャーでは無いけど、
こんな小説あっても、良いかな !!

アングラ小説です、不快感がある方は、
読むのを中断して下さい。

母子家庭で、生真面目な人生を送ってきた
高校生の涼也。
ある日、母親から、東京で夜の仕事をしていた
25歳の従姉が家に来て、一緒に住むと告げられる。
涼也は、◎◎をふるう従姉が大嫌いだった。……

『アベレージ』 AV12

涼也は寝る直前、よく考えごとをする。
暗い天井を仰ぎながらその日のことなどを思い返す。
今日は有無を言わさず強制的に奈々のことを
考えさせられていた。
彼女の話は涼也が想像していた
AV女優像をぶっ壊した。
涼也は、空想の世界を視聴していたんだと思った。
奈々はAV女優を辞めた後、
都心から離れた場所に移った。
けれど一人が淋しくて気が狂いそうだったから、
地元に帰ってきたと話した。

小さい頃、涼也の母が奈々に優しくしていたので、
それを思い出して奈々は母に
連絡を取ったのだという。
そうして涼也の家にやってきた。
なんて非道いこと言ったんだろ……。
思い返すほど、涼也はもう一度
きちっと謝りたくなった。

居間からテレビの音は聞こえない。
もう寝てしまっただろうか。
部屋を出て、トイレに向かう。
用を足してから居間に立ち入った。
奈々はソファーに横たわっている。寝ているようで、
布団がしっかりと身体に掛かっていなかった。
涼也はゆっくり手を伸ばし、奈々に布団を掛けた。

「気持ち悪いんだけど」ビクっ、と肩が竦んだ。
奈々は目を開けていた。「起きてたの?」
「起きてた」「ごめん……」
「あやまんなくていいよ」奈々は寝返りを打って
反対側を向く。

「ずっと、……奈々さんの話を思い返してた」
奈々は軽く笑って身体を起こす。
「気色悪い、奈々さんは止めて」
思い返していたことが気色悪いのかと涼也は思ったが、
呼び方のほうらしい。「なら、
母さんみたいになっちゃんとでも呼べばいいの?」
「それはもっとキモイかも」
じゃどうすればいいんだよ……。
「まあ、百歩譲って奈々で許す。さんは付けるな」
呼び捨ての方がマシなんだな。

「奈々から聞いた話、ずっと思い返して、
改めて謝りたくなった」
薄暗い中、奈々はじっと涼也を見つめる。
涼也は軽く頭を下げた。
「非道いこと言ってごめんなさい」
「いいよ、あたしもリョウに非道いことしてきたし。
これでおあいこにしよ」
そんな言葉は、涼也の中の奈々という人物像を
少しだけ、可愛くさせた。

「僕、ずっと勘違いしてた。
ああいうビデオに出てる人って、
ただ◎◎が大好きな気狂(きちが)いかと思ってた。
ビデオで喋ってる通りの人間で、笑ってる顔は
本物なのかと思ってた」
「そういう人もいるんじゃない? 
でも、なんか複雑なもの抱えてやってる人、多いよ。
生活費稼ぐためとか、男に貢ぐためとかさ、
あたしみたいに借金返済するためとか。
なれるわけもないのにアイドルやドラマの女優に
なるためにAVやる馬鹿もいたよ。
AV女優に堕ちたら、もっと厳しい表の舞台には
立てなくなるのにね。
中には◎◎プされた傷を紛らわすために
やってる人もいるよ。
カメラの前では笑って『エ◎◎大好き!』とか
アホなこと言ってるけど、心は全然違う方向に
いってる人って結構いる」

そんな事実、全く知らなかった。
いや、知ろうとしなかっただけかもしれない。
考えないようにしていたのかもしれない。
だって、それを考えてしまったら僕は自分が
人間じゃなくなると思ってたから
「僕は……AV女優を同じ人間だと
思わないようにしてた。
◎◎スするために生まれてきた
別の生物みたいに思ってた。
人間だと認めたら、平然とヌいてた自分は
人間じゃなくなる、って。

AVって言葉で保護されてるけど、
中身は本物の◎◎プに近いものだったりするんだ?」
「そうだね。良い映像を撮るために監督や男優が
本気になって◎◎しにくることってよくあるから。
最低なことされて傷ついても、堂々と
AVやってる人って少ないし、色々怖くて
警察にも言えないし、誰にも相談なんて
できないじゃん? 
傷つくのが嫌だから撮影中ずっと笑って
ごまかしてる女の子だっている。

◎◎帯刺激して◎◎せば、それが
心からの反応だって勘違いしてるヤツばっかり。
本物の◎◎女なんてどこにもいないよ。
寄ってたかって罵倒吐かれてゴミ扱いされて
◎◎を感じるなんて、それは野郎だけの空想の産物」
きっと今、奈々は男に対する恨みを吐いているんだ。

「リョウは彼女ができても、
泣かせるようなことすんじゃないよ」
「うん……」
「もしかして、付き合ってる子いないんだ?」
「え? いないよ?」
「今まで女の子と付き合ったことない?」
「ないよ」
そう答えると奈々はくすっと笑った。
「そっかそっか~」
「なんだよ」
「ううん」奈々はソファーに寝転がる。
なんだか、馬鹿にされているようだった。
「女の子は大切にしなよ」
まるで自分を大切にしてくれと言っているように聞こえた。

会話が無くなり、涼也は奈々に背を向けて
自分の部屋へ戻った。

つづく

Author :水谷広人
http://syosetu.net/pc/


(※あの頃映画)「花宵道中・予告編」



Tinko_2 人の為(ため)と
書いて
いつわり(偽)と
読むんだねぇ

 
 
誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば、愚痴になるから……



時は絶えず流れ、
今、微笑む花も、明日には枯れる

 


P R
Furo1111_2
お風呂物語