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流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

歴史・履歴への許可証

歴史・履歴への許可証

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー

夢はでっかく、根はふかく。
花を支える枝 枝を支える幹 幹を支える根 
根はみえないんだなあ


Kobanasi_3

『サルの王さま』(インドの昔話)

むかしむかし、インドのガンジス川のほとりに、
たくさんの実がなった一本のマンゴーの木が
生えていました。
そのマンゴーの実のおいしさといったら、
一度食べたら一生忘れられないほどです。
ある時、サルたちがマンゴーの実を
食べにやってきました。
「ああ、なんてうまい実だろう」
「こんなにおいしい実は、はじめてだ
」むちゅうで食べているサルたちを見て、

王さまザルは考えました。
(こんなにうまいマンゴーの実が川に落ちて、
人間たちのところへ流れていったら、
人間たちが取りに来るだろう。それはまずいな)

 王さまザルは、すぐにサルたちを集めて言いました。
「川の上にのびた枝になっている実は、
1つ残らず取ってしまいなさい」
「はい、王さま」サルたちは、さっそく
いわれたとおりにしました。

「よしよし、これで安心だ」
ところがサルたちは、たった1つの実を
見落としていたのです。
その実はあまくうれて、ある日、ポタリと枝から
川へ落ちました。
マンゴーの実は、そのまま人間がくらしている町まで
流れていきました。

「おや? これはこれは、実にみごとなマンゴーの実だ」
猟師(りょうし)はマンゴーの実をアミですくい上げると、
王さまのところへ持って行きました。

「ほう、これはすばらしい。こんなにうまい
マンゴーははじめてだ」
すっかり気に入った王さまは、家来を引き連れて
マンゴーの木を探しに行きました。
いく日かたって、王さまはついに、
あのマンゴーの木を見つけました。
「あったぞ。すばらしい、あんなに実がなっている」

王さまたちは、いそいでマンゴーの木にかけよりました。
ところが木のそばまで行くと、たくさんのサルが
マンゴーの実をおいしそうに食べているではありませんか。

「王さま、どういたしましょう?」
「むむ、サルのくせになまいきな。矢でうちおとしてしまえ!」
家来たちはさっそく、サルたちめがけて弓矢を放ちました。
それに気づいたサルたちは、王さまザルのところへ
知らせに行きました。

「たいへんです! 人間たちが、私たちを殺そうとしています」
「あわてるな、わたしにまかせなさい」
王さまザルはマンゴーの木に登ると、
飛んでくる矢を長いしっぽと手を使って打ち落とし、
仲間のサルたちを助けました。

「さあ、いまのうちに逃げなさい」
サルたちは、つぎつぎに逃げていきましたが、
みんなが逃げるまでは、まだ時間がかかります。

やがて王さまザルのからだに何本も矢がささりましたが、
王さまザルはがんばって、仲間のサルたちを守りました。
それを見ていた人間の王さまは、家来たちに
矢を打つのを止めさせました。

「まて、矢を打つのを止めるのだ。それより、
あの王さまザルをここへ連れてきなさい」
家来たちは、傷ついて動けなくなった王さまザルを
連れてきました。

人間の王さまは、王さまザルにたずねました。
「なぜ、自分の体を痛めてまで、
仲間を助けたのかね?」
王さまザルは、苦しい息をはきながら答えました。
「わたしは王です。仲間のサルたちを守るのが、
わたしのつとめです」

「おお、なんとりっぱなサルだろう。
わたしも見習わなければ」感動した王さまは、
王さまザルの手当をしてやると、
マンゴーには一切手をつけず、そのまま自分の国へ
帰っていきました。それからは、
どんなときでも人びとの幸せを一番に考える、
心やさしい王さまになりました。


おしまい


食わず女房( 1)



『 わすれな草』スイスの昔話



むかしむかし、とても
仲の良い男の子と女の子がいました。
あるとき、この二人が山のぼりにでかけました。
手をつないで歌をうたい、のぼっていくと、
やがて川が見えてきました。

「あら、あんなところに花がさいてる」
女の子がいいました。
ゴウゴウとながれる川のすぐそばに、
青い花がさいていたのです。
男の子は大好きな女の子のために、
その花をとってきてあげようと思いました。

体がぬれるのも気にしないで、
男の子は岩をのぼっていきます。
ところが、その花に手をのばしたとたん、
足がすべりました。

男の子はあわてて花をつむと、
女の子にむかってその花をなげました。
そしてそのまま川におちると、
すごいはやさで流されていきます。
ゴウゴウという水の音にまじって、
男の子の声が聞こえてきました。

「大好きだよ! いつまでも、
ぼくをわすれないでね!」
そのときから、その青い花には
「わたしをわすれないでね」という意味の
『わすれな草』という名まえがついたそうです。


おしまい



食わず女房(2)



『えんま大王かんがえ』

この頃は病気で死ぬ人が少なくなってきたので、
地獄がひまになりました。
そこでえんま大王は、鬼たちを集めて相談をしました。

まず、赤鬼(あかおに)が言いました。
「地獄がひまになったのは、
医者が病人を残らず治してしまうせいです。
医者という医者を、みんな地獄へ連れてきましょう」
「それは、名案だ」
青鬼も、賛成しました。
「どうでしょう。えんまさま」

鬼たちがたずねると、えんま大王は
首を横に振りました。
「いや、それはちと、考えものだぞ」
「なぜで、ございますか?」

「よく考えてみろ。医者が薬のさじかげんを間違えたり、
見たて違いをしてくれるおかげで、
本当は死ななくてもよい人間が、ここにやってくるのだ。
やぶ医者までが一人残らずいなくなっては、
ますます困る。
連れてくるのは、くれぐれも腕の良い名医にかぎるぞ」


おしまい



食わず女房ラフ(3)




人の為(ため) と
書いて、
いつわり(偽) と
読むんだねぇ 




誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴と、言い訳になるから……。



時は絶えず流れ、
  今、微笑む花も、明日には枯れる  







P R

カビの生えない・きれいなお風呂

お風呂物語

Furo1