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流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

漢の韓信-77

メジャーでは無いけど、
こんな小説あっても、良いかな !!

信じれば真実、疑えば妄想……

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー

アングラ小説です、不快感がある方は、
読むのを中断して下さい.


Author:紀之沢直

kensin韓信
紀元前二〇〇年代の中国大陸。
衰退した秦の末期に
生を受けた韓信は、成長し、
やがて漢の大将軍となる。
国士無双」「背水の陣」
「四面楚歌」
そんな彼を描いた小説。 
 
 

漢の韓信-77ー(愛・反間・苦肉


「使嗾されて不安な気持ちを催されるのであれば……
?通さまを遠ざけてはいかがですか?」
「そうしたところで漢王の気持ちが変わるわけでもあるまい。
?先生は……あれはあれで私のことを
高く買っているところがあってな……。
無下に扱うのは申し訳がないのだ。
子供っぽい言い方かもしれぬが……
彼ほど私を褒めてくれる人物は、実はそうそういない」

「私は、将軍を高く評価することにかけては、
?通さま以上です」
「……?先生がそう言え、と言ったのだろう。
それとも君も私に叛逆を勧め、王となれと使嗾したいのか」
「違います。私はただ将軍のことを……
お慕い申し上げます、と言いたいのです」

「……からかっているのか」
「そんな……本気です」「…………」
二人の間にしばしの間、沈黙の空気が流れた。
「……私は作戦行動中は、あまり自己を
甘やかさないように心がけている。食事は簡素に、
睡眠も短くとり、よほどのことがない限り、酒も飲まない」

「そうでしょう。私も将軍がお酒を嗜むお姿を見るのは、
今日が初めてです」
「もともとそれほど酒が好きなわけではない。
いま目の前にしているこの酒にしても、
いいものであることには違いないのだろうが……
実を言うと私には酒の味など、よくわからない。
多く飲めば酩酊する、それだけだ。私は、それを嫌う」
「なぜ?」

「……かつて上官だった項梁は、酒に酔って
正確な状況判断ができず、そのおかげで
私の目の前で章邯に惨敗し、死んだ。
あのときの衝撃は、忘れられない……
それゆえ私は常に正気でありたい、と望んでいる。

女は……男にとって酒と同じようなものだ。
深くのめり込みすぎると、正気を失う」
「将軍がそのように自己を律しておられることは、
素晴らしいことだと思います。……
ですが、将軍……酒の味も知らず、女も知らずでは、
人生の半分しか知らないのと同じでございます。
深くのめり込まず、適度に味わえば、
酒も女も人生を彩るものとなるのです」

「……だから君のことを適度に味わえと……
そう君は言っているのか?」
「! ……将軍。そのような言い方は、
いやらしゅうございます」
「すまぬ。自分でもわかっているのだ。
私は過度に自己を押し殺し、そのためか
たまに耐えきれなくなり、はち切れるようになることがある。

若い頃、私は自分で生活することができず、
よく人の世話になった。……
私は彼らの好意に感謝しつつも、自分自身が情けなく、
それに我慢しきれなかった。
思うに私にはいい意味での厚顔さが足りないのだろう。
人の好意に触れるたび、私はそれを恥に思い、
常に自分から絶交を持ちかけたものだ」

「…………」「かつて旧友の鍾離眛は、
楚の項梁のもとに参じる際に、私を誘った。
私は意地を張り、それを断った。
しかしそれでいながら私は……
結局項梁のもとへ参じたのだ。
そのとき眛はそれを咎めもせず、
推挙してやる、とまで言ってくれた。

だが私はそれも断り……いまとなっては
お互いに殺し合うような仲と成り果てている。
私が素直に眛の誘いに従っていれば
避けられた悲劇だ。いったい誰を責められよう、
すべて私の責任にほかならないのだ」
「…………」
「蘭、君の好意も私は素直に受け入れられないでいる。
軍服姿の君は、凛々しく魅力的だ。
それにもまして今宵の君は、まったく違う印象で……
やはり美しい。
しかし駄目だ。私の手は、敵兵の血で汚れている。
君はもう人質ではないのだから、私のもとを離れ、
もっと清廉潔白な男を見つけてどこか平和な地で
暮らすといい」

「……将軍は、父を死に至らしめた章邯を
廃丘に追い込み、そしてこのたびは魏豹を……。
将軍は私にとって英雄なのです。
どうかお近くに置いてください。
そしてわがままを申すならば、私は将軍の
いちばんお近くに居たいのです」

「そうすれば君が私の人生の半分を
教えてくれる、というのか。
君がそばに居ることで、私の人生が
彩られる、というのか?」
「そうありたい、と思っています。どうです? 
私は将軍と違い、自分の気持ちに素直でしょう?」

「……ふむ。どうすれば、
そのように素直になれるのだ?」
「さしあたっては、私の身を将軍に捧げます。
将軍はなにも言わず、それをお受け取りくださいませ」
「私に、君を抱けと言っているのか?」
「……将軍、私は、なにも言わずに、と申しました」
蘭の態度に媚びる様子はなかった。
彼女は私を抱いてください、と韓信
懇願しているのではなく、
私を抱きなさい、と言っているのだった。


つづく 

Author :紀之沢直
http://kinozawanaosi.com.

愚人は過去を、賢人は現在を、
狂人は未来を語る 

 
 

藤圭子:おんな道



歌は心の走馬灯、
 歌は世につれ、世は歌につれ、
  人生、絵模様、万華鏡…



おんな道
作詞:浜圭介・作曲:浜圭介


生まれた時から みなし子で
親の顔さえ わからずに
夜に生まれて 夜に育った 女の姿
嫌なお客に せがまれて
男の枕に されながら
つくる笑顔も 生きるため


おんな道 三善英史 浜真二(浜圭介) 




人の為(ため)と書いて
いつわり(偽)と読むんだねぇ

誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴になるから……



時は絶えず流れ、
今、微笑む花も、明日には枯れる



南 夏希「おんな道」









P R
カビの生えないお風呂

お風呂物語

furo