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流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

漢の韓信-74(妄想劇場)

メジャーでは無いけど、
こんな小説あっても、良いかな !!

信じれば真実、疑えば妄想……

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー

アングラ小説です、不快感がある方は、
読むのを中断して下さい.


Author:紀之沢直

kensin韓信
紀元前二〇〇年代の中国大陸。
衰退した秦の末期に
生を受けた韓信は、成長し、
やがて漢の大将軍となる。
国士無双」「背水の陣」
「四面楚歌」
そんな彼を描いた小説。



漢の韓信-74ー西魏王の娘


黄河の流れは蒲坂(ほはん)
臨晋(りんしん)のあたりで関中台地から流れてきた
支流の渭水と合流する。
魏豹と韓信が互いに黄河を挟んで陣を置いたのは、
ちょうどこの合流地点であった。

その合流地点のやや手前、北よりの関中側の地点に
夏陽(かよう)という城市がある。
韓信が別働隊を置いたのは、この夏陽であった。
ここを渡河地点として対岸に渡れば、
魏軍の後背をつくことができる。
韓信自ら指揮する臨晋の船の部隊は、
実は囮であったのだ。

別働隊の将は、曹参(そうしん)である。
沛時代からの蕭何の部下であり、
劉邦旗揚げ以来、最古参の男であった。
韓信などより年齢も上、身分は韓信
左丞相であるのに対し、曹参は仮の左丞相であった。

韓信が曹参に最も重要な局面を任せたのは、
そのような事情に配慮したからのようである。
戦闘開始に先立ってあらかじめ木製の瓶(かめ)を
大量に買い集めた韓信は、
これを曹参に言い含めて託した。

曹参は別働隊として夏陽に到着するや否や
これを加工して筏とし、魏軍が
蒲坂にくぎづけになっているところを尻目に
渡河に成功した。
そして後方の城市を次々と陥落させたのである。

魏豹は驚き、兵の大半を曹参の軍に対抗させたが、
これが原因で臨晋から韓信率いる本隊の
上陸を許してしまった。
結果的に彼は、二方向から挟撃される
結果となったのである。

「魏豹を殺すな! 生け捕りにせよ」
渡河してしまえば兵力の差は歴然としている。
韓信は上陸してようやく息を吹き返した
カムジンを先頭に立たせ、悠々と魏豹を
包囲することに成功した。

いっぽう曹参は西魏の首都平陽に攻め入って
魏豹の妻子を虜にするなど、ことごとく平定に成功した。
その結果、平陽は曹参の食邑となったのである。
「蘭、どうする。対面するか」
虜囚の身となった魏豹の前に蘭は無言で現れた。

「殺すなよ」「……殺してやりたい……憎いのです」
「一時の感情、屈辱に屈するな。
大事をなそうとする者は、そういうものに
耐えなければならない。耐えられないのなら、
忘れてしまえ。
小人物を殺したところで、君の名誉には決してならない」

「それは……かつて将軍が無頼漢の股の下を
くぐった経験から、おっしゃっているのですか」
「……誰にそんなことを聞いたのか知らぬが
……その通りだ」

「……わかりました。忘れることはできませんが、
耐えてみせます」そう言った後、
蘭は、捕縛されている魏豹の前に立ち、
敢然と言い放った。
「親子の縁は、もともとかりそめのもの。
今後私はその縁を断ち切らせていただきます」
そしてつかつかとその場を立ち去った。

――うむ……そうだ。それでいい。
韓信は蘭のその様子に、自分に似た姿を
見たような気がした。
魏豹はそのまま滎陽へ送られ、
漢の一兵士として扱われることとなった。
王位は取りあげられ、平民におとされた。
後任の王は置かれず、
西魏は河東、太原、上党の三郡として
漢の直轄地とされた。

旧魏の王族は死滅したわけではないが、
王国自体がなくなった以上、
すべて身分を剥奪されたのと同じである。
そしてそれは公女の魏蘭も同じであった。
結果的に、魏蘭を利用して韓信を王としようとする
蒯通の目論みは外れた

つづく

Author :紀之沢直
http://kinozawanaosi.com.

愚人は過去を、賢人は現在を、
狂人は未来を語る



歌は心の走馬灯、
 歌は世につれ、世は歌につれ、
  人生、絵模様、万華鏡…



『空港』 石川さゆり



人の為(ため)と書いて
いつわり(偽)と読むんだねぇ

誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴になるから……



『空港』 テレサ·テン





時は絶えず流れ、
今、微笑む花も、明日には枯れる





P R
カビの生えないお風呂

お風呂物語

furo