流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

妄想劇場・番外編(18禁)

妄想劇場・番外編(18禁)

メジャーでは無いけど、
こんな小説あっても、良いかな !!

信じれば真実、疑えば妄想……

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  18歳未満の方は
   ご遠慮下さい。


 
 
昨日という日は歴史、 今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー


アングラ小説です、不快感がある方は、
読むのを中断して下さい.

 
離婚した母と二人暮らしの少年。
そこに乗り込んできたのは、
中年の男だった……


樹新(いつきあらた)がこの街に越してきて、
今日で一週間になる。
まだ十歳、小学校四年生の新にとって、
この七日間はまさに激動の日々であった。
母の恵(めぐみ)と二人、住み慣れた
高級マンションを離れて安いアパートで暮らし始め、
姓も本郷から母の旧姓である樹へと変わった。
初めての転校も経験。 知らない学校に、
初対面のクラスメート。何もかも不慣れな状況で、
時間だけがばたばたと 慌ただしく過ぎていった。

父と母の間に何があったのか、
細かい事情は分からない。
だがそれでも、二人の間に埋めようのない溝が
横たわっていたことは、
子供の新でも容易に 理解することができた。
(とにかく……) お母さんを大事にしよう。
新は強く、そう思っている。
頑張って勉強して早く立派な大人になろう。
そうすれば母に余計な心配をかけずに済むし、
自分の力で守ってあげることだってできるはずだ。
だがその一方で、新は恵と二人だけで過ごす
この暮らしが決して嫌ではなかった。

立派なマンションで両親が言い争う姿を見るより、
たとえ貧しいアパートでも、
母と二人で 仲よく過ごす方がよほどいいと思えた。
引っ越して以降、生活レベルはぐっと落ち、
食事などもかなり質素になっていたが、
そんな ことは新にとって何の問題にもならなかった。
優しくて綺麗な自慢の母と安らかな日々を送れる。
それがただ、嬉しかった。
そんなわけで、今日も樹家の夕食は
二人だけの簡単なものとなるはずだった。

なる、はずだったのだが。
この日の食卓は、やけに豪勢だった。
「がっはっは」 新の正面でどっかりと
ふんぞり返るように座っているのは、
見慣れない中年の男。 桐林卓二
(きりばやしたくじ)と名乗った
その男は色黒の強面で、昔ヤクザ映画に
よく出て いたアニキと呼ばれる俳優に
ちょっと似ていた。

「おお、おっとっと。こぼれるこぼれる」
恵が注いだビールにおちょぼ口をのばしながら、
桐林は上機嫌であった。
「あー、新くんといったか。
色々大変だったがもう安心だぞ。
おじさんを本当の親父と思ってくれて
構わんからな。何かあったらいつでも言え。
がっはっは」 豪気にそんなことを言いながら
がぶがぶビールを飲み干し、
「おう、もう一杯」などと妙に 図々しい態度で
おかわりを要求する。

「……はい」 新は今にも消え入りそうな声で
ようやくそれだけ返事をしたが、
あとは食事の間中ひたすら
黙りこくるばかりであった。
とにかく、怖かった。
父は理屈っぽい優男であったため、
暴力の危険を感じたことはない。
母との言い争いがエスカレートした時でも
詰り方がどんどん陰湿になるだけで、
手を上げた ことは一度もなかった。

だが、この桐林卓二という男は違う。
何かおかしなことを言えばすぐビンタの一発も
張ってきそうな威圧感が、固太りの全身から
ぷんぷん漂っていた。
「よし、じゃあ俺はこっちの茶の間で
寝るってことだな」
「……」  食事とその後の団らんを終え、
桐林が家に泊まることが明らかになると、
新の心中に巣食う 恐怖はますます
増大の一途をたどった。

樹家の間取りは、六畳二間。
リビングはフローリング、寝室は和室という
造りになっている。
一応申し訳程度にふすまで 仕切られてはいるが、
二部屋の境界線はほとんどないに等しい。
新は和室で恵と二人、布団を並べて
床についていた。
さすがにもう一緒の布団で寝ることはないが、
それでも距離は十分に近い。
これも新が今の 生活を気に入っている
理由の一つだった。
だが、今日はまるで事情が違う。 「……」
初めて味わう未知の恐怖に、眠るどころか
目は冴える一方。さっきからまんじりともせず、
時計の針が進む音を聞き続けるばかりだ。

そこに。 隣の部屋から、ごそごそと
物音が聞こえた。
「!」 新は慌てて身を翻すと、
入口側に寝ている恵に背を向け、胎児のように
身体を丸くしながら 壁のシミとにらめっこを始めた。
重い足音がのしのし響いて、床がきしみながら
微かに揺れる。建てつけの悪いふすまが、
少々耳障りな音をたててずずっと開いた。

「……ふん」姿を見せるなり荒い鼻息を吐いたのは、
言うまでもなく桐林卓二。
「さて、と」 桐林は親子の寝室に踏み込むと、
着ていた下着を脱ぎ捨てて素っ◎になった。
そして素早く 恵の布団をめくると、
のしかかるような体勢で上から覆いかぶさる。

続く


(18禁)フィーリング

 

時は絶えず流れ、
今、微笑む花も、明日には枯れる



Tinko_2
人の為(ため)と
書いて
いつわり(偽)と
読むんだねぇ

 

誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴になるから……







P R

カビの生えない・お風呂

お風呂物語

furo