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流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

歴史・履歴への許可証

歴史・履歴への許可証

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー



Kobanasi_3



『えんま大王の考え』

この頃は病気で死ぬ人が少なくなってきたので、
地獄がひまになりました。
そこでえんま大王は、鬼たちを集めて
相談をしました。

「地獄がひまになったのは、
医者が病人を残らず治してしまうせいです。
医者という医者を、
みんな地獄へ連れてきましょう」
「それは、名案だ」青鬼も、賛成しました。
「どうでしょう。えんまさま」
鬼たちがたずねると、
えんま大王は首を横に振りました。

「いや、それはちと、考えものだぞ」
「なぜで、ございますか?」
「よく考えてみろ。
医者が薬のさじかげんを間違えたり、
見たて違いをしてくれるおかげで、
本当は死ななくてもよい人間が、
ここにやってくるのだ。

やぶ医者までが一人残らずいなくなっては、
ますます困る。
連れてくるのは、くれぐれも
腕の良い名医にかぎるぞ」


おしまい




ライオン とメス牛親子



五両(5りょう)と五分

お祭(まつ)りが、やってきました。
町内の若(わか)いものが集(あつ)まって、
いろいろ相談をしたあげく、
芝居をやることにきまりました。

役(やく)の名を、紙にかき出して、
「おい、三太、おまえ、一番若いんだ。
ひとっ走り、呉服屋までいって、
これだけの衣装(いしょう)が、
いくらでできるか、きいてこい」

「おいきた」三太は、いきおいよく、
呉服屋まで、かけていきました。
お店の番頭は、紙に書いた役(やく)をよみあげ、
パチッパチッと、そろばんをはじいて、
へえ、しめて、五両と五分(四十万円ほど)になります

三太は、わすれるとこまるので、
「あの、紙に書いてください」すると、番頭は、
「いや、いや。紙に書くほどのことはない。
それ、おまえさんのこっちの手の指一本を
一両として、こう五本まげて五両。
こっちの手の指は、一本一分で、
五本まげて五分。両手をあわせると、
ほれ、五両と五分。
わすれっこは、ありますまい」

「なるほど」三太は、両手をにぎったまま、
表へ出ると、 「こっちの指が五両。
こっちの指が五分。両手をあわせて、五両と五分」
つぶやきながら、歩いていましたが、

なにをおもったが、くるりともどって、
呉服屋に入り、 「あのう、番頭さん。
どうか、二分か三分、まけてください」
「まあ、いいですが、それにしても、
どうしたわけで ?」

すると、三太は、二つのこぶしを突き出して、
「これでは、帰っても、戸があけられません」


おしまい



人の為(ため) と
書いて、
いつわり(偽) と
読むんだねぇ 

 
 
誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴になるから。

 時は絶えず流れ、
  今、微笑む花も、明日には枯れる 
 





P R

カビの生えない・きれいなお風呂

furo


お風呂物語