流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

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中日新聞夕刊より
『この国ならずっと住んでもよい』

サラリーマンが、ランチを食べた後、
地下街を歩いていると、
雑踏の中に白い杖をついた男性が目に留まりました。
あっ!危ない! その人は、通り過ぎる人とぶつかり、
フラッとよろけました。慌てて駆け寄り声を駆けました。
「大丈夫ですか?」 「はい、大丈夫です」
「お手伝いしましょうか」 と言うと、
「お願いします」 と言われました。

ところが、です。 恥ずかしながら、
それまで一度も白い杖をついた人、
つまり目の不自由な人をヘルプしたことがなかったのです。
私は、正直に言いました。
「ごめんなさい・・・どうしたらいいですか」
その方は、私に介助の仕方を教えてくれました。

けっして、腕を引っ張ってはいけないこと。
肩か腕に手を添えてもらい、半歩先をゆっくり歩くこと。
「どちらへ行かれるのですか」 と尋ねると、
そこから5つくらい離れた地下鉄の駅名を口にされました。
私は定期券を持っていたので、
一緒にホームまで入ることにしました。
改札口では、その方は磁気の付いていない
パスを持っているので、 駅員さんのいる改札を通ります。
そこまで案内して、私は自動改札機を通って
再び合流しました。

一緒にエスカレーターに乗って
ホームへと降り始めた時のことでした。
「駅員さんですか?」 と聞かれたのです。
「いいえ、近くのビルに勤めている
 サラリーマンです」 と答えると、
その人は、 「え!」 と身体をのけ反らせて驚きました。
「どうされたんですか」 と尋ねると、こう答えられました。
「私、長いこと目が不自由なままで外出して来ましたが、  
駅の構内で駅員さん以外の人に
親切に声を掛けられたのが  
始めてだったものですから・・・それでびっくりして」
私は驚くとともに、落胆しました。
日本という国は、他人に親切なことで
世界中に知られているはずです。

例えば、海外から日本に観光でやって来た人が
タクシーの中に財布を忘れてしまった。
それを警察に届けたら、中身がそのままで返って来た。
「なんという素晴らしい国だ!
なんという正直な国民なんだ」 と
驚かれたという話を、何度も耳にしたことがあります。
私は、その時、生まれて初めて白い杖の人に
ヘルプしたのです。
偉そうなことは言えません。
そんな自分のことは棚に上げて、
誰も声を掛けないということに失望したのです。
他人の事でも、もっと気遣いができる
「思いやり」でいっぱいの国にしよう!
そんな思いが募りました。


友達編 あの日の逆走

新聞で、数学者であり、大道芸人でもある
ピーター・フランクルさんの話を読みました。
ピーターさんが世界100か国以上を旅した
経験があるそうですが、なんと方向音痴だと言います。
しかし、そんなこと気にせず、道がわからなくなると
現地の人に尋ねる。
それがコミュニケーションの起爆剤になるそうです。
世界中どこの国の人も道を尋ねると
喜んで教えてくれるそうです。
でも、いいかげんなことも多く、
平気で間違った道を教えたりするとのこと。
ところが、日本人は真剣に教えてくれた。
東急ハンズから渋谷駅へ行こうとして
迷ってしまった時のことだそうです。
「すみません、渋谷駅はどこですか?」 と尋ねると、
「私もちょうど渋谷駅に行こうとしていたところでした」
と言われ、一緒に連れて行ってくれた。
しかし、それは嘘だった。
ピーターさんが駅に入るのを見て、
その人は反対の方向へと歩いて行ってしまったそうです。

そんなことが何度もあった。
駅の切符を買ってくれた人もいたし、
改札口で手を振って見送ってくれた人もいた。
ある日、東大へ行こうとして駅を降りたら、
またまた道に迷ってしまった。
傘を差そうとしていたサラリーマンに、
東京大学はどこですか?」 と尋ねたら、
やはり送ってくれた。
途中で、 「もう大丈夫です」 と言ったが、
門のところまで送ってくれた。
別れる時に、 「どうもありがとう」 と言うのと同時に、
この男性は来た道を雨の中走って行ったそうです。
そういう親切な国なので、ピーターさんは、
「この国ならずっと住んでもよい」 と
感心しながら思ったと言います。

これらのエピソードは、ふたつとも昔の話です。
今はどうでしょうか。 東京オリンピックの開催が決まり、
そのプレゼンテーションで
お・も・て・な・し」という言葉が
流行語になりました。
海外からの観光客を誘致する活動も盛んです。
設備を作ることも大切ですが、その中身が肝心。
世界に誇れる「思いやり」でいっぱいの国に
したいものです。 世界中の人たちに、
「この国に住みたい」と言ってもらえるような。……



アテンダントの対応

誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴になるから。
 

 
時は絶えず流れ、
 今、微笑む花も、明日には枯れる






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