妄想劇場・番外編
妄想劇場・番外編
信じれば真実、疑えば妄想……
昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー、
落語の原型とも言われている江戸小咄は、
話の春画ともいうべきもので、
江戸時代の庶民の楽しみとして広く伝わって
おおらかに性を笑いに取り入れて
現代にまで至っています。
蚤と虱 (のみ と しらみ)
のみ 「おめぇのほうにもいろいろあるだろう?」
しらみ 「ああ、俺ァほんの二,三日前よ、
あぶなく命びろいをしたばかりよ」
の 「へえ、どうしたい?」
し 「まァ、きいてくれ。湯ゥ屋でひょいと取っついた着物の女がよ、
随分色の白い、餅肌のいい女だ」
の 「うまくやりやァがったな。で、どうしたい?」
し 「上のほうから下のほうへと、だんだん這ってゆくてえと、
やがて草むらん中へ入り込んじゃった。
草むらてえより、ありゃァ森だな・・・」
の 「ほう、ほう・・・」
し 「森をやっとこさ抜けて、しばらく行くてえと、
こんだァ沼みてえなところへ出て、
そこから生あったかい水みてえなものが、
ペチャペチャと出ているんだ・・・」
の 「ほう、ほう・・・」
し 「そこを渡るにゃァ、俺の体じゃ広すぎる。
でも土手あるから、さて、右回りにしようか左回りにしようかと、
考えてるところへ、おめえ!」
の 「急に大きな声をしたな、どうしたいし
「そこへ、大入道だ。物凄い大入道が、いきなり立ちゃァがって、
頭から体ごとその沼の中へ、『こんにちは』も言わねえで、
ズブッと突っ込んで来やがった。いやァ、おどろいたのなんの・・・。
入ったと思ったら、こんどはすぐもどって来やがった。
入ってもどって、入っては出る・・・
そんなことをしばらくくりかえしているうちに、
沼の水かさがドーッと増して来た」
の 「洪水だな、そりゃァ。逃げねえと危ないぜ」
し「逃げようと思ってもおめえ、水で足ァ取られる、
体ァ押し流される。おまけにこちとらァ、泳ぎは苦手と来てるから、
水の中でアップアップ・・・。こりゃァ、とてもダメだ、
神さま仏さまとおがんだ途端・・・・」
の 「どうしたい?」
し 「うん、紙(神)のおかげで、助かった」
おあとはよろしいようで…
「ご隠居さん、こんちはァ」
「おお、八っつァん、お上がり。なンだね?今日は—–」
ヘエ、ご隠居さんに一つうかがいてえんですが、
夜這いってものがありますね。
そのことを豆泥棒ともいうと聞いたんですが、
どういうわけで、夜這いが豆泥棒ってんです?」
「ヘンなことォ持ちこんで来やがったナ。
豆泥棒というのはナ、あア、女の—-あのところをだナ、
豆ってえんだ。ナ、だから、豆泥棒じゃァねえか」
「—–あっ、なるほど、豆ねえ、えへへッ、ちげえねえや、
ご隠居さん、いい年して、よくそんなこと知ってるね、
このスケベじじい!」
「なンだ、おまえが聞きに来たんじゃないか——」
「するってェと、うちのかかアなんかァ、
さしずめ、何の豆だろうねえ」
「あア、おまえンとこのよめさんは、素人だからナ、白豆だな」
「ははア—–。すると、芸者なんかは—-」
「もちろん、玄人だから、黒豆だ」
「フーン、じゃ、横丁の小唄の師匠みてエな大年増は?」
「ありゃァ、まア、ナタ豆てえとこだな」
「ナタ豆か。うまく言いやがる。
下駄屋のお美代坊みてエな小娘は?」
「おしゃらく豆、ハジキ豆かナ」
「そいじゃ、ご隠居さん、
天女なンてエのは、なンの豆です?」
「あ、ありゃ、ソラ豆じゃ・・・」
おあとはよろしいようで…
歌は心の走馬灯、
花に例えた古い歌
今さら聞いても仕方がないが
何処に置いても飾っても
歌も花も、枯れてゆく……
人生、絵模様、万華鏡…
18禁・替え歌
「●ックスを知らない子供たち」
誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴になるから……
時は絶えず流れ、
今、微笑む花も、明日には枯れる
P R
きれいなお風呂・宣言
お風呂物語