流れ雲

繰り返しと積み重ねの、過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく (^o^)

妄想劇場・番外編

妄想劇場・番外編

信じれば真実、疑えば妄想……

昨日という日は歴史、
今日という日はプレゼント
明日という日はミステリー、



東京行進曲

1929年、菊池寛原作、木村千疋男脚色、
溝口健二監督作品。の日活映画
腹違い兄妹の悲劇を描いたメロドラマ
『東京行進曲』
わが国の映画主題歌第一号とされています。
夏川静江・小杉勇が主演しました。

貧しさ故に芸妓に身を落とした1人の薄幸な娘に
恋してしまった3人の男たちが、
互いに身内や知りあい同士だったと言う
噓のような偶然話

芸術も罪悪も堕落も蔓延している東洋第一の都市…
(東京の風景を背景に)昔恋し 銀座の柳…

道代(夏川静江)は、両親を相次いで亡くし、
工場勤めの叔父を助けて暮らすようになるが、
ある夜、その叔父も工場を首になり、
道代を3000円で芸妓にしろと言われたが、
死んだ妹にすまないと妻に打ち明けているのを
隣の寝床の中で聞いてしまう。
道代の母親は新橋で芸者をやっていたが、
その最期の床に道代を呼ぶと、
父親は薄情者だった。男というものは、
惚れた次の瞬間からもう女に飽きている。
そんな男には心を許してはいけないよと言い残し、
自分が持っていたプラチナの指輪を道代に託すのだった。
ある日、富豪の息子藤本が、
令嬢の早百合とテニスを楽しんでいたとき、
ボールが逸れて、金網越しに崖下の長屋の前に落ちてしまう。
テニスコートは高台にあり、
拾いに行きたくても金網が邪魔で降りられない。
その時、下の道にいてそのボールを拾い上げたのが道代で、
彼女はボールを投げて返そうとするが、
金網に当たってどうしてもボールは跳ね返って落ちてきてしまう。
しかし、道代は何度もボールを投げ返そうと試みる。
そんな健気な娘の姿を観た良樹は、
テニスコートから彼女の写真を写しておき、
その時のことを日記に書き記していた。
おさきの代わりに、女中で雇おうと良樹は考えていた。
しかし、その後、道代を探しに出向いた良樹だったが、
いつの間にか道代は姿を消していた。
ある夜、良樹の父が来ていた料亭に挨拶にやって来た芸者は
折枝と名乗るが、実は彼女こそ芸者になった道代であった。
東洋信託に勤めることになった良樹は、
会社で、竹馬の友で1年先輩の同僚でもある
佐久間に挨拶に行くと、
今夜7時から築地の料亭「錦水」で歓迎会をやるので、
大いに飲むぞと誘われるが、
良樹は芸妓には興味がないと答える。
その夜「錦水」では、部長がすっかり調子に乗り踊っていた。
佐久間が、ステキな美人が来るぞと声をかけ、
そこにやって来た芸者は折枝だったが、
良樹はその芸者があの時のボールを拾ってくれた娘とは
気づかなかった。
帰りの車の中で、佐久間は結婚に向けて頑張ると言い出す。
彼はさっき会った折枝に一目惚れしたのだった。
一方、折枝は、良樹の父親から、
3カラット半というダイヤの指輪を無理矢理渡されながら
迫られていた。
しかし折枝は、その指輪を投げ捨てて帰るが、
気がつくと、母親からもらった指輪をなくしていることに気づく。
その折枝の指輪を座敷で拾っていた良樹の父親は、
その料亭の女将に、折枝の借金を返して自前にしてくれ。
自分はもう彼女を座敷に呼ばないと告げていた。
ある日「カフェ イーグル」という店に良樹が来ると、
良樹のことを知っているらしい女給が、
道っちゃんの家の崖上の人でしょう?と話しかけて来る。
彼女が言うには、道子は新橋で評判の芸者になっているらしい。
それを聞いて、あの時の折枝が道子だと気づいた良樹は、
1時間後、「錦水」で折枝に結婚を申し込む。
その後、今度は、佐久間からも結婚を申し込まれた折枝は、
先ほど、藤本さんから申し込まれたと聞かされる。
翌日、出社した佐久間は、
芸妓に興味がないなどと言っていた藤本が、
芸妓に結婚を申し込んだ不誠実さを責める。
良樹は、テニスコートで折枝こと道子に出会って以来、
彼女を探し求めていた事情を打ち明け謝罪する。
しかし、佐久間は、君が親友なので渡さないと言い放つ。
しかし、このことを息子から聞いた父親は猛反対し、
あの娘とのことは諦めてくれと頼む。
その後、折枝に会った父親は、
良樹は自分の息子であると打ち明ける。
お前との結婚の許しを求めて来た。
許してあげたいが、お前は良樹とは
腹違いの妹なのだと言うので、
それを知った折枝は泣き崩れてしまう。
その姿を観ながら、父親は報いだ…と肩を落とす。
その父親と折枝の元に、酔った良樹がやって来て、
許してくれなくても折枝を連れて家出をしますと申し出るが、
折枝は俺の隠し子だったのだと父親が告白すると、
たまりかねた折枝は父親に抱きつく。
その後、良樹は佐久間に手紙を送る。
そこには、折枝は可哀想な娘だ。君にかかっている。
折枝を頼むと書かれていた。
その頃、折枝は母親の墓参りをしていた。
恋をした罰なのでしょうか?…そう墓に問いかける折枝は、
すでに父親のことを許していた。
やがて、折枝は佐久間の元に嫁ぐ。
良樹から佐久間が受け取っていた手紙を
読ませてもらった折枝は、
実は良樹は自分の兄さんだったのですと教える。
それを聞いて全てを察した佐久間は、
必ず幸せにしてみせますと折枝に約束する。
良樹はイギリスに渡ることになり、
港に佐久間と折枝が見送りに来る。
東京の町並みがそんな彼らを見守っていた。
……



歌は心の走馬灯、
花に例えたあなたの歌を
 今さら聞いても仕方がないが
 何処に置いても飾っても
  歌は途切れて枯れてゆく……
  人生、絵模様、万華鏡…




東京行進曲
作詞:西條八十・作曲:中山晋平

昔恋しい 銀座の柳
仇(あだ)な年増(としま)を 誰が知ろ
ジャズで踊って リキュルで更けて
明けりゃ ダンサーの涙雨


初代コロムビア・ローズ & 三浦洸一



誰にだってあるんだよ、人には言えない苦しみが。
誰にだってあるんだよ、人には言えない悲しみが。
ただ、黙っているだけなんだよ、
言えば愚痴になるから……



時は絶えず流れ、
    今、微笑む花も、明日には枯れる






P R
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